ロシア株式市況: 2007年8月
8月31日(金)のロシア市場の動き
31日のロシア株式市場は、ブッシュ米大統領がサブ・プライムローン問題で、借り手支援策を講ずる意向を表明し、また、米国のインフレが沈静化を示しており、米公開市場委員会(FOMC)による利下げの環境が整ったことで、世界的な株高の流れを受け、大幅上昇。更に原油先物価格が3週間振りに74ドル/b台を回復した上、月末の化粧買いも加わって引けにかけて上昇幅を拡大した。エネルギー株と好業績期待から鉄鋼株が上昇を牽引した。MICEX指数は2.19%高の1677.02、RTS指数は2.10%高の1919.89で取引を終了。
ロシア市場引け後の米国株式市場は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、サブ・プライムローン問題の深刻化が個人消費と経済成長に与える打撃を抑えるため、「必要に応じて行動する」意向を表明したことでFF金利引下げへの期待が高まり上昇。一方NY原油先物市場は、米国立ハリケーン・センター(NHC)が31日中にも大西洋で熱帯性低気圧が発生する可能性があると発表したことで、メキシコ湾の石油施設に悪影響を及ぼすとの思惑から上昇、ほぼ一ヶ月振りに74ドル/b台で引けている。
金融市場が落ち着きを取り戻す中、徐々にリスク資産への投資が復活しつつある。米国の政府・中央銀行が足並みを揃えて問題に対応する姿勢を示したことに市場は好感している。今週は欧州中央銀行の理事会があり、利上げが見送られることになれば、その後のFRBの利下げへの期待が一段と高まろう。ただ市場はその両方を既にかなり織り込んでおり、期待が裏切られると金融市場の混乱が再現する懸念もある。
◆ロシア個別銘柄◆
ロスネフチ(ROSN)
「サハリン4」プロジェクトの試掘で原油と天然ガスの存在を確認したことを明らかにした、とインターファクス通信が報じた。試掘が行われた鉱区の権益は同社が51%、英石油大手BPが49%保有している。また以前延期していた大型起債計画(総額450億ルーブル規模)も明らかとなった。海外市場の混乱の余波で、ロシア国内での起債に切り替えた模様。この日は3.07%高の212.01ルーブルで取引を終えた。
ズベルバンク(SBER)
JPモルガン証券が同社株の調査を開始。投資格付けは"オーバーウエイト"、目標株価は4.64ドル(約120ルーブル)。31日は3.18%高の97.43ルーブルで取引を終えた。
ルクオイル(LKOH)
ドイチェ証券が同社株の目標株価を8.3%引き下げ、110ドル約(2822ルーブル)とした。投資格付けは"BUY(買い)"を維持。本日は1.45%高の1908.84ルーブルで取引終了。
ヴィムペル・コミュニケーションズ
ロシア第二位の携帯電話業者。第二四半期の純利益が3億5,900万ドル(約16億円)となり、市場予想3億2,200万ドルを上回った。同社CEOは今後数年2桁成長が続く、と自信を示す一方、今後も高水準の配当政策を続ける意向も表明した。同社は2006年から配当を開始し、純利益の40% に当る総額86億ルーブルの配当を実現している。
ポリュス・ゴールド(PLZL)
ロシア最大の産金業者。創業以来初めてとなる配当支払を行った。一株当り3.23ルーブルで総額6.13億ルーブル。31日は1.52%高の1027.67ルーブルで取引を終了した。
8月30日(木)のロシア市場の動き
30日(木)のロシア株式市場は小幅上昇。海外市場の流れを受け買い優勢でスタートしたが、ニューヨーク市場が信用コスト上昇及び景気減速懸念から軟調に推移したことでロシア株式市場も値を消す展開となった。MICEX指数は0.02%高の1641.06、RTS指数は0.48%高の1880.43で引けた。
米国株式市場は、ダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数が反落。リーマン・ブラザーズ・ホールディングスによる、信用コストの上昇で金融各社の利益が縮小する可能性があるとの指摘や、米住宅ローン第2位の連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)による、住宅市場の悪化継続見通しを嫌気。S&P500種株価指数終値は前日比6.12ポイント(0.4%)安の1457.64。ダウ工業株30種平均は50.56ドル(0.4%)下落の13238.73。ナスダック総合指数は2.14ポイント(0.1%)高の2565.3となった。
ニューヨーク原油先物相場は小反落。国際原子力機関(IAEA)が、イランのウラン濃縮レベルは高くなく、査察への協力姿勢も改善しているとの見解を示したため、売り優勢の展開。10月限は前日比15セント(0.2%)安の1バレル=73.36ドルで終了。年初からは20%上昇。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の銅先物相場12月限は、前日比0.4セント(0.1%)高の1ポンド当たり3.348ドル。30日発表の第2四半期の実質国内総生産(GDP)改定値が過去1年余りで最大の伸びを示したことを好感。同金先物は、ドル上昇に伴い代替投資としての金の需要が減少したとして下落。
◆ロシア個別銘柄◆
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
ロンドン市場でニッケルの3か月先物価格が1.4%上昇したことを受け、0.99%高の5564.43ルーブルで取引終了。尚、ニューヨーク市場の銅先物市場も堅調に推移。
マグニトゴルスク製鉄(MAGN)
ガスプロム(GAZP)に対し鋼板及び鋼管を供給することで合意に達したとの報道があったが、同社株価は0.64%安の27.125ルーブルで引け。
ロスネフチ(ROSN)
国際原子力機関(IAEA)によるイラン査察の見解発表後、原油価格が下落したことを受け同社株価も下落。0.65%安の205.69ルーブルで引け。
8月29日(水)のロシア市場の動き
29日(水)のロシア株式市場は、米サブプライム・ローン問題による信用収縮懸念から金融株を中心に両市場とも1%以上、下げる場面もあったが、米国市場開始後は徐々に値を戻し、MICEX指数は0.09%安の1640.78、RTS指数は0.3%安の1871.54で引けた。尚、取引総額は、RTSが4,447万ドル(約51億円)、MICEXが72億5,700万ドル(約8,380億円)。
米国株式市場は、28日に過去3週間で最大の下落を演じたが、29日は反発し大幅高。テクノロジー株主導でナスダック総合指数は2006年6月以来最大の上げ。原油相場の3週間ぶりの高値でエネルギー関連銘柄も上昇し、金融株は堅調。ダウ工業株30種平均は247.44ドル(1.9%)高の13289.29。ナスダック総合指は62.52ポイント(2.5%)高の2563.16。
ニューヨーク原油先物相場は、米エネルギー省発表の週間在庫統計で原油とガソリンの在庫が予想以上に減少したことを受け買いが優勢となり大幅反発。3週間ぶりの高値を付けた。原油先物10月限は前日比1.78ドル(2.48%)高の1バレル=73.51ドルで終了。原油相場は信用収縮による米景気の減速懸念から、今月に入り6%下落している。尚、1年前との比較では5.5%高。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)、29日の銅先物は、株式相場の上昇でサブプライム・ローン問題の懸念後退で反発。12月限は、前日比3.15セント(1%)高の1ポンド当たり3.344ドル。
◆ロシア個別銘柄◆
モスエネルゴ(MSNG)
UralSib Financial とAton Capitalは、ガスプロムが同社の少数株主から1株6.15ルーブルで同社株式を買い取るだろうと調査報告。ガスプロムは昨日、価格公表はせず市場管理者に買い取り計画書を提出したと発表。モスエネルゴ株は0.83%上昇し、6.05ルーブルで引け。
ポリュス・ゴールド(PLZL)
Renaissance Capitalが、同社株式を一連の信用収縮懸念による市場不振に対して、ディフェンシブ銘柄として推奨。株価は0.99%上昇し1021.21ルーブルで引け。
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
朝方1.9%安の場面もあったが、ニューヨーク市場で銅先物市場が反発したことを受け、値を戻し、0.08%安の5509.46ルーブルで取引終了。
ラズグリャイ・グループ(GRAZ)
ロシアのOTKRITIE Financialは、今後の成長が期待できるとして同社株式を買い推奨。目標株価を引上げ130ルーブル(5.06ドル)とした。尚、同社はロシアにおける農業関連の主要企業であり、マーケットシェアは米が約50%、砂糖11.7%、穀類10%。
石油関連株
ニューヨーク市場での原油先物価格上昇を受けエネルギー関連株が上昇。タトネフチ(TATN)は2.08%高の128.59ルーブル、ロスネフチ(ROSN)は0.26%高の207.03ルーブル、ガスプロム・ネフチ(SIBN)0.33%高の94.75ルーブルで取引終了。その他石油株も朝方より値を戻して引け。
お詫び:28日分市況の一部訂正について
28日の市況概況で、「売買代金は、ルーブル建て69.7億RUB(約310億円)、ドル建ては3,800万ドル(約43.5億円)を記録」と掲載いたしましたが、「取引総額は、MICEX 69.7億ドル(約7,945億円)、RTS 3,800万ドル(約43.5億円)を記録」と訂正させていただきます。
8月28日(火)のロシア市場の動き
28日(火)のロシア株式市場は、米国のサブプライム問題が国際的に波及し世界経済が減速するのではないかとの懸念から、米国やアジア市場が下落。その影響を受け終日軟調に推移した。 MICEX指数は0.85%安の1642.29、RTS指数は0.98%安の1877.10で取引を終了。出来高は、ルーブル建て69.7億RUB(約310億円)、ドル建ては3,800万ドル(約43.5億円)を記録。
米株式相場は大幅続落。消費者信頼感指数が2年ぶりに大幅低下。信用収縮で銀行の利益が圧迫されるというメリルリンチのアナリストによる指摘を嫌気して、この3週間で最大の値下がり。S&P500種株価指数採用の金融93銘柄はすべて下落。ダウ工業株30種平均は280.28ドル(2.1%)安の13041.85。ナスダック総合指数は60.61ポイント(2.4%)安の2500.64で引け。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物価格は、信用収縮の影響で米景気が減速するのではないかとの懸念から売り優勢。原油先物10月限は前日比24セント(0.33%)安の1バレル=71.73ドルで終了。1年前との比較では約1.7%の上昇。
尚、MSCIエマージング・マーケット指数は、一連の信用問題の拡大と経済成長の減速懸念などから7月23日の高値より9.4%下落。
鉄鋼・金属株の目標株価を引上げ
ロシアのATON CAPITALは、鉄鋼・金属関連株の目標株価を以下の通り引上げ。セヴェルスタリ(CHMF)26%(503ルーブル)、ノヴォリペック製鉄(NLMK)15%(91ルーブル)、マグニトゴルスク製鉄(MAGN)26%(31ルーブル)、メチェル(MTLR )45%(1,280ルーブル)。(1RUB=25.75ドルで換算)
8月27日(月)のロシア市場の動き
27日(月)のロシア株式市場は上昇。ズベルバンクの好決算などを材料に終日堅調に推移。MICEX指数は1.37%高の1656.32、RTS指数は1.66%高の1895.71で取引を終了。
米国株式市場は下落。金融株が最も軟調、朝方発表の7月中古住宅販売在庫が高水準となったこと、住宅ローン証券の需要減なども指摘され売り材料となった。ダウ工業株30種平均は56.74ドル(0.4%)安の13322.13。ナスダック総合指数は15.44ポイント(0.6%)安の2561.25で終了。出来高概算は11億株と、1日としては年初来最少。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)での原油先物相場は3営業日続伸。米国のガソリン在庫が4週連続で減少したとの思惑から買いが優勢、終値ベースで15日以来の高値。先物10月限は前週末比88セント(1.24%)高の1バレル=71.97ドルで終了。過去3営業日での上昇率は合計3.9%。1年前との比較では0.7%安。
◆ロシア個別銘柄◆
ズベルバンク(SBER)
同社は初めて国際会計基準での四半期決算報告を行なった。第1四半期の純利益は前年同期比34%増の268億ルーブル(10.4億ドル)と発表。株価は1.71%上昇し95.20ルーブルで引け。尚、7月23日の高値(113.05ルーブル)からは15%安。
スルグトネフチェガス(SNGS)
前日に引き続き、同社が政府管理下のエネルギー会社に買収されるのではないかとの思惑から急騰。6.53%高い32.484ルーブルで引け。尚、同社は合併、買収報道を否定。
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
銅相場の上昇などもあり同社株価は1.35%上昇し、5511.19ルーブルで取引終了。世界第2位の銅消費国である米国の需要拡大などを背景に、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の先週の銅相場は週間ベースで6.4%上昇。年初来上昇率は17%。
薬局チェーン36.6(APTK)
2007年第一四半期の国際会計基準による決算が市場予想より良かったことを受け、ロシアのRMG RESEARCHが買い推奨。目標株価を34%引上げ112ドル(1ドル=25.7ルーブルの場合、2,878ルーブル)とした。同社株価は0.36%安の2057.49で取引終了。
8月24日(金)のロシア市場の動き
24日(金)のロシア株式市場は小動きに終始。MICEX指数は前日比ほぼ変わらずの1634.01、RTS指数もプラス0.01%の1864.74で取引を終了。
米国株式市場は反発。新築住宅販売件数と耐久財受注額が市場予想を上回ったことを好感。ダウ工業株30種平均は142.99ドル(1.1%)高の13378.87。ナスダック総合指数は34.99ポイント(1.4%)高の2576.69で終了。尚、S&P500種株価指数は前日比16.87ポイント(1.2%)上げて1479.37で終了、週間ベースでは3月以来の大幅高。
ニューヨーク原油先物相場は続伸。午前発表の米経済統計が景気の強さを示す内容だったことから、バレル当たり1ドル以上と、今月に入って最大の値上がり。原油先物10月限は前日比1.26ドル(1.80%)高の1バレル=71.09ドルで終了。尚、原油相場は週間ベースでは1%下落、ここ1年間では1.8%下落。
◆ロシア個別銘柄◆
スルグトネフチェガス(SNGS)
Energy Intelligence Groupのレポートにより、2008年3月の大統領選挙前に政府管理化の石油会社に買収もしくは合併されるのではないかと伝えられ、2.19%上昇し30.494ルーブルで取引終了。
ズベルバンク(SBER)
第一四半期の純利益が34%増加し268億ルーブル(10.4億ドル)、4月1日時点での資産総額は3兆9,300億ルーブルと発表。同社株価は、米国のサブプライム・ローン問題がエマージング市場に拡大した影響もあり0.58%下落、93.6ルーブルで引け。
第5卸売電力(OGKE)
ロシア政府反独占局がイタリアのEnel SpA社に対し、すべての第5卸売電力株の取得を許可したため、10.64%急騰し3.962ルーブルで取引終了。
8月23日(木)のロシア市場の動き
23日のロシア株式市場は、世界的に信用不安が後退したことにより株式市場が堅調になったことで上昇して始まったものの、その後利食い売りに押され小幅上昇にとどまった。MICEX指数は0.07%高の1634.06、RTS指数は0.58%高の1864.59で取引を終了。
ロシア市場引け後の米国株式市場は、小幅下落。一時は破綻もささやかれていた米住宅金融大手が新規資金を獲得したことで市場に安心感が広がった。一方、昨日大幅高した素材株が反動で下落。NY原油先物市場は、信用不安が落ち着いたことで資金が再流入、69ドル/b台後半で終了し、時間外取引では70ドル/b台を回復した。
◆ロシア個別銘柄◆
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
世界的なレアメタル生産企業。格付け会社フィッチが同社の長期発行体デフォルト格付(IDR)を'BBB-'、格付け見通しを安定的と据え置いた。2007年はカナダのニッケル大手LionOre,第3卸売電力(OGKC)と大型買収が続いたものの、今後1年半ほどで借入金の減少が見込める、という。またフィッチは平均的なロシア企業と比較して企業統治の透明性、先進的な情報開示、株式の流動性比率の高さなどにおいて優れている、と指摘している。23日は2.10%高の5436.16ルーブルで取引を終えた。
ガスプロム・ネフチ(SIBN)
ガスプロムの石油生産子会社。ドイチェ証券が同社株の投資格付けを"HOLD"から"BUY(買い)"へ引上げた。23日の終値は1.37%安の93.16ルーブル。
セジモイ・コンチネント(SCON)
モルガン・スタンレー証券が同社株の調査を開始。投資判断は"EQUAL-WEIGHT(中立)"、目標価格は23.50ドル(約605ルーブル)。前日比0.58%高の647.77ルーブルで取引終了。
ノヴァテク(NVTK)
ロシア最大の独立系天然ガスメーカー。2007年第二四半期の純利益が42.2億ルーブル(約190億円)と20.5%増大。ただ、税負担増により市場予想を下回り、株価は下落。目標価格は16.50ドル。本日は1.95%安の125.85ルーブルで取引終了。
8月22日(水)のロシア市場の動き
22日のロシア株式市場は、昨日から一転、信用不安が和らいだことで金融株が買い戻され、上昇。MICEX指数は1.64%高の1632.99、RTS指数は1.82%高の1853.77で取引を終了。ロシア市場引け後の米国株式市場は、市場の混乱でしばらく聞かれなかった複数のM&A(企業の買収・合併)ニュースが伝わり、市場に安心感が広がったことで続伸。また資源大手BHPが世界的な信用収縮にもかかわらず、新興市場経済の主導で商品価格の上昇基調は変わらないとの見通しを示したことで素材株が大幅上昇した。債券市場では9月に0.5%のFF金利引き下げ期待を織り込んでいたが、0.25%引き下げ期待に後退したことで相場は下落した。一方NY原油先物市場は、米週間石油在庫統計で原油在庫が予想外の増加を示したことで続落、69ドル/b台前半で引けている。NY天然ガス先物は11ヶ月ぶりの安値を更新した。
◆ロシア個別銘柄◆
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
世界的なレアメタル生産企業。証券大手ゴールドマン・サックスが調査レポートの中で、来月発表予定の今年第二四半期の決算内容が極めて強い内容になる、と予想している。22日は2.57%高の5324.13ルーブルで取引を終えた。
ロシア統一電力システムズ(EESR)
ドイチェ証券が同社株の投資格付けを"BUY(買い)"とした。目標株価は1.61ドル(約41.46ルーブル)。21日の終値は0.40%安の32.973ルーブル。
ロスネフチ(ROSN)
クレディ・スイス証券が同社株の目標価格を10.10ドル(約260ルーブル)に引上げた。投資判断は"HOLD(中立)"に据え置いている。前日比1.81%高の207.43ルーブルで取引終了クレディ・スイス証券が同社株の目標価格を10.10ドル(約260ルーブル)に引上げた。投資判断は"HOLD(中立)"に据え置いている。前日比1.81%高の207.43ルーブルで取引終了
チェリャビンスク亜鉛(CHZN)
ロシアの証券会社トロイカ・ダイアロクが同社GDR(普通株0.1株に相当)の投資判断を"HOLD(中立)"から "BUY(買い)"に引上げた。目標価格は16.50ドル。本日は最後に取引があった先週末比6.88%安の118.0ドルで取引終了。
8月21日(火)のロシア市場の動き
21日のロシア株式市場は、原油先物価格下落に加え、金融株が売られて続落。主要銘柄であるズベルバンクの今年7月までの純利益が前年比15%増に留まったことで同社株が急落、指数を押し下げた。MICEX指数は0.95%安の1606.62、RTS指数は1.70%安の1820.65で取引を終了。
ロシア市場引け後の米国株式市場は、米上院銀行住宅都市委員会のドッド委員長がバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長とサブプライム住宅ローン問題について会談し、議長が金融市場安定に向け「すべての手段」を行使する意向を表明した。これを受け、市場に安心感が広がり上昇。ただ先週の公定歩合引き下げ以降初めてとなるFRB関係者の発言として注目された、ラッカー・リッチモンド連銀総裁は市場の反応について判断するのは時期尚早として、早期利下げに慎重な姿勢を示した。また米国債貸出制度の利用基準を緩めたことから、13日以降低下を続けていた米短期政府証券(TB)利回りは急上昇(価格は下落)、2000年以来の上昇幅を記録した。一方NY原油先物市場は、大型ハリケーンが石油施設の集中する米国本土を逸れ、勢力も衰えたことで急落、69ドル/b台で引けている。NY天然ガス先物は11ヶ月ぶりの安値まで下落した。
◆ロシア個別銘柄◆
ズベルバンク(SBER)
2007年7月までの純利益(ロシア会計基準)が前年比15%増の584億ルーブル(約2,578億円)となった、とインターファックス通信が伝えた。市場関係者の中で失望感が広がり、同社株は大幅に下落した。21日は3.12%安の90.91ルーブルで取引終了。
チェリャビンスク鋼管(CHEP)
ドイチェ証券が同社株の投資格付けを5.70ドルに引上げた。投資格付けは"BUY(買い)"。本日は最後に取引があった先週末比0.24%安の4.11ドルで取引終了。
薬局チェーン36.6(APTK)
ロシアの証券会社メトロポールが同社の調査を開始。投資格付けを"BUY(買い)"とした。目標株価は94.50ドル(約2,448ルーブル)。21日の終値は1.46%高の2039.95ルーブル。
カリーナ・コンツェルン(KLNA)
化粧品製造・販売会社。ロシア及びヨーロッパ全土において傘下の独Dr.Schellerブランドで美容サロンを展開する計画が明らかとなった。第一号店は今月にもロシアのエカテリンブルクにオープンする。2008年末までに100店舗、更に今後5年以内に1,000店舗の展開を目指す。ロシアでは経済成長の拡大に伴って、化粧品市場は昨年年率14%の成長を遂げている。21日は3.70%安の1016.00ルーブルで取引を終了した。
8月20日(月)のロシア市場の動き
20日のロシア株式市場は、先週末の急激な上昇の反動で反落。世界的な金融市場の動揺による銀行セクターの損失懸念で銀行株が下げを主導した。MICEX指数は0.97%安の1621.98、RTS指数は0.46%安の1852.15で取引を終了。
ロシア市場引け後の米国株式市場は、乱高下の末小幅上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)議長と財務長官が21日にも金融市場の波乱対応策を上院銀行委員長と協議することが明らかとなり、当局による追加支援策への期待が高まった。米国市場は依然リスク回避志向が鮮明になっており、国債市場に資金が集中、特に短期政府証券(TB)利回りは1987年のブラックマンデー翌日以来最大の下げ幅(価格は上昇)となった。一方NY原油先物市場は、大型ハリケーンが石油施設の集中する米国本土を逸れる観測が高まり下落、71.ドル/b台前半で引けている。NY天然ガス先物市場は同じ要因により約4年振りの下落を記録した。
◆ロシア個別銘柄◆
ガスプロム(GAZP)
非政府系天然ガス生産業者向けパイプライン使用料を来年から20%引上げる計画をインターファックス通信が伝えた。今年は3月1日より15%の値上げを実施している。また政府による天然ガス料金自由化計画に沿ってロシア国内の天然ガス卸売価格を来年から25%引上げるよう政府に働きかける。20日は0.46%安の262.27ルーブルで取引終了。
メチェル(MTLR)
ドイチェ証券が同社ADR(普通株3株に相当)投資格付けを"HOLD(中立)"から"BUY(買い)"に引上げた。目標株価は43ドル。また同社は一株当り19.7ルーブルの配当金支払開始を明らかにした。本日は12.10ドルでの取引があったのみ。
ウィム・ビル・ダン食品(WBDF)
クレディ・スイスが同社の調査を開始。投資格付けを"OUTPERFORM"とした。目標株価は119.50ドル(約3,080ルーブル)。レポートの中でブランド力、幅広い商品構成による優位性を指摘している。20日の終値は3.67%安の1917.84ルーブル。
レベディンスキー(LEKZ)
クレディ・スイスが同社の調査を開始。投資格付けを"Newtral(中立)"とした。目標株価は107ドル(約2,758ルーブル)。同社株の30% 強を保有する大株主ボルツォフ氏は米飲料大手ペプシコへの株式売却を否定した。ロシア紙コメルサントは今月13日にペプシコが同社株の76%を15億ドル(約1,725億円)で買収する計画を伝えていた。20日は1.88%安の2349.98ルーブルで取引を終了した。
8月17日(金)のロシア市場の動き
17日のロシア株式市場は、アジア株式市場が急落した流れを受け下落したものの、引け際に米公開市場委員会(FOMC)が公定歩合を引き下げたことを市場が好感、急反発し前日比大幅上昇した。MICEX指数は2.40%高の1637.81、RTS指数は2.40%高の1860.70で取引を終了。場中には米証券大手モルガン・スタンレーがロシア株を"equal weight"から`Overweight'に格上げしたことが伝えられた。同社アナリストはレポートの中で、「ロシア株はバリュエーション面で割安だ。」と述べ、モバイル・テレシステムズ(MTSS)、ノリリスク・ニッケル(GMKN)などを推奨している。グローバルな投資家のベンチマークとなるMSCIロシア・インデックスは年初来9.2%下落しているのに対し、新興国市場全体を示すMSCIエマージング・マーケット・インデックスは同3.8%上昇していた。
ロシア市場引け後の米国株式市場は、寄り付き前に公定歩合引き下げが伝えられ、FRBが更にその声明の中で「状況を監視し、必要に応じて行動する用意がある」と表明し、政策金利であるFF金利引き下げの可能性を示唆したことで市場に安心感が広がり、S&P500種株価指数は過去4年間で最大の上昇を記録した。一方NY原油先物市場は、大型ハリケーンがメキシコ湾岸の石油施設に接近しつつあることに加え、米国の利下げにより、世界的な景気のスローダウン懸念が薄れたことで反発。71.98ドル/bで引けている。
◆ロシア個別銘柄◆
ガスプロム(GAZP)
米証券大手メリルリンチが調査レポートの中で買い推奨。目標株価は15ドル(約387ルーブル)。またガスプロム、伊エネルギー大手ENI主導で進められているロシア-イタリア間の天然ガスパイプライン計画への協力を、オーストリアのエネルギー大手OMVがロシア政府に打診したとオーストリア紙Salzburger Nachrichtenが伝えた。OMVは別途中央アジアからヨーロッパ向けの天然ガスパイプライン計画を進行中だが、OMVは需要が堅調なことから両計画は競合しない、としている。1.99%高の263.48ルーブルで取引終了。
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
買収したLionOreが権益を持つ南アフリカNkomati鉱山のニッケル生産を4倍に拡大する意向を明らかにした。本日は1.78%高の5197.44ルーブルで取引を終えた。
レンエネルゴ(LSNG)
フィンランドのエネルギー大手フォータムが所有するレンエネルゴの株式(発行済み株式の30%強)を総額2億9,500万ユーロ(約4,543億円)で売却したと発表。売却による利益は2億3,000万ユーロ(約3,542億円)。買い手はVTB銀行、I.D.E. Electricity Distribution、ロシア統一電力システムズ(EESR)。ロシア政府は同社及びサンクト・ペテルブルグに拠点を持つ第一地域電力(TGKA)を戦略企業と位置付け、海外資本による支配に制限を設けていた。17日は1.72%安の41.00ルーブルで引けた。
アエロ・フロート・ロシア航空(AFLT)当社非取扱銘柄
エアバスとボーイングから44機を最大58億ドル(約6,635億円)で購入する、と同社取締役が明らかにした。購入は9月4日の株主総会で決議される。購入計画に反対の株主に対し一株、58.85ルーブルで買い取る案を提示。またこの日ドイツ最大の銀行ドイチェバンクがロンドンの子会社を通じ同社株の持ち株比率を1.8%から8.8%に引上げたことが明らかとなった。17日は0.14%安の68.95ルーブルで取引を終了。
8月16日(木)のロシア市場の動き
16日のロシア株式市場は、世界的な株安の流れが止まらず、三日続落。MICEX指数は2.46%安の1599.39と節目の1600を割り込んだ。MICEX指数構成銘柄30社のうち29銘柄が下落。RTS指数は3.53%安の1820.30で取引を終了。新興国市場のベンチマークであるMSCIエマージング・インデックスは5.64%の下落となって今年最大の下げ幅を記録した。
ロシア市場引け後の米国株式市場は、信用不安に加え、発表された経済指標が弱いことで、ダウ工業株平均は一時前日比300ドル超の下げとなった。その後市場関係者から利下げ観測が台頭し、今回の株安の引き金となった証券大手ベア・スターンズ株が大幅高となったことで、これまで売り込まれていた金融セクターが大幅上昇、値下がり分をほぼ帳消しにして引けている。一方NY原油先物市場は、株式市場での損失を補うために原油先物市場で売りが出ている、との見方から大幅下落、71ドル/b台で引けている。リスク資産投資からの撤退の動きは他の商品市場にも波及、銀と銅、コーヒー相場が急落し、商品先物の指標であるCRB指数が過去50年で最大の下げとなった。為替市場ではこれまでの円売りポジションが巻き戻され、ドル円は昨年6月以来となる112円台を一時つけた。
◆ロシア個別銘柄◆
ガスプロム・ネフチ(SIBN)
ガスプロムの石油部門子会社。サハリンのLopukhovsky油田の権益が2010まで延長された。Lopukhovsky油田は3500平方キロに及び、石油と天然ガスを1億トン埋蔵していると見られる。今年5月に地下資源利用局は同社が数々の違反行為を犯している、として更新を拒否していた経緯がある。本日は2.73%安の30.154ルーブルで取引終了。
チェリャビンスク鋼管(CHEP)
ドイチェ証券が目標株価を5.70ドルに引上げた。投資判断は「買い」に据え置いている。16日は1.66%安の4.15ドルで引けた。
ヴィムペル・コミュニケーションズ(VIMP)
携帯電話大手。インターファックス通信によると、同社は2008年末までに、ロシア及びCIS諸国全域にサービスを拡大する。そのために妥当な価格での買収案件があれば積極的に進める姿勢を示した。同社は過去4年間で12社を買収している。16日はRTSでの取引は成立しなかったが、NY上場のADR(普通株0.25株に相当)は4.16%安の95.25ドルで取引を終了。
8月15日(水)のロシア市場の動き
15日のロシア株式市場は、米国株式相場下落に端を発した、世界的な株安の流れを受け大幅に続落。MICEX指数は2.22%安の1639.68、RTS指数は2.02%安の1886.83と節目の1900を割り込んで取引を終了。MICEX指数は構成する30銘柄全てが下落し、全面安の展開となった。
ロシア株式市場引け後の米国株式市場は、米住宅金融最大手企業が経営破たんに陥る可能性があるとの観測が広がり続落し、S&P500種株価指数はついに年初来の上昇分を帳消し。株式市場には不安心理が台頭し、特に住宅関連株には一部でパニックを指摘する向きがあるものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーはサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題が実体経済に悪影響を与えている兆候はなく、「何らかの大災害が起こらない限り、FOMCが次回会合前に決定を行う必要はない」と述べ、緊急利下げの可能性を明確に否定した。一方NY原油先物市場は、熱帯性暴風雨「ディーン」がハリケーンに発達し、メキシコ湾岸地域の石油生産施設に被害が出るとの見方が高まり、続伸。73ドル/b台で引けている。
◆ロシア個別銘柄◆
スルグトネフチェガス(SNGS)
14日に発表された第二四半期の業績に関し、UBSとTroika Dialogが否定的な見方を示し、下落した。Troika Dialogは調査レポートのなかで「目立った生産拡大もないままに、経費が著しく増大している」と述べた。本日は2.73%安の30.154ルーブルで取引終了。
ガスプロム(GAZP)
インターファックス通信によると、傘下の銀行ガズプロム・バンクが2008年の株式公開に向け投資銀行と協議に入った。ロシアとロンドンの取引所で新規公開(IPO)を実施して約10億ドル(約1,165億円)を調達する予定。また独エネルギー大手イーオンCEOは自社の英国などの天然ガス施設とガスプロムの保有するYuzhno-Russkoyeガス田の権益を交換する交渉に入った、と語った。15日は1.98%安の264.32ルーブルで引けた。
ヴィンペル・コミュニケーションズ(VIMP)
GSM(第二世代携帯電話の方式)入札のやり直しが公表された。反独占当局は既存業者が優先的に落札しているとの同社の不服申立てを認める裁定を下していた。15日は0.30%安の76.39ルーブルで取引を終了。
マグニトゴルスク製鉄(MAGN)
ロシア第三位の製鉄会社。トルコの石炭業者Atakas Group傘下の製鉄会社MMK Atakas Metalurji Sanayiの50%プラス1株を取得し、同国での事業拡大を図る。買収価格等の詳細は不明。15日は3.03%安の27.169ルーブルで取引終了。
8月14日(火)のロシア市場の動き
14日のロシア株式市場は、昨日からの買戻しの動きで続伸して始まった。しかし取引時間中にスイスの金融大手UBSが決算発表の中で、世界的な金融市場の動揺の影響により今年下半期の業績が前年比マイナスになるとの見通しを発表したことで、市場に不安心理が台頭、下落に転じた。MICEX指数は0.19%安の1676.85、RTS指数は0.10%安の1925.79で終了。
ロシア株式市場引け後の米国株式市場は、小売り最大手ウォルマート・ストアーズの利益見通し引き下げや、ファンドの解約停止が続いていることが伝えられ、続落。UBS、ウォルマートのニュースは、サブプライム・ローン問題が実際の企業業績・景気動向に具体的な悪影響を及ぼしつつあるとの不安心理を高めている。一方NY原油先物市場は、上昇。今年初めて熱帯暴風雨の影響によりメキシコ湾の石油生産施設やパイプラインに被害が出るとの見方が高まり、72ドル/b台で引けている。
◆ロシア個別銘柄◆
第五卸売電力(OGKE)
イタリアの有力紙Corriere della Seraによると、伊エネルギー大手Enelが今年末までに同社買収の計画があることが明らかになった。Enelは現在同社株を29.9%保有しており、70%まで高める、という。残りの30%はロシア政府保有。今月31日にも同社がEnelから3名の取締役を受け入れることを発表する見通しも示された。この日は0.45%安の3.961ルーブルで取引を終了。
ガスプロム(GAZP)
米国預託証券(ADR)の比率が15.23% となったことが明らかになった。これまでは4.42%と公表されていた。現在の条件だと最大35%まで拡大する余地がある。14日は0.56%安の269.66ルーブルで取引終了。
ズベルバンク(SBER)
証券大手ゴールドマン・サックスが目標株価を8.2%引き上げ4.51ドル(約115.5ルーブル)とした。投資判断は`NEUTRAL' (中立)に据え置いている。0.58%安の96.87ルーブルで引けた。
ロスネフチ(ROSN)
ロシアの証券会社ウラルシブが目標株価を52%引き上げ14ドル(約359ルーブル)とした。14日は0.47%安の209.06ルーブルで引けた。
ノヴォリペツク製鉄(NLMK)
ドイチェ証券が投資判断を`HOLD'から'BUY'(買い)に引上げた。目標株価は3.5ドル(約90ルーブル)に据え置いている。14日は0.30%安の76.39ルーブルで取引を終了。
VTB銀行(VTBR)当社非取扱銘柄
同行のIPO主幹事を務めたゴールドマン・サックスのアナリストが先週同行を売り推奨したことについて、ゴールドマンのCEOが謝罪したことを明らかにした。5月の同行IPOは``people's IPO.''(庶民向けIPO)と呼ばれ、2月にはプーチン大統領も「安定的な投資」とコメントした経緯がある。14日は1.72%安の0.1259ルーブルで取引終了、公開価格からの下落幅は7.3%となり、上場来安値を更新した。
8月13日(月)のロシア市場の動き
13日のロシア株式市場は、米欧を中心とした各国の中央銀行が流動性供給を拡大した結果、信用収縮の動きが一時的に収まったことで、買戻しの機運が高まった。そんな中、スルグトネフチェガスがガスプロムの子会社によって買収される、との憶測から急上昇し、指数を押し上げた。MICEX指数は2.18%高の1680.03、RTS指数は1.60%高の1927.63で終了。
ロシア株式市場引け後の米国株式市場は、もみ合いの後小幅続落。米連邦準備理事会が連日、市場へ流動性を供給したことで、安心感が一部で広がる一方、サブプライム(信用力が低い借り手向け)住宅ローン会社の新たな経営破たんや証券大手ゴールドマン・サックス・グループが傘下の株式ヘッジファンドに約20億ドル(約2365億円)の新規資金を注入すると発表したことで、問題の拡大を不安視する向きもある。
NY原油先物市場は、小幅反発。世界の主要中央銀行による資金供給が商品市場でも安心感につながった。71ドル/b台後半で引けている。
◆ロシア個別銘柄◆
スルグトネフチェガス(SNGS)
ガスプロムの子会社によって買収される、との憶測で急進。同社広報は噂を否定している。市場では15日にも発表される第二四半期の業績への期待も高まっており、同社株はこの2日で7%ほど上昇している。本日は4.90%高の30.477ルーブルで取引終了。
ガスプロム(GAZP)
ロシア・コメルサント紙によると同社は、ロシア統一電力システムズ(EESR)傘下のFederal Grid Co.株を第二卸売電力(OGKB)及びモスエネルゴ(MSNG)と株式交換が可能となる見通しとなった。同社は現在ロシア統一電力システムズ株の10.5%を保有しており、ロシア統一電力システムズ解体後、傘下のFederal Grid Co.株8%を保有することになる。今回それを第二卸売電力株とモスエネルゴ株、各3%と交換するというもの。13日は1.71%高の271.18ルーブルで取引終了。
ロシア統一電力システムズ(EESR)
傘下の13社の地域電力販売会社(地域電力会社とは異なる)株の入札日程を公表した。9月18日に7社、翌19日に残り6社の入札を行い、総額2億4,000万ドル(約283億円)を調達する予定。13日は1.72%高の34.632ルーブルで引けた。
中央テレコム(ESMO)南テレコム(KUBN)
ロシア・コメルサント紙によると、ロシアの投資ファンドProsperity Management Capitalが、中央テレコムと南テレコムの持ち株率をそれぞれ9.8%と4.7%に引上げた。ファンドの運用責任者によると将来的に両社株式を売却する可能性はあるものの、現在具体的な売却話はないとしている。中央テレコムは0.51%高の24.50ルーブル、南テレコムは4.91%高の4.786ルーブルで引けている。
薬局チェーン36.6(APTK)
ロシアの証券会社ルネッサンス・キャピタルが目標株価を32%引き上げ100ドル(約2,553ルーブル)とした。今後業務拡大に向け、150万株の増資を行う予定という。13日は0.77%高の2166.55ルーブルで引けた。
8月10日(金)のロシア市場の動き
10日のロシア株式市場は、世界的なリスク資産離れの動きが強まる中、続落。MICEX指数は1.92%安の1644.13、RTS指数は2.16%安の1897.20で終了。前日に続いて米欧を中心とした各国の中央銀行は流動性供給を拡大、市場の懸念の払拭に努めている。ロシア株式市場引け後の米国株式市場では、大手金融機関の損失拡大懸念や住宅ローン大手が住宅ローン市場の混乱により利益が損なわれる可能性があり、また住宅ローンの原資調達が困難になっていることを明らかにしたことから、寄り付きから大幅下落した。その後、米連邦準備制度(FRB)は、同時多発テロ時を上回る規模の資金供給を実施、金融市場の「秩序ある機能を促す」ため、「必要に応じて」さらに供給する姿勢を明らかにしたことから、株式相場は下落分をほぼ戻して引けている。一方NY原油先物市場は、国際エネルギー機関(IEA)が月報の中で、2007年10-12月期の世界石油需要見通しを下方修正したことから、今後世界的に景気が鈍化し、石油需要が減退する、との見方が広がり、小幅下落して71ドル/b台で引けている。サブ・プライムローン問題に端を発した、世界的なリスク回避の動きが今週一気に広がり、金融市場を混乱させた。ファンド解約・資産売却の動きや新たな損失発覚など今後も予断を許さないが、世界の中央銀行が流動性供給で足並みを揃えたことで、市場が徐々に落ち着きを取り戻すことが期待される。
◆ロシア個別銘柄◆
ガスプロム(GAZP)
今年の冬が暖冬であったことから2007年の売上見通しを10%引き下げ、2兆3,100億ルーブル(約10兆7,400億円)とした。また同社取締役会は今年の総投資額をロシア会計基準で7,795億ルーブル(約3兆6,200億円)とする計画を承認した。うち3,355億ルーブル(約1兆5,600億円)をパイプライン建設などの設備投資に、4,440億ルーブル(約2兆600億円)をサハリン・エナジーやモスエネルゴなどの買収資金に当てる。本日は1.83%安の266.61ルーブルで取引終了。
ルクオイル(LKOH)
モスクワ入りしているイラク石油相によると、同社が旧フセイン時代に交わした石油開発権の失効に同意した。イラクでは早くて9月にも新エネルギー法が施行される予定。交渉の席で同社CEOは、契約の見直しと提携先であるコノコ・フィリップスとの共同事業での開発を提案。2.22%安の1917.235ルーブルで取引を終えた。
第5地域電力(OGKE)
イタリアのエネルギー大手Enelが主要株主に名を連ねている同社は、GDR発行に関するロシア当局の認可を得て、海外での上場準備に入った。最大で発行済み株式数の20% がGDRとして取引される予定。10日は1.68%安の3.97ルーブルで引けた。
8月9日(木)のロシア市場の動き
ロシアの株式市場は米国の信用市場における損失拡大を懸念して、2週間で最大の下落。危険度の高い新興市場への投資意欲を減退させた。RTS指数は2.43%安の1939.00、MICEX指数は2.84%安の1676.36で取引終了。MICEX指数採用30銘柄全てが値下がり。下げの主役はズベルバンク(SBER) 、ポリュス・ゴールド(PLZL)、ノリリスク・ニッケル(GMKN)。フランス最大の銀行であるBNPパリバは、米国のサブプライムによる抵当証券市場総崩れにより資産評価が困難になったため、3投資ファンドの引出しを停止。一方モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルのエマージング・ファンド指数は0.2%下落。ヨーロッパの投資信託閉鎖に関するニュースにより、ロシア株式の上昇が阻害されているとの見方が出ている。
◆ロシア個別銘柄◆
ズベルバンク(SBER)
MICEX取引所で3.4%下落し99.08ルーブルで取引終了。
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
ロシア最大の炭鉱会社である同社株式は4.5%下落。ロンドン商品取引所でニッケル価格が1メートルトンあたり2万7000ドル(-3.9%・直近10カ月の最安値)に下落したため、ロンドン市場で4.5%下落し220ドルで取引終了。
ポリュス・ゴールド(PLZL)
ロロシア最大の金の生産者である同社は、6.3%下がり1,065.03ルーブルで取引終了。ZAO Alrosaの議長(ロシアの蔵相でもある)アレクセイ・クドリンは、国営ダイヤモンド会社が同社株式を購入する件に関して論評するのは時期尚早と言及。先週、同社の株式は9.6%上昇していた。
ガスプロム・ネフチ(SIBN)
モスクワのエートン・キャピタルが同社株の評価を「ホールド」から「売り」推奨に変更したため、3.3%下落し101.58 ルーブルで取引終了。
薬局チェーン36.6(APTK)
ロシアで最大のドラッグストアネットワークを持つ同社株は、0.6%上昇し、2,155ルーブルで取引終了。新店効果により上半期売上が77%伸びたとの会社発表による。
8月8日(水)のロシア市場の動き
8日のロシア株式市場は、世界の主要市場の値上がりの影響を受けてここ4週間で最大の上げとなりました。ガスプロム・ルクオイル等のエネルギー関連銘柄が上昇のリード役でした。RTS指数は1.82%高の1987.25、MICEX指数は1.96%高の1725.32で取引終了。アジア株式は 8週間の安値からリバウンドし、またヨーロッパ株式も、FRBが昨日世界中で株式売却の起因となったサブプライムのデフォルト問題の嵐は過ぎ去ったであろうと発言したため、リバウンドしました。
◆ロシア個別銘柄◆
ガスプロム (GAZP)
ロシアの天然ガス輸出独占企業である同社は、12億5000万ドルの30年債を発行しました。情報筋の話では、7月26日の計画では、米国財務省証券(30年物)より225ベーシス・ポイント高い利回りで発行する予定でした。ガスプロム株は、2.6パーセント上昇し279.81ドルで取引を終了しました。
ポリュス・ゴールド(PLZL)
世界第2位のダイヤモンド製造者であるZAO Alrosa社は、同社発行済み株式総数の25パーセント+1株を取得するかもしれないとインターファックスが報道。ポリュス・ゴールド株は、1.1パーセント上昇し、1136.28ルーブルで取引を終了しました。
8月7日(火)のロシア市場の動き
7日(火)のロシア株式市場は反発。UralSib Financial Corp.が固定電話会社への株式投資を勧めたことや非鉄金属市場の好況などを材料に終日堅調に推移。MICEX指数は0.16%高の1692.10、RTS指数は0.36%高の1951.80で取引を終了。米国株式市場は金融株、エネルギー株、公益事業株を中心に続伸。連邦公開市場委員会(FOMC)が金利据え置き決定後に発表した声明で、米景気見通しについて前向きな見解を示したことも好材料。ダウ工業株平均が35.52ドル(0.3%)高の13504.3ドル、ナスダック総合株価指数は14.27ポイント(0.6%)高の2561.6で終了。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)での原油先物相場9月限は、前日比ほぼ変わらず36セント(0.5%)高の1バレル72.42ドル。8日発表予定の週間在庫統計では、ガソリン在庫の3週連続増加が示されると予想。
◆ロシア個別銘柄◆
ウラル通信情報(URSI)
モスクワのUralSib Financial Corp.は、ウラル通信情報が前日に発表した上期の決算報告後、同社株式を「ホールド」から「買い」へと推奨変更。同社株式は2.05%上昇し、1.541RUBで引け。
ヴォルガテレコム(NNSI)
モスクワの Metropol 社は、同社の携帯電話事業が今後期待できるとし、目標株価を17%引き上げ10.74ドル(273RUB)とした。同社株式は、1.82%上昇し128.89RUBで引け。
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
ロンドンのNomura International Plc,のアナリストは、新興国(特に中国)が米国に取り代わり、世界的にも引き続き堅調な需要が予測される商品需要の主要国となったことを背景に、安値圏での同社株式購入を推奨。7日の株価は、0.17%安い5426.99RUBで引け。
その他銘柄
ジュースなどの食品製造会社であるレベディンスキー(LEKZ)は、2.25%高い2500RUBで引け。バルチカ・ビール(PKBA)は上半期の決算報告期待で2.03%上昇し1268.34で引け。
弊社取扱銘柄以外
VTB銀行(VTBR)
同社株式は5月の上場来安値を記録し、1.2%下落の13.36コペイカで取引終了。ゴールドマン・サックスは、同社株式について潜在的な利益成長分はすでに株価に織り込み済みとして売り推奨、ズベルバンク(SBER)は中立としている。
8月6日(月)のロシア市場の動き
6日のロシア株式市場は、アジアとヨーロッパ市場の低下の影響を受けて下落。ガスプロム・ルクオイル・ノリリスク・ニッケル等の銘柄の下落により、RTS指数は1.32%安の1944.73、MICEX指数は1.44%安の3209.09で取引終了。米国の抵当証券市場下落の影響で、経済成長が縮小して金融コストが上昇するという懸念が高まり、ヨーロッパとアジアの株式市場は値下がり。原油価格はOPECの原油生産増加予測及び米国経済の成長鈍化見通しから下落。9月限月物はニューヨークで3.42%下落し、72.06ドルで取引終了。モスクワのアルファ銀行アナリストの調査報告によると、信用市場に対する懸念が増幅し、これまで良好だと考えられていた市場のファンダメンタルに変化が起こるのではないかという不安がでてきている。
◆ロシア個別銘柄◆
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
ロンドン市場でのニッケル価格下落(約0.6%)を嫌気し、1.43%安の5436.38ルーブルで取引を終えた。
ズベルバンク(SBER)
ロシア最大の銀行。株式分割による流動性増加を好感し、先月急騰した反動で、1.79%安の100.57ルーブルで取引を終終了。
8月3日のロシア市場の動き
3日のロシア株式市場は、ガスプロムによるベラルーシへの天然ガス供給停止の事態が回避されたことによる安心感から小幅続伸。MICEX指数は0.19%高の1715.47、RTS指数は0.72%高の1970.75で終了。 ロシア株式市場引け後の米国株式市場では、住宅市場の不振による景気減速と銀行の収益悪化懸念から大幅下落、S&P500種株価指数は2003年以降で最大の下げとなった。7月米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びがアナリスト予想を下回り、S&Pが、住宅ローン担保証券(MBS)の価格下落により、証券大手ベアー・スターンズの利益下落懸念から、同社格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げたことも下げを加速した。一方NY原油先物市場は、米景気が鈍化し、ガソリンやその他燃料需要の低下懸念により、急反落して75ドル/b台で引けている。サブ・プライムローン問題が実体経済に与える影響は限定的、との見方は根強いものの、金融機関に与える損失を見極めることが出来ない現状では、今週も神経質な相場動向となろう。
◆ロシア個別銘柄◆
ガスプロム(GAZP)
ベラルーシが未払い天然ガス料金の相当部分を支払った、として同国へのガス供給継続が決まった。同社は欧州が消費する天然ガスの4分の1を供給しており、うち20%がベラルーシ経由となっている。本日は1.40%高の277.087ルーブルで取引終了。
ロシア統一電力システム(EESR)
同社の親会社に当る、RAO UES Holding の2006年純利益が前年比45%増と発表。資産売却益と子会社による配当収入が寄与した。また電力の輸出入を手がける、Inter RAO UESも2006年純利益が前年比4% 増の7,660万ユーロ(約125億円)になったことを発表。
0.58%安の34.785ルーブルで取引を終えた。
セヴェルスタリ(CHMF)
ロシア最大の製鉄会社。先月に続き小型製鉄所建設計画に基づき5億ドル(約590億円)を投資すると発表。主に建設資材向けに年間100万トンの生産を目指す。シティ・グループは先日、小型製鉄所建設計画は、ロシア国内の需要増と価格支配力に対する自信の表れ、として同社の目標株価を25%引上げている。3日は0.31%安の445.06ルーブルで取引を終了。
セヴェルスタリ自動車(SVAV)
同社の子会社OAO ZMZ-Bearingsを日本のベアリング大手、大同メタル工業が2,000万ドル(約23億6,000万円)で8月にも買収すると発表。ZMZ-Bearingsはその名の通り、ベアリング製造のほか、アルミ・バイメタル部品の製造も手がける。前日比4.57%高の1,014.32ルーブルで引けた。
マグニトゴルスク製鉄(MAGN)
ロシア第3位の製鉄会社。主にロシア南部で展開する鉄鋼保管業者OAO Bashmetallopttorg株の26% を取得すると発表。取得金額は明らかにしていない。3日は2.49%高の29.492ルーブルで取引を終了。
8月2日のロシア市場の動き
2日(木)のロシア株式市場は反発。MICEX指数は1.13%高の1712.20、RTS指数は0.53%高の1956.61で取引を終了。 米国株式市場も好決算や住宅株の上昇を好感し続伸。ダウ工業株平均が100.96ドル(0.8%)高の13463.33ドル、ナスダック総合株価指数は22.11ポイント(0.9%)高の2575.98で終了。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)での原油先物相場9月物は反発。在庫減観測で一時最高値に接近77.44ドルをつけたが、結局0.43%高の1バレル76.86ドルで終了。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の銅先物9月限は、株安が商品相場に波及するとの懸念が再燃し、0.3%安の1ポンド=3.573ドルで引け。年初来ではなお24%の上昇。一方、ニューヨーク金先物相場12月限は、ドルが対ユーロで軟化し代替投資としての金の需要喚起期待で一時は0.5%上昇。結局、0.1%上昇し1オンス=676.60ドルで終了。
◆ロシア個別銘柄◆
ロシア統一電力システム(EESR)
クレディスイス・グループが同社株式を「買い推奨」、目標株価を46.08RUBとしたことを好感し1.55%高の34.987RUBで引けた。同社株はこの3週間で4.5%下落していた。
ガスプロム(GAZP)
ガスプロムはベラルーシに対し、債務返済を行なわない場合にはガス供給の45%を削減するとしているが、同国が数日中に4億6000万ドルの債務返済を行なうと発言したことを受け、1.15%上昇し273.26RUBで取引終了。
ポリュスゴールド(PLZL)
同社はオリンピアダ鉱山での生産量を増やす予定。同社CEOは、3番目の処理工場の稼動を受け2014年まで年88.2万オンスを目処に増産予定と発表。株価は4.78%上昇し、1071.87RUBで取引終了。本日の値上がり率トップ。
薬局チェーン36.6(APTK)
第一四半期の粗利益が52%増加し830万ドルとの報道で、1.71%上昇し2079.90RUBで引け。
ノリリスク・ニッケル(GMKN)
同社によると第2四半期の生産目標は達成予定で、金属価格の高騰が2007年全体の収益を押し上げる見込み。第2四半期の同社発行のガイダンスによると、同社はニッケルの生産量を年16%、7.1万トンに引上げたが、同時に銅8%、バラデュウム8.5%、プラティウム9%など他の金属を減産するとした。減産は一時的なもので、企業戦略の一環で生産設備の継続的再構築を行なうためとしている。
ドイチェUFG ロシア株式を買い推奨
8月1日、ドイチェUFG(ドイツ銀行グループ)は、2007年末のRTS指数の目標値を2300から更に13%引き上げ2600とするレポートを発表。中期的に原油価格は1バレル60ドル前後で推移するだろうとし、一般世帯、企業、公的機関等の潤沢な投資資金を背景に、RTS指数は1850近辺を底に堅調な動きを予想。この見方に対する唯一つのリスクは世界株式における強気マーケットの終焉だが、今後半年から1年間はオーバーウエイトとしている。
8月1日のロシア市場の動き
1日のロシア株式市場は、世界的なリスク資産回避の流れを受けて下落。MICEX指数は2.38%安の1693.14、RTS指数は2.39%安の1946.34で終了。世界の新興国市場ベンチマークであるMSCI Emerging Market Index(新興国市場指数)は3.43の下げを記録した。ロシア株式市場は、世界的な株安の流れの中で下落を余儀なくされているが、シティ・グループは、ロシアの経済成長が7.8%と見込まれるにも拘らず、今年に入っての株価が主要新興市場の中で最も上げ幅が小さい、としてロシア株の投資判断を"ニュートラル"から"オーバーウェイト"に引上げた。また今後値上がりを見込める銘柄として、ガスプロム、ズベルバンク、ノリリスク・ニッケル、セヴェルスタリ、メチェルを挙げている。動向が注目された米国株式市場では、証券大手のベアー・スターンズが3本目のヘッジファンドの解約停止を発表したことから、住宅ローン絡みの損失懸念が一段と広がり、ダウ平均は一時、79ドル安まで売り込まれる場面もあった。その後一進一退の中、引け際の取引でテクノロジー関連株、消費関連銘柄が買いを集め、ダウ工業株30種平均は150ドル値上がりして取引を終えた。 石油株の比率の高いロシア株式市場に大きな影響を与える、NY原油先物市場は、米週間統計で原油在庫が今年に入ってから最大の減少幅となり、一時78.77ドル/1bと史上最高値を更新した。しかし、同統計中に石油製品在庫の増加が示されていたことをきっかけに利食い売りが殺到、急反落して76ドル/b台で引けている。
◆ロシア個別銘柄◆
ガスプロム(GAZP)
ベラルーシが料金を支払わなければ、今週にも同国へのガス供給を45%削減することも辞さない構えを示した。同社は欧州が消費する天然ガスの4分の1を供給しており、今後ベラルーシ経由での欧州向け供給にも影響が出てくる恐れがある。EUは、同日この問題に関し懸念を表明した。ガスプロムは、今年1月、ウクライナとの間で価格問題が原因で供給が一時滞った経緯がある。本日は1.81%安の270.14ルーブルで取引終了。
スグルトネフチェガス(SNGS)
ロシア第4位の石油生産会社。今年第二四半期純利益が312億ルーブル(約1,448億円)と前期比3倍、前年同期比15%増となった。1日は1.85%安の26.626ルーブルで取引を終了。
トランスネフチ(TRNFP)
ロシア国営の石油パイプライン運営会社。インターファックス通信によると、ロシア資産管理庁の依頼により、2つの民間調査会社が同社の企業価値を調査した。それによると同社全体で3,660億ルーブル(約1兆7,000億円)、普通株一株当り60,399ルーブル(約28万円)と評価された。1日の終値は1.84%安の46,069.43ルーブル。
薬局チェーン36.6(APTK)
製薬子会社Veropharmが今年第一四半期の決算を発表。純利益が550万ドル(約6億5,300万円)と78%増となった。0.43%安の2044.97ルーブルで取引終了。