ロシア進出支援とロシア株専門の証券会社、ARUJI GATE証券(アルジゲート証券)

ロシア株式市況: 2008年7月

7月31日(木)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 小幅反落。
堅調に推移するも、引け際弱い米国の経済指標が相次ぎ、下落に転じる

  31日のロシア株式市場は、小幅反落。30日の米国市場が続伸し、原油先物価格が急反発したことで、上昇して寄付いた。その後原油高を嫌気して下落していた欧州市場が、通信会社の増配期待から上昇に転じると、ロシア市場も上昇幅を広げ、MICEX指数の上昇幅は一時2.6%を超えた。引け際に注目の米国第2四半期GDPが発表され、前期比+1.9%と市場予想(+2.3%)を下回り、中でも全体の7割を占める個人消費がこの期に税金還付が実施されたにも関わらず+1.5%に留まったことで、第3四半期以降の米国の景気減速懸念が台頭した。また昨年第4四半期の数値が-0.2%と改定されたことも悲観的な見方を強めた。さらに同時発表となった新規失業保険申請件数が5年ぶりの高水準となり、本日発表の雇用統計を控えて雇用市場悪化も懸念された。これらを受け米株価指数が急落、株安からドルが売られ、原油先物は一時上昇したが、その後は米景気減速懸念から需要鈍化観測が強まり、大幅下落となった。結局ロシア市場は安値引けとなりMICEX指数は前日比0.39%安の1495.33、RTS指数は0.91%高の1966.68で取引を終えた。

  この日はウラルカリー化学(URKA)が実施したモスクワ証券取引所でのカリウム肥料の取引価格がトン当たり12200と前月比1.6%高となったことが明らかとなり、更に経済発展・貿易省が国内価格抑制を目的に導入した輸出税の見返りに肥料市場の振興策を検討すると発表したことで同社株は9.34%、同業のアクロン(AKRN)が7.84%と値を飛ばした。一方イタリア金融大手ウニクレディトが、信用不安の長期化で国際市場からの資金調達が厳しい見通しから投資判断を“買い”から“売り”に引下げたVTB(外貿銀行 VTBR)が3.01%安となった。

  メドベージェフ大統領は中小企業懇談会の席上、「司法・行政当局は経済に悪夢的混乱をもたらすことは止めるべき。」「わが国は正常な投資環境を取り戻す必要がある。」と発言し、プーチン発言以降、政治的リスクを懸念する市場に対して事態の沈静化を図った。これをプーチン首相への批判ととらえる向きもあるが、発言の中に首相への言及は無く、あくまで一般論として語ったものと思われる。

  29日にはJPモルガン・チェースがロシア株の投資判断を政治リスクの高まりを理由に“アンダーウェイト(売り)”に格下げしたが、この日は金融大手HSBCが、「ロシアで所有権に関する権利侵害が行われるとは予想しない」、として今後の原油価格予想に基づくと割安である、との見方から投資判断を“オーバーウェイト(買い)”としている。

  コメルサント紙によると、現在メチェル(MTLR RTSのみの取扱)、鉄鋼第二位エフラス・グループ(ロシア非上場)、その石炭子会社ラスパドスカヤ石炭(RASP)を査察中の連邦独占禁止局の副長官が「3社への処分を決定する委員会を2週間以内に開く。」として事態の早期収拾に向け積極的に対応する姿勢を示した。同時に「委員会開催の延期はしない。延期による市場への悪影響は認識している。」と語った。更に制裁金は「少なくとも数億ルーブル規模となる。」としたが、これはメチェルがこの1週間で失った時価総額(約5000億円)に比べるとかなり小額だ。いずれにしろコークス炭の市場シェアは50%を上回るこれら3社への処分の行方はこれからも市場の注目を集めそうだ。


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7月31日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1495.33 -5.87 -0.39%
RTS 指数 1966.68 17.65 0.91%
   
ダウ工業株30種平均 11378.02 -205.67 -1.78%
ダウ ユーロ50種株価指数 3367.82 0.49 0.02%
MSCI 新興国株指数 1041.86 2.90 0.28%
日経平均株価 13376.81 9.02 0.07%
CME 日経平均先物 (円建て) 13295.00 -65.00 -0.49%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6051 -0.0064 -0.14%
ドル・ルーブル 23.4318 -0.0113 -0.05%
ドル・日本円 107.92 -0.21 -0.20%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 124.08 -2.69 -2.12%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 416.40 -1.60 -0.38
金 先物(NY) 922.70 10.40 1.14%
プラチナ 先物(NY) 1738.10 -7.30 -0.42%
銅 先物(NY) 366.15 1.55 0.43%
小麦 先物(シカゴ) 783.75 -4.00 -0.51%
大豆 先物(シカゴ) 1404.00 -1.00 -0.07%
トウモロコシ先物(シカゴ) 607.50 -13.75 -2.21%

7月30日(水)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 7日ぶり反発。
メチェル問題に端を発した、ロシア市場への政治リスクに対する懸念が後退

 30日のロシア株式市場は、7日ぶりに反発。ロシア市場は22日以来6日続落となった間に12%も下落していたことに加え、29日の米国市場が急反発したことで、上昇して寄付いた。ただ、メチェル問題で明らかとなった、課税逃れの調査が、鉄鋼第二位のエフラス・グループ(ロシア市場非上場)とその傘下のラスパドスカヤ石炭(RASP)も対象となることが伝えられ、上値は重かった。ただ市場心理は週初のパニック状態からだいぶ落ち着いており、MICEX指数は前々日終値(1456.16)をサポートに大きく売り込まれることも無く、堅調さを示していた。その後はむしろ調査の輪が広がることは、プーチン首相の発言の意図は課税の公平性を求めるもので、メチェルを破たんもしくは国有化させることではない、との安心感につながり、上記2社を含めてこれまで売り込まれていた鉄鋼・金属関連に買戻しの動きが活発化、終日上昇幅を広げる展開となり、高値引けとなった。MICEX指数の終値は前日比4.32%高の1501.20、RTS指数は2.78%高の1949.03。

 プーチン首相の側近がCEOに就任することを発表したノリリスク・ニッケル(GMKN)は8.39%高、大手鉄鋼はセヴェルスタリ(CHMF)が9.72%、ノヴォリペツク製鉄(NLMK)は5.20%と値を飛ばした。鉄鋼株にとって、世界的に大手鉄鋼会社の好決算が相次いでいることも追い風となったようだ。またメリルリンチが債務担保証券(CDO)の処分売りと巨額評価損の計上と9000億円規模の増資を発表し、これを好感して米国の金融株が上昇したことに加え、ロシアの証券会社ルネッサンス・キャピタルが目標株価を引上げたズベルバンク(SBER)が5.05%と急反発した。一方下落局面で政治的リスクが少ない、との観測から下げ幅が限定的であったガスプロム(GAZP)は1.94%、ロスネフチ(ROSN)は2.08%と伸び悩んだ。

 31日のロシア市場は続伸して寄付こう。減少が予想されていた民間会社雇用者数が増加となり、雇用に対する不安が後退したことで米国市場が続伸したうえ、原油先物価格が急反発に転じたからだ。原油先物価格は市場予想に反してガソリン在庫が急減少を示したことに加え、この下落局面で1バレル=120ドルを割り込まなかったことで、反発期待も強まり前日比4ドル強の上昇となった。注目されるのは非鉄大手ノリリスク・ニッケル(GMKN)の動向。29日の取引終了後、アルミ最大手ルサール(非上場)との合併交渉入りが報道されたが、30日にルサール側が正式に否定した。2008年上半期決算も第1四半期ののれん代償却負担が響いて大幅な減益となったことも発表された。いずれも悪材料視されそうだが、ルサールとの合併交渉はこれまでも出ては消えを繰り返しており、上半期決算に関してもニッケル価格急落にも関わらず第2四半期では260億ルーブル(約1200億円)規模の利益を確保しているので、売り買いが錯綜しそうだ。


ノリリスク・ニッケル  (GMKN
30日終値 4905.96ルーブル (前日比 8.39%高)
取引単位  1株             (約 22624円)


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7月30日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1501.20 62.19 4.32%
RTS 指数 1949.03 52.75 2.78%
   
ダウ工業株30種平均 11583.69 186.13 1.63%
ダウ ユーロ50種株価指数 3367.33 42.47 1.28%
MSCI 新興国株指数 1038.96 23.17 2.28%
日経平均株価 13367.79 208.34 1.58%
CME 日経平均先物 (円建て) 13465.00 95.00 0.71%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6115 0.0014 0.03%
ドル・ルーブル 23.4431 -0.0054 -0.02%
ドル・日本円 108.13 0.02 0.02%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 126.77 4.58 3.75%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 418.00 6.48 1.58
金 先物(NY) 912.30 -14.10 -1.52%
プラチナ 先物(NY) 1745.40 -31.30 -1.76%
銅 先物(NY) 364.60 5.55 1.55%
小麦 先物(シカゴ) 787.75 -4.25 -0.54%
大豆 先物(シカゴ) 1405.00 14.00 1.01%
トウモロコシ先物(シカゴ) 621.25 7.75 1.26%

7月29日(火)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 6日続落。プーチン首相発言の余波が続く

 29日のロシア株式市場は、6日続落。28日の米国市場が急落し、インド中銀が市場予想を上回る0.5%の利上げを実施して同国株式市場が4%の下落となった影響で、ロシア市場も大きく売り込まれた。米金融大手JPモルガンがロシア株の投資判断を格下げし、中でも金融・小売・地域通信会社など賃金コスト比率の高いセクターにはリスクが高まっている、と指摘したことで、これらのセクターに売りが集中、MICEX指数は寄付き後間もなくこの日の安値1439.01に達した。その後好材料が出た非鉄最大手ノリリスク・ニッケル(GMKN)が大きく切り返したことで、政治的リスクの少ない国営企業を中心に値を戻し始めた。指数は下げ幅を縮め、一時は小幅上昇に転じたが、前日終値近辺は上値が重く、その後はもみ合いに終始して取引を終えた。MICEX指数の終値は前日比1.18%安の1439.01、RTS指数は1.68%安の1896.28。

 プーチン首相に端を発したロシア企業への課税強化および企業活動への国家介入への懸念に関して、政権首脳が火消しに勤めている。
 リベラル派の代表であるシュワロフ第1副首相は「メチェル(MTLR RTSでのみのお取扱)は第2のユコスとなる(廃業に追い込まれる)には実現性の最も低いシナリオだ。同社が関係当局へ協力すれば、大きな問題とはならないだろう。」と発言した。
 ズブコフ第1副首相はメチェルの問題はロシアへの投資熱に重大な悪影響は及ぼさず、近いうちに解決するだろう。と語った。
 メドベージェフ大統領もやっとロシア株式市場に関する発言を公にし、「常に株式市場を注視している。ロシア市場は(この間の下落を通じて)世界で最も魅力的な市場だ。」と述べた。
 また連邦独占禁止局局長はメチェルへの制裁金は同社のコークス年間売上げの1%程度との見通しを明らかにした。
 ただ市場の反応は限定的で、焦点がプーチン首相の言動に集中していることをうかがわせた。一方この日当のメチェルの鉱山で事故があり、17名が負傷した、と伝えられ同社ADR(米国預託証券 普通株1株相当)は前日比4.56%下落、今年5月の上場来高値から68%の下落となった。

 30日のロシア市場は反発が予想される。29日の米国市場が原油安とメリルリンチが巨額増資を発表し、金融機関の損失が峠を越しつつあるとの見方から大幅高となったためだ。メチェル問題にもだんだんと落ち着いた見方も出てきて、少なくとも25日から続いた市場のパニック的な心理は落ち着きつつある。米国のガソリン消費が減少しつつある、との見方から原油先物価格が一時1バレル=120ドル台まで下落していることは気がかりだが、すでにエネルギー株の多くは原油価格以上に下落しており、米国の石油株指数の下げ幅も限定的であったことから、少なくともロシアのエネルギー株が急落することはなさそうだ。

 ノリリスク・ニッケルは、寄付き後52週安値4171.45を記録したが、その後プーチン首相の側近ストルジャルコフスキー氏に新CEO就任を要請した、との報道に政治的リスク後退観測から大きく反発した。取引終了後同氏が要請を受諾したと伝えられたが、更に大きなニュースが伝えられている。同氏が実質的な仲介役となりアルミ世界最大手ルサール(非上場)との合併交渉が開始される見通しとなった、とコメルサント紙が伝えている。ストルジャルコフスキー氏は、「当局との対立点の無い安定的で大規模な上場企業の設立を目指す。」と語った。

ノリリスク・ニッケル  (GMKN
29日終値 4526.0298ルーブル (前日比 3.55%安)
取引単位  1株             (約 20865円)

 

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7月29日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1439.01 -17.15 -1.18%
RTS 指数 1896.28 -32.46 -1.68%
   
ダウ工業株30種平均 11397.56 266.48 2.39%
ダウ ユーロ50種株価指数 3324.86 11.45 0.35%
MSCI 新興国株指数 1015.79 -8.61 -0.84%
日経平均株価 13159.45 -194.33 -1.46%
CME 日経平均先物 (円建て) 13325.00 195.00 1.49%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6101 0.0071 0.15%
ドル・ルーブル 23.4485 0.1077 0.46%
ドル・日本円 108.11 0.65 0.60%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 122.19 -2.54 -2.04%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 411.52 -2.23 -0.54
金 先物(NY) 926.40 -11.40 -1.22%
プラチナ 先物(NY) 1776.70 18.00 1.02%
銅 先物(NY) 359.05 -2.15 -0.60%
小麦 先物(シカゴ) 792.00 -5.75 -0.72%
大豆 先物(シカゴ) 1391.00 -5.00 -0.36%
トウモロコシ先物(シカゴ) 613.50 12.25 2.04%

7月28日(月)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 5日続落。
プーチン首相、再度鉄鋼大手の課税逃れを非難

  28日のロシア株式市場は、5日続落。プーチン首相が25日に鉄鋼大手メチェル(MTLR RTSのみのお取扱い)を名指しして、鉄鋼の主原料であるコークスを海外向けに国内向けの半額で輸出している、と非難したことで先週末のロシア市場が急落した反動で、寄付き後は自律反発の買いによってMICEX指数は1500の大台を回復した。メチェルへの捜査が早期終結するとの観測も出て指数の上昇幅は一時1.93%に達した。しかし午後に入ってプーチン首相が、同社が海外子会社との取引を通じて課税逃れをしている可能性がある、と再び非難したことでロシア市場全体に売りが広がった。この日は売りの流れが非鉄株に広がり、産金最大手のポリュス・ゴールド(PLZP)が8.82%、非鉄最大手ノリリスク・ニッケル(GMKN)は、中国のニッケル生産大手が販売価格を11%引下げたことも伝わり7.70%安と急落した。一方国営企業が資金逃避先になったと見られ、ガスプロム(GAZP),ロスネフチ(ROSN)は、前日比上昇し堅調であった。ロシア市場の引け際に取引が開始するNY証券取引所でメチェルのADR(米国預託証券 普通株一株に相当)が3割近く急落するとロシア市場も急速に下げ幅を広げ、そのまま安値引けとなった。MICEX指数の終値は前日比2.08%安の1456.16、RTS指数は1.16%安の1928.74。

  29日のロシア市場は更に大幅下落して寄付きそうだ。米国市場が、国際通貨基金(IMF)が米住宅市場の低迷終結のメドは付かないとの見解を示したことが嫌気され、ロシア市場終了後にダウ工業株平均が2%ほど急落しているためだ。プーチン発言の真の狙いが、インフレ抑制にあるとの見方が出るなど、その余波はむしろ広がりを見せており、それがロシア市場への懸念を高めている。またMICEX指数が過去割り込む度に、その後急速な反発を示していた1500を本格的に割り込んだことで、底割れ感も広がりつつある。今週は米国で第2四半期のGDP速報値、7月の雇用統計など重要指標発表が控えており、積極的な買い手が不在の中、売り手優勢の展開となりそうだ。

  米証券大手JPモルガンは、経済成長鈍化懸念を理由にロシア株の投資判断を”中立“から”アンダーウェイト“に引下げた。高水準の賃金インフレが、賃金コストの比率の高い金融・小売・地域通信会社などの成長性にリスクをもたらす、とした。またプーチン首相がメチェルによる課税逃れを非難していることに関して、今年6月に前年比15.1%と2002年12月以来の高水準となったインフレ率を抑制するための「非伝統的手法」の導入であることへの懸念がある、としている。

 

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7月28日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1456.16 -30.94 -2.08%
RTS 指数 1928.74 -22.55 -1.16%
   
ダウ工業株30種平均 11131.08 -239.61 -2.11%
ダウ ユーロ50種株価指数 3313.41 -37.72 -1.13%
MSCI 新興国株指数 1024.40 -0.12 -0.01%
日経平均株価 13353.78 19.02 0.14%
CME 日経平均先物 (円建て) 13230.00 -120.00 -0.90%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6030 -0.0104 -0.23%
ドル・ルーブル 23.3408 -0.0413 -0.18%
ドル・日本円 107.46 -0.38 -0.35%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 124.73 1.47 1.19%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 413.75 1.53 0.37
金 先物(NY) 937.80 0.90 0.10%
プラチナ 先物(NY) 1776.70 18.00 1.02%
銅 先物(NY) 361.20 0.70 0.19%
小麦 先物(シカゴ) 797.75 -13.25 -1.63%
大豆 先物(シカゴ) 1396.00 9.50 0.69%
トウモロコシ先物(シカゴ) 601.25 4.75 0.80%

7月25日(金)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 大幅続落。
プーチン首相発言をきっかけに処分売りが加速

  25日のロシア株式市場は、大幅続落。プーチン首相が鉄鋼大手メチェル(MTLR RTSのみのお取扱い)を名指しして、鉄鋼の主原料であるコークスを海外向けに国内向けの半額で輸出している、と非難したことで同社株が4割近く下落、鉄鋼株は軒並み10%前後の連れ安となった。首相が個別企業に対して非難したのは、同氏との対立で廃業に追い込まれたユコス以来であることから、メチェルにも同様の展開となるのではとの連想も一部で浮上、露英合弁石油会社TNK-BPがロシア人株主との対立から米国人CEOがこの日国外退去を余儀なくされたことも重なり、ロシア市場への信任が急速に悪化するとの懸念から、鉄鋼株に留まらないパニック的な処分売りが市場全体に広がった。特にエネルギー・資源・銀行株に売りが集中し、MICEX指数は、2006年11月以来の安値まで一気に下落して1500の大台を割り込んだ。MICEX指数は前日比5.49%安の1487.10、RTS指数は5.58%安の1951.29で取引を終えた。

  この日の下落には、上記の報道以外にもいくつかの複合的な要素が重なったと思われる。1)MICEX指数が24日にそれまでの下値支持線であった1600を割り込んで、市場にそもそも下値不安が広がっていたこと。2)前日の米国市場が住宅市場悪化から急落し、アジア市場も下落していたこと。3)新政権発足以来、政権をリベラルな方向へ主導すると期待されていたメドベージェフ大統領の指導力不足。4)下落傾向に歯止めがかからない原油相場。5)景気減速を示す一方、インフレ加速が明らかとなった6月のロシア・マクロ経済指標 などだ。これら潜在的な弱気要因が、一気に噴出した感がある。

 今週のロシア市場は不安定な展開となろう。25日の大幅下落後も反発力は弱く、下値不安が払拭できていない反面、メチェルないし同業他社への独占当局による調査が短期間に終了し、処罰の一時的なもので済んでしまえば、市場の懸念の多くが後退して大きな反発も期待されるからだ。2007年以来、MICEX指数が1500を割り込んだのは2回で、そのいずれも1日で大台を回復している。ただその場合も市場が抱くエネルギー・鉄鋼など新興財閥(オリガルヒ)関係企業への政治リスク懸念は短期間で払拭することは難しいと見られ、しばらくは政治リスクの低い割安な国営企業への物色が市場を下支えしそうだ。

 

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株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1487.10 -86.43 -5.49%
RTS 指数 1951.29 -115.41 -5.58%
   
ダウ工業株30種平均 11370.69 21.41 0.19%
ダウ ユーロ50種株価指数 3351.13 -3.45 -0.10%
MSCI 新興国株指数 1024.52 -18.25 -1.75%
日経平均株価 13334.76 -268.55 -1.97%
CME 日経平均先物 (円建て) 13480.00 120.00 0.90%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6134 0.0235 0.51%
ドル・ルーブル 23.3827 -0.0021 -0.01%
ドル・日本円 107.85 0.52 0.48%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 123.26 -2.23 -1.78%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 412.22 -0.68 -0.17
金 先物(NY) 936.90 4.60 0.49%
プラチナ 先物(NY) 1758.70 44.90 2.62%
銅 先物(NY) 360.50 2.80 0.78%
小麦 先物(シカゴ) 811.00 23.25 2.95%
大豆 先物(シカゴ) 1386.50 13.50 0.98%
トウモロコシ先物(シカゴ) 596.50 4.50 0.76%

7月24日(木)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 三日続落。
エネルギー株への売りが続く。MICEX指数は年初来安値に接近

 24日のロシア株式市場は、三日続落。原油先物市場が調整色を強め、世界的にエネルギー株が軟調に推移する中、ガスプロム(GAZP)、ロスネフチ(ROSN)、ルクオイル(LKOH)など主力のエネルギー関連株がいずれも2.5~4%下落し、下げを主導した。中でもガスプロムは年初来安値を更新した。ドイツの景況感指数が好不況の境目である100を割込み、ほぼ3年ぶりの低水準となったことや、英小売売上高が22年ぶりの下落を示したことで欧州株が急落したことも、ロシア市場の下落に拍車をかけた。引け際には米国の雇用指標悪化や中古住宅販売件数が統計開始以来最悪となったことが伝えられ、米国株が軟調な寄付きとなると、ロシア市場も更に下落幅を広げて安値引けとなった。MICEX指数は、前日比1.84%安の1573.53と終値ベースの年初来安値1568.88に接近し、RTS指数は2.14%安の2066.70で取引を終えた。

 25日のロシア市場は、昨日の米国市場が住宅市場悪化から建設・金融株が大幅安となったことで引けにかけて下落幅を急拡大させており、アジア市場も軟調なことから、続落して寄付くことを強いられそうだ。ただ売り一巡後は週末でもあり、割安感の強い銘柄を中心に買戻しが入りそうだ。本日はロシア最大の銀行ズベルバンク(SBER)が第1四半期の決算(国際会計基準)を発表するが、すでにロシア会計基準の決算は4月に発表されており、すでに第3四半期に入っている現在では古い情報となるため、影響は限定的であろう。

 鉄鋼大手メチェル(MTLR)は、米国市場でADR(米国預託証券)が38%下落した。この日、プーチン首相と大手鉄鋼会社首脳の協議会が開かれ、その席上で原材料を海外向けに不当廉売している、と名指しで非難されたことが嫌気された。首相は独占当局による査察実施も指示した。首相の存在感を見せ付けられた感がある一方、同社CEOが健康上の理由で急遽出席を取り止めたことで、市場の懸念が加速した面がある。一部報道でユーコスになぞらえる見方も伝えられたが、国の持分比率の高いエネルギー関連と全く株式を保有していない鉄鋼関連では、対応も大きく異なると予想される。また調査対象が西シベリアの子会社が対象となることも伝えられており、同社の信用格付け低下にまで影響が及ぶかはまだ不透明な段階だ。
 メチェルに連れ安して鉄鋼株は軒並み安となったが、先の協議会で鉄鋼製品のロシア国内価格抑制に向け、いくつかの対策がなされた。鉄鋼会社の収益縮小につながるとして懸念された、鉄鋼製品に対する輸出関税導入は見送られる一方、鉄鋼原材料に対する輸入税の撤廃が提案された。さらに国内生産量拡大を促すべく、くず鉄の輸出税引上げも提案されている。鉄鋼各社の収益縮小に直結するものでは無さそうだ。

メチェル (MTLR) RTS市場のみの取扱
23日終値 830.00ルーブル (前日比 2.35%安)
取引単位  1株          (約 3810円)

 

 

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7月24日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1573.53 -29.51 -1.84%
RTS 指数 2066.70 -45.23 -2.14%
   
ダウ工業株30種平均 11349.28 -283.10 -2.43%
ダウ ユーロ50種株価指数 3354.58 -32.92 -0.97%
MSCI 新興国株指数 1042.77 -7.15 -0.68%
日経平均株価 13603.31 290.38 2.18%
CME 日経平均先物 (円建て) 13410.00 -250.00 -1.83%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.5899 -0.0296 -0.64%
ドル・ルーブル 23.3848 0.0284 0.12%
ドル・日本円 107.33 -0.56 -0.52%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 125.49 1.05 0.84%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 412.90 -1.25 -0.30
金 先物(NY) 922.30 -0.50 -0.05%
プラチナ 先物(NY) 1713.80 -47.00 -2.67%
銅 先物(NY) 357.70 -8.05 -2.20%
小麦 先物(シカゴ) 787.75 4.50 0.57%
大豆 先物(シカゴ) 1373.00 -11.00 -0.79%
トウモロコシ先物(シカゴ) 592.00 1.50 0.25%

7月23日(水)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 小幅続落。
エネルギー株の下落が止まらず、MICEX指数は一時1600割れ

  23日のロシア株式市場は、小幅続落。堅調な欧米市場に追随して上昇して寄付いたものの、積極的に買い上がる向きは少なく、MICEX指数は上値抵抗ラインである1620近辺で伸び悩んだ。米大手銀行の決算が出揃い、概ね市場予想を上回ったことで安心感が広がりズベルバンク(SBER)など銀行株が上昇。米系証券から目標株価の引上げを受けた大手鉄鋼株も堅調だった。一方原油価格に下げ止まり感が出ないことから主力のエネルギー株が売られ、ガスプロム(GAZP)は4営業日連続で直近安値を切り下げ、相場を主導した。午後に入ると上値の重さを嫌気した売りにMICEX指数は節目の1600を一時割り込んだ。しかしこの水準では警戒感も強く、すぐに切り返して取引を終えている。MICEX指数は前日比0.19%安の1603.04、RTS指数は0.55%安の2111.93で取引を終えた。

  24日のロシア市場は、引続き下値模索の展開となりそうだ。原油先物価格が調整色を強めていることから、世界的に石油株が軟調となっており、エネルギー関連株の時価総額比率の高いロシア市場への警戒感につながっている。米国のサブプライムローン問題が顕在化した昨年夏以降、投機筋は金融株売り、原油先物ないし石油株買いのポジションを積み上げ、米銀四半期決算発表のタイミングに合わせて手仕舞う、という取引を繰り返して利益を上げてきた。現在その手仕舞い取引が進行しているものと見られるものの、この動きもあと一週間ほどで一段落となろう。

  銀生産でロシア最大のポリメタル(PMTL)は第2四半期の生産実績を発表し、売上高は前年同期比9割増の1億5000万ドル(約162億円)となった。前年はヘッジに失敗し、市場価格上昇の恩恵を受けることが出来なかったが、今年はヘッジ解消したことで利益が大幅に増大した。発表後の投資家説明会でCEOは、来年以降の配当開始の見通しやM&A(企業買収・合併)の積極的展開に言及した。

ポリメタルPMTL
23日終値 205.19ルーブル (前日比 3.66%高)
取引単位  1株          (約 948円)

7月23日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1603.04 -3.07 -0.19%
RTS 指数 2111.93 -11.73 -0.55%
   
ダウ工業株30種平均 11632.38 29.88 0.26%
ダウ ユーロ50種株価指数 3387.50 61.26 1.84%
MSCI 新興国株指数 1049.92 14.28 1.38%
日経平均株価 13312.93 127.97 0.97%
CME 日経平均先物 (円建て) 13445.00 85.00 0.64%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6195 0.0125 0.27%
ドル・ルーブル 23.3564 0.0597 0.26%
ドル・日本円 107.90 0.57 0.53%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 124.44 -3.98 -3.10%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 414.15 -7.01 -1.66
金 先物(NY) 922.80 -25.70 -2.71%
プラチナ 先物(NY) 1808.20 -42.80 -2.31%
銅 先物(NY) 365.75 -3.30 -0.89%
小麦 先物(シカゴ) 783.25 -13.50 -1.69%
大豆 先物(シカゴ) 1384.00 -25.00 -1.77%
トウモロコシ先物(シカゴ) 590.50 -1.75 -0.30%

7月22日(火)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 続落。
米大手銀決算が相次いで市場予想を下回り、銀行株が下げを主導

  22日のロシア株式市場は、続落。米クレジットカード最大手アメリカン・エクスプレスの決算が市場予想を下回り、更にロシア市場取引時間中に米銀第四位のワコビアの決算も市場予想を上回る損失拡大を示したことで、ズベルバンク(SBER)が3%強急落し、下落を主導した。主力のエネルギー関連への売りも止まらず、ガスプロム(GAZP)はこの下げ局面の安値を更新し、地合いの悪さを象徴していた。とはいえ、引け際にメキシコ湾で発生した熱帯性暴風雨が石油関連施設を逸れる、との観測から原油価格が1バレル=131ドル台から126ドル台まで急落してもMICEX指数はこの日の安値1602.10は割り込まなかったことから、底堅さを指摘する声も聞かれた。MICEX指数は前日比1.73%安の1606.11、RTS指数は0.96%安の2123.66で取引を終えた。
  23日のロシア市場は、米国市場が原油価格下落と米大手銀決算が出揃い、総じて市場予想を上回ったことを好感して上昇したことで、堅調に寄付きそうだ。原油価格下落は気になるところだが、前日の市場で下落分のほとんどを見ていることから、影響は限定的であろう。むしろ地合いが弱い中、寄付き後の上昇が維持できるかどうかが注目され、MICEX指数が22日に上値抵抗ラインとなった1620近辺でもたつくようだと、再び下値を探りに行くことも考えられる。
エネルギー関連と並んで、大幅下落が続いているのが鉄鋼株。今月月初に、米国の自動車販売が前年比大幅減と発表され、自動車メーカーそのものの信用問題に発展したことをきっかけに、鉄鋼需要鈍化を懸念した売りに押されている。一方堅調な需要を背景に鉄鋼価格や原材料となる鉄鉱石・原料炭の上昇は続いており、原材料を自社調達可能なロシアの鉄鋼メーカーにとって追い風となっている。米証券大手リーマン・ブラザースは原材料価格上昇の恩恵が今後拡大するとして鉄鋼大手の目標価格を引上げた。


セヴェルスタリCHMF) 
22日終値 468.24ルーブル (前日比 1.65%安)
取引単位  1株          (約 1236円)

ノヴォリペツク製鉄 (NLMK
22日終値 110.62ルーブル (前日比 3.15%安)
取引単位  100株         (約 51000円)

 

 

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7月22日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1606.11 -28.25 -1.73%
RTS 指数 2123.66 -20.52 -0.96%
   
ダウ工業株30種平均 11602.50 135.16 1.18%
ダウ ユーロ50種株価指数 3326.24 -7.68 -0.23%
MSCI 新興国株指数 1035.64 -5.86 -0.56%
日経平均株価 13184.96 381.26 2.98%
CME 日経平均先物 (円建て) 13330.00 130.00 0.98%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6070 0.0162 0.35%
ドル・ルーブル 23.2967 0.1147 0.49%
ドル・日本円 107.33 0.89 0.83%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 128.42 -3.40 -2.58%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 421.16 -7.31 -1.71
金 先物(NY) 948.50 -15.20 -1.58%
プラチナ 先物(NY) 1851.00 -4.30 -0.23%
銅 先物(NY) 369.05 0.95 0.26%
小麦 先物(シカゴ) 796.75 5.75 0.73%
大豆 先物(シカゴ) 1409.00 6.00 0.43%
トウモロコシ先物(シカゴ) 592.25 -16.00 -2.63%

7月21日(月)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 小反発。短期的な売りも一巡か?

  21日のロシア株式市場は、小反発。原油価格急落を嫌気した投資家からの売りが続いて、MICEX指数は金曜日の安値を下回り、1608.97と先週の週間安値1603.31に迫った。ただこの水準で踏みとどまったことから、主力株中心に買戻しが入り反発に転じた。ただ反発力は弱く、MICEX指数は寄付き後の高値まで値を戻すことは無かった。MICEX指数は前日比0.70%高の1634.36、RTS指数は0.41%高の2144.18で取引を終えた。
  ロシア市場はエネルギー関連株の時価総額に占める比率が高いものの、原油価格動向に完全に追随するものでもない。むしろ中長期的には企業業績や景気動向への感応度の方がはるかに高い傾向にある。とはいえ原油先物価格が一週間で10%強も急落するとなると、嫌気する投資家が出てくるのもやむを得ないところ。この点で原油先物価格が目先128ドル台で下げ止まったことは好材料で、原油価格急落を懸念した売りにも一巡感が出てきている。欧米市場が金融株中心に大きく反発し、新興国市場も出直りつつある中、ロシア市場の出遅れ感が鮮明になっている。今週のロシア市場は下値不安が残るものの、原油価格動向が落ち着いてくれば、海外市場に追随して反発することが期待されよう。今週のMICEX指数は1590~1690で推移か?
  エネルギー関連株が急落する中、国営石油パイプライン運営会社トランスネフチ(TRNFP)が2営業日で13%以上急進し、市場の注目を集めている。この会社は普通株の100%を国が保有し、市場で取引されているのは優先株のみだが、これまでは利益は二の次との企業統治姿勢が嫌気されて株価は下落傾向が長く続いていた。この度、連邦金融市場庁長官で、証券会社での勤務経験もあるVyugin氏が社外取締役に就任したことで株主重視の企業統治姿勢に市場の期待が高まっている。同氏はこれまで海外からの借入れの必要性が無かったため株価動向を重視してこなかったが、これからは収益性向上のため事情が変わりつつあることを明らかにした。今月16日に就任した7名の取締役のうち、政府関係者は2名に留まり、取締役会の独立性が実態面でも伴ってきたと見る向きもある。
トランスネフチ優先株TRNFP
21日終値 30795.0293ルーブル (前日比 9.68%高)
取引単位  1株             (約 141374円)

 


米国株 反落。
金融株の上昇も一服し、製薬株の悪材料と原油価格下げ止まりを嫌気

  NY株式市場は、反落。注目の米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)の第2四半期決算は市場予想を上回ったものの、すでに金融株指数が安値から20%強反発していたこともあって、市場全体への影響は限定的であった。製薬大手メルクがコレステロール降下剤に心臓弁膜症による合併症を防止する効果がないとの研究結果が示され、6%強の急落を演じ、また原油先物価格が1バレル=130ドル台を回復したことが嫌気され、消費関連などが売りに押された。一方エネルギー株はこの日証券大手ゴールドマン・サックスが、原油価格が2ヶ月前の水準に戻ったのに対し、エネルギー株は当時より14%下落した水準であり、かつ同社では年末の原油価格見通しを149ドルとしていることから、エネルギー株を買い推奨したことで大幅上昇し、指数を支えた。ダウ工業株平均は前日比0.25%安の11467.34で取引を終えた。取引終了後、クレジットカード大手アメリカン・エクスプレスが決算を発表し、景気低迷による債務不履行者急増で損失が拡大し、一株当たり利益が市場予想を大幅に下回ったことで、米株価指数先物は時間外取引で急落している。

  債券市場では、BOAの好決算で信用不安が更に後退し、今週国債入札を控えていることもあって債券市場から資金が流出し、金利は上昇した。時間外取引ではアメックスの失望決算で、米国経済減速懸念が高まり、大きく値を戻している。

 為替市場では、6月の米景気先行指数が前月比マイナスとなり、株式市場が反落したことで米ドルが対ユーロで下落した。アメックスの決算を受け更に下落幅を拡大している。

 


ニューヨーク原油先物 反発。

地政学リスクの高まりとハリケーン発生観測を懸念

  ニューヨーク原油先物は、反発。イランが国連のウラン濃縮停止要求に応じていないことや熱帯性暴風雨が石油施設の集中するメキシコ湾に到達しハリケーンに発達する可能性が出てきたことを嫌気した。1バレル=130ドル台で取引を終えている。

 金先物は原油価格上昇でインフレヘッジの需要から反発した。銅先物は国際銅研究会(ICSG)が発表した2008年1-4月統計で、需要が生産を上回っていることが示され上昇した。
トウモロコシ・大豆・小麦の先物は、米国の産地での生育条件の改善見通しからいずれも大幅安となった。

 

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7月21日の市場

2008年7月21日
株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1634.36 11.27 0.69%
RTS 指数 2144.18 8.80 0.41%
   
ダウ工業株30種平均 11467.34 -29.23 -0.25%
ダウ ユーロ50種株価指数 3333.92 12.39 0.37%
MSCI 新興国株指数 1041.50 19.34 1.89%
日経平均株価 12803.70 -84.25 -0.65%
CME 日経平均先物 (円建て) 13035.00 185.00 1.44%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.5908 -0.0165 -0.36%
ドル・ルーブル 23.1820 -0.0345 -0.15%
ドル・日本円 106.44 -0.53 -0.49%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 131.04 2.16 1.68%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 428.47 1.30 0.30
金 先物(NY) 963.70 5.70 0.59%
プラチナ 先物(NY) 1855.30 -45.10 -2.37%
銅 先物(NY) 368.10 1.20 0.33%
小麦 先物(シカゴ) 791.00 -13.00 -1.62%
大豆 先物(シカゴ) 1403.00 -45.00 -3.11%
トウモロコシ先物(シカゴ) 608.25 -20.25 -3.22%

7月18日の市場

7月18日の市場

 

 18日のロシア株式市場は、急反落。週間ベースで原油価格が1バレル=15ドル以上下落したことで主力のエネルギー関連が急落した。同セクターが時価総額に占める比率が極端に大きいロシア市場への短期的な警戒感から、売りの流れは銀行や鉄鋼・通信・電力などにも広がり、ほぼ全面安の展開となった。米国の大手金融機関決算が概ね市場予想を上回り、市場の信用不安が後退したことで欧米市場では金融株中心に大幅反発となっている。その一方でこれまで株式市場からの逃避資金の受け皿となっていた商品市場から資金を引き揚げる動きが鮮明になっており、ロシア市場への警戒感につながったようだ。ただ週間ベースでMICEX指数は小幅ながら上昇しており、中長期的な下落相場を予想する向きはまだほとんどいない。MICEX指数は前日比3.92%安の1623.09、RTS指数は3.96%安高の2135.38で取引を終えた。

 

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1623.09 -66.21 -3.92%
RTS 指数 2135.38 -88.10 -3.96%
   
ダウ工業株30種平均 11496.57 49.91 0.44%
ダウ ユーロ50種株価指数 3321.53 65.44 2.01%
MSCI 新興国株指数 1022.16 -9.24 -0.90%
日経平均株価 12803.70 -84.25 -0.65%
CME 日経平均先物 (円建て) 13095.00 245.00 1.91%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.6073 0.0316 -0.6915
ドル・ルーブル 23.2165 -0.0050 0.0213
ドル・日本円 106.97 0.69 -0.65
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 128.88 -0.41 -0.32%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 427.17 -5.43 -1.26%
金 先物(NY) 958.00 -12.70 -1.31%
プラチナ 先物(NY) 1855.30 -45.10 -2.37%
銅 先物(NY) 366.90 -4.60 -1.24%
小麦 先物(シカゴ) 804.00 -5.50 -0.68%
大豆 先物(シカゴ) 1448.00 -50.00 -3.34%
トウモロコシ先物(シカゴ) 628.50 -21.50 -3.31%

 

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7月17日(木)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 続伸。米金融機関の好決算で安心感が広がる

  17日のロシア株式市場は、反発。前日の米国市場急騰を受け、上昇して寄付いた。その後は原油価格が2日連続で急落し、今後予定される米金融機関の決算を見極めたい、という姿勢も強いことからもみ合いとなった。この日発表となったJPモルガン・チェースの決算が市場予想を上回ったことから市場に安心感が広がり、原油先物価格も上昇基調となったことから、ロシア市場も上げ足を速め、そのまま高値引けとなった。MICEX指数は前日比2.95%高の1689.30、RTS指数は2.21%高の2223.48で取引を終えた。
  米国の信用不安が後退し、ロシアでも銀行株が急反発。最大手ズベルバンク(SBER)は4.49%、第2位のVTB(外貿銀行 VTBR)は5.77%の大幅高となった。原油価格が急落となってもルクオイル(LKOH)、ロスネフチ(ROSN)はそれぞれ2.50%、4.05%上昇し、ロシア市場へ投資資金が流入していることをうかがわせた。しかしながら18日は大きく反落して寄付きそうだ。原油価格の130ドル割れで、さすがにエネルギー関連銘柄は敬遠されるだろう。それよりも米国市場の取引終了後にメリルリンチが巨額損失を計上し、米株価指数先物が急落していることが嫌気されそう。MICEX指数は1660位までの下落を覚悟か。18日はロシア取引時間中にシティグループが決算を発表する。米金融機関の決算がロシア市場でも最大の相場材料となっているだけに注目を集めよう。
  18日、プーチン首相は2030年までに鉄道網整備に13兆ルーブル(約59兆4828億円)を投じる計画を承認した。ロシアではこの他にも大規模なインフラ計画が続々と公表されており、鉄鋼需要は堅調だ。野村證券では2010年までのロシアの鉄鋼需要は主要国で最大の伸びを示すであろう、との見通しを示している。また急騰の続く鉄鉱石・原料炭の主原料を自社調達可能なロシアの鉄鋼会社の優位性を強調した。鉄鋼価格は短期的な天井感はあるものの、世界的に在庫が低水準であるために高値圏で推移する一方、中国が今後輸出を抑えることから、3年以内に世界的な供給不足に陥る、と予想している。これらを踏まえて、ノヴォリペツク製鉄(NLMK)を世界の鉄鋼銘柄の中でも最高の投資先のひとつとして買い推奨した。
ノヴォリペツク製鉄NLMK
17日終値 117.40ルーブル (前日比 2.27%高)
取引単位  100株          (約 53718円)

 


米国株 続伸。
昨日に続き大手銀行の好決算で市場の不安心理が大幅に後退し、全面高

  NY株式市場は、続伸。昨日のウェルズ・ファーゴに続き、米大手銀行JPモルガン・チェースが市場予想を上回る決算を発表したことで、金融機関の損失拡大に対する市場の不安心理が大きく後退し、金融株への買戻しが加速した。7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が景気縮小を示す6ヶ月連続のマイナスとなり、一時前日比マイナスとなる場面もあったが、原油価格が7ドル以上急落したことで再び騰勢を強め、全面高の展開となった。朝方発表された新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことも、雇用への懸念を後退させていた。ダウ工業株平均は前日比1.85%高の11446.66で取引を終えた。取引終了後、証券大手メリルリンチが決算を発表、4四半期連続の赤字を計上し、赤字幅も市場予想を上回った。特に信用市場関連の評価損が97億ドル(約1兆309億円)となったことで同社株は時間外取引で急落、その余波でアジア株式市場は総じて軟調な展開となっている。格付け会社ムーディーズは、決算を受けメリルリンチの長期債務格付けを1段階引き下げると発表した。

  債券市場では、金融株への不安心理が後退し、株式市場が続伸したことで、債券市場から株式市場へ資金が流出し、金利は上昇した。10年債の金利は一時4%台を回復した。

 為替市場では、前日米ドルが対ユーロで上昇した反動で、この日は弱含みに推移していたが、米株式市場の上昇を受け、値を戻している。株式市場の上昇で再びキャリートレードが加速する、との思惑から日本円に対しても一ヶ月ぶりの上昇幅となった。

 


ニューヨーク原油先物 続落。

天然ガス価格急落を受け、需要鈍化懸念で3日連続の急落

  ニューヨーク原油先物は、続落。寄付き後は二日で10ドル以上下げたことへの警戒感やナイジェリアで過激派によるパイプライン攻撃が伝えられ、一時1バレル=136ドル台後半まで上昇した。その後先週の米天然ガス在庫が市場予想を大幅に上回ったことで、天然ガス先物相場が8%超急落し、折から価格上昇による石油需要鈍化が懸念されていたことから値を崩し、三日連続の急落となった。129ル台で取引を終えている。

 金先物は安全資産としての需要が根強く反発となった。銅先物も6月の米住宅着工件数が予想に反して急増したことで銅需要が高まる、との思惑から反発した。17日、英バークレーズが米政府が検討している商品市場への投機的取引への規制案で、農作物先物が最も影響を受ける可能性を示し、トウモロコシ・大豆・小麦の先物はいずれも大幅安となった。

 

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7月17日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1689.30 48.40 2.95%
RTS 指数 2223.48 48.02 2.21%
   
ダウ工業株30種平均 11446.66 207.38 1.85%
ダウ ユーロ50種株価指数 3256.09 81.33 2.56%
MSCI 新興国株指数 1031.40 15.50 1.53%
日経平均株価 12887.95 127.15 1.00%
CME 日経平均先物 (円建て) 12960.00 40.00 0.31%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.5756 0.0543 1.20%
ドル・ルーブル 23.2215 -0.0338 -0.15%
ドル・日本円 106.28 1.14 1.08%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 129.29 -5.31 -3.95%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 432.60 -11.97 -2.69
金 先物(NY) 970.70 8.00 0.83%
プラチナ 先物(NY) 1938.40 -43.50 -2.19%
銅 先物(NY) 371.50 6.45 1.77%
小麦 先物(シカゴ) 809.50 -24.50 -2.94%
大豆 先物(シカゴ) 1498.00 -50.00 -3.23%
トウモロコシ先物(シカゴ) 650.00 -27.25 -4.02%

7月16日(水)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 反発。

安値更新後、ムーディーズの格上げを受け急反発

  16日のロシア株式市場は、反発。小幅高で寄付いたものの、欧米金融機関の評価損拡大懸念から海外市場の先安感が払拭できず、この日も欧州株が下落に転じるとロシア市場もずるずると下げ幅を広げ、MICEX指数は1603.31と1600割れ目前まで下落した。ただ午後に入って格付け会社ムーディーズがロシアの債務格付けを引上げる、と発表すると市場のムードは一変、買戻し主体に急速に値を戻した。間髪を置かずに米大手銀行ウェルズ・ファーゴが市場予想を上回る決算を発表すると、更に上昇幅を拡大した。前日終値近辺では売りに押される局面のあったものの、すぐに切り返し、安値から2.5%以上反発して結局高値引けとなった。MICEX指数は前日比0.71%高の1640.90、RTS指数は0.06%高の2175.46で取引を終えた。
  16日の相場展開は市場心理が不安定であることを改めて示したといえよう。ムーディーズによる格上げの内容は「Baa1」(いわゆるトリプルBプラス)と、従来より一段階引上げるもので、同水準への格上げは同業のスタンダード&プアーズ、フィッチによってすでに実施済みで、格上げの理由も財政の好転と新政権でのプーチン路線継承というもので、全く新味はない。ウェルズ・ファーゴの好決算も住宅部門の損失を他の業務で何とか穴埋めできたというもので、今後続々と発表が予定される他の金融機関全般に当てはまるものでもなさそうだ。それでも大きく市場が反発したということは、そもそも下落の要因が不安心理によるもので、少しの好材料にも反応し易い地合いだったため、と見ることも出来よう。17日のロシア市場は、米国株の急上昇を受け大きく上昇して寄付くことになろうが、MICEX指数で1670どころは上値が重くなりそうだ。相場の本格的な反転には欧米金融機関の決算発表を無難に通過して、市場の信用不安が更に後退することが必要となろう。
  ロシア最大の非鉄企業ノリリスク・ニッケル(GMKN)は、5%近い上昇となり市場を牽引した。大株主の間での主導権争いが取り沙汰され、15日には1月以来となる5000ルーブル割れまで売り込まれていたが、この日は最大株主のポターニン氏がやはり大株主であるアルミ世界最大手ルサール(非上場)との対抗上、同社株の買い増しを進めている、との観測が流れ、急反発となった。同氏は、昨年夏の急落局面でも当時の大株主であったプロホロフ氏(すでに持分をルサールに売却済み)に対抗して株式買い増しを進めていた、と噂されていた経緯がある。ポターニン氏がプロホロフ氏と未だに資産分割で協議中のロシア最大の産金業者ポリュス・ゴールド(PLZL)も金価格が下落する中、4%以上連れ高した。
ノリリスク・ニッケルGMKN
16日終値 5278.72ルーブル (前日比 4.80%高)
取引単位  1株          (約 23867円)


米国株 急反発。
大手銀行好決算を好感し、金融株が急騰。原油価格急落も追い風となりダウ11000ドルを回復

NY株式市場は、急反発。前日の取引時間後に発表された、半導体世界最大手インテルの好決算を受け、米株価指数先物は時間外取引で上昇していたが、欧州時間に入るとこれから本格化する米大手金融機関の決算発表を控え、業績への懸念から信用不安が高まり、下落に転じた。取引開始前に大手銀行ウェルズ・ファーゴが市場予想を上回る決算を発表すると市場に安心感が広がったものの、寄付き直後は6月の米消費者物価指数(CPI)が変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数で前月比0.3%上昇と、市場予想を上回ったことでインフレ懸念との綱引きとなり前日比マイナスとなった。しかしすぐに切り返し、上昇に転じると石油在庫が市場予想を上回り、原油先物価格が急落となって輸送・消費関連を中心に幅広い銘柄が物色され、上昇幅を拡大した。米公開市場委員会(FOMC)議事録の中で一部参加者が政策金利を早急に引上げることが妥当、と主張したと伝えられたが、特に材料視はされず、米証券取引委員会が住宅金融公社ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に加え、17社の大手金融会社の株式に対して空売り規制を導入する方針が明らかになると、金融株に買戻しの動きが加速し、金融株は過去最大の値上がりとなり、市場全体も高値引けとなった。ダウ工業株平均は前日比2.52%高の11239.28と、11000ドルの大台を回復して取引を終えた。

債券市場では、CPIが市場を上回ったことに加え、一部のFOMC参加者が早急な利上げを主張したこと、さらに株式市場の急上昇と、売り材料が相次いだことで債券市場から資金が流出し、金利は上昇した。

 為替市場では、米国の信用不安の後退とそれに伴う株式市場の上昇を受け、米ドルが対ユーロで上昇した。対円では欧州時間に米主要金融機関の決算への不安から米株価指数先物が下落したことで一時103円台まで下げたが、その後の米株式市場の急反発から105円台まで値を戻している。

 


ニューヨーク原油先物 続落。米石油在庫増加を受け急落

ニューヨーク原油先物は、続落。米週間石油在庫統計が発表され、原油在庫が減少予想に反して増加が示されると、市場に石油需要鈍化懸念が高まり、前日比6ドル以上下落してバレル=132ドル台まで急落した。その後値を戻し、134ル台で取引を終えている。

 金先物は米ドルが反発したことと信用不安の後退により、安全資産としての需要が弱まり反落となった。銅先物は引き続き需要鈍化懸念から続落した。

 

 

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7月16日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1640.90 11.62 0.71%
RTS 指数 2175.46 1.24 0.06%
   
ダウ工業株30種平均 11239.28 276.74 2.52%
ダウ ユーロ50種株価指数 3174.76 32.03 1.02%
MSCI 新興国株指数 1015.90 -0.27 -0.03%
日経平均株価 12760.80 6.24 0.05%
CME 日経平均先物 (円建て) 12960.00 230.00 1.81%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.5213 0.0014 0.03%
ドル・ルーブル 23.2553 0.0885 0.38%
ドル・日本円 105.14 0.42 0.40%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 134.60 -4.14 -2.98%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 444.57 -5.73 -1.27
金 先物(NY) 962.70 -16.00 -1.63%
プラチナ 先物(NY) 1938.40 -43.50 -2.19%
銅 先物(NY) 365.05 -4.95 -1.34%
小麦 先物(シカゴ) 834.00 23.00 2.84%
大豆 先物(シカゴ) 1548.00 32.00 2.11%
トウモロコシ先物(シカゴ) 677.25 10.50 1.57%

7月15日(火)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 反落。下落幅は大きいものの、レンジ内の動きに終始

  15日のロシア株式市場は、反落。前日の米株式市場が金融株を中心に下落したことで、MICEX指数は節目の1650を割り込んで寄付いた。前日の市場でエネルギー関連を中心に大きく値を戻していたこともあり、すかさず利益確定売りが広がった。その後、ドイツの景況感指数が1991年の算出以来最悪となり、欧州株が下落したことでロシア市場も下げ足を早め、MICEX指数は一時先週の安値(1618.82)を下回り、1615.37まで売り込まれた。その後は買戻しが入り値を戻したものの、米連邦制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見気分も強く、MICEX指数は前日比2.23%安の1629.28、RTS指数は1.53%高の2174.22で取引を終えた。
  連日で2%を超える乱高下が続いているが、MICEX指数の先週来の取引レンジはほぼ1620から1670に収まっている。株価下落で値ごろ感が高まる一方、海外市場の下落が止まらない中、ロシア市場への先安感が払拭できないからだ。とはいえ欧米市場が52週安値を更新する中、MICEX指数は1月安値を8%程度上回る水準にある。堅調な企業業績拡大見通しを背景に相対的なロシア市場の優位性はむしろ高まりつつある、といえるだろう。16日は欧米市場が次々と52週安値を更新したものの、引けでは値を戻し、アジア市場も落ち着いた取引になっていることから小幅上昇で寄付きそうだ。原油価格は急落しているが、これも先週来の1バレル=135~145ドルでのレンジ内の動きであることから、大きな売り材料とはならないだろう。
  ノヴォリペツク製鉄(NLMK)は、第2四半期の生産実績を発表し、各生産品目で生産量が14~34%増大し、販売価格も5~47%上昇したことを明らかにした。これを基に2008年通期の売上高が前年比70%増となる、との強気の見通しを示した。同業のマグニトゴルスク製鉄(MAGN)、メチェル(MTLR)も大幅な増収増益を発表しており、共に堅調なロシア国内需要がその要因、としている。米国の自動車販売不振と世界的な鉄鋼需要鈍化懸念、更には原材料価格上昇を背景に世界的に鉄鋼株は大幅な下落を強いられており、ロシアの鉄鋼株も上場来高値から一~二割ほど下落している。多くが自社内で原料調達が可能で、国内需要が堅調なロシア鉄鋼株の割安感は更に高った感がある。
ノヴォリペツク製鉄 (NLMK
15日終値 116.09ルーブル (前日比 3.32%安)
取引単位 100株         (約 52472円)

 

 

米国株 三日続落。
FRB議長が景気の下振れリスクに言及し、ダウ11000ドル割れ

  NY株式市場は、三日続落。注目の議会証言で、FRB議長が経済成長見通しに「明確な下振れリスクがある」との見方を示す一方で、「インフレ高進リスクが高まっている」と述べたことで、市場の警戒感が高まった。格付け会社ムーディーズがファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に対して銀行財務力格付けを引き下げ、貸倒損失の計上で配当停止の恐れがあると指摘したことで、この日も金融株が下落を主導した。6月の小売売上高は前月比0.1%増と市場予想を大幅に下回り、減税効果の出尽くし感も強まったこともあり、ダウ工業株平均の下落幅は一時前日比220ドルを超え、52週安値を更新した。その後、景気減速による需要鈍化懸念により原油先物価格が急落すると株式市場は反転し、一時前日比プラスまで値を戻した。ただ金融株への売りが止まらず、エネルギー関連が急落したことからダウ工業株平均は前日比0.84%安の10962.54と、11000ドルの大台を割り込んで取引を終えた。取引終了後に発表された、半導体世界最大手インテルの決算・売上高見通しが市場予想を上回ったことで、株価指数先物は時間外取引で上昇している。

  債券市場では、FRB議長が景気下振れリスクに言及したことから債券が買われ、金利は低下した。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では下振れリスクは縮小した、との認識を示していただけに、市場の利上げ期待は大きく後退した。先物市場での来年1月までの利上げ期待は前日の80%から69%に低下している。

 為替市場でも、FRB議長の発言を受けて米国の利上げ懸念が後退したことで、ドルが主要通貨に対して売られ、対ユーロでは史上最安値を更新した。ただドイツの景況感指数も指数算出以来最低となったこともあり、米株式市場が切り返すとドルも値を戻した。一方日本円は投資家のリスク回避姿勢の強まりから、キャリートレードが巻き戻され、6月初旬以来となる104円台まで強含んだ。

 


ニューヨーク原油先物 急落。

FRB議長発言を受け、需要鈍化懸念が台頭

  ニューヨーク原油先物は、急落。FRB議長が景気の下振れリスクに言及し、需要鈍化懸念が台頭し、この日の高値から10ドル以上下落し、一時ストップ安(値幅制限いっぱいの下落)に迫る1バレル=135ドルまで急落した。その後値を戻し、138ル台で取引を終えている。

 金先物はドル安と株安の進行で、安全資産としての需要が高まり5日続伸となった。銅先物はFRB議長の発言や最大の消費国である中国の輸入量減少を受け、需要鈍化懸念が高まり、反落となった。農作物先物は米国産地での気象見通し改善を引き続き嫌気して続落している。

 

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7月15日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1629.28 -37.19 -2.23%
RTS 指数 2174.22 -33.84 -1.53%
   
ダウ工業株30種平均 10962.54 -92.65 -0.84%
ダウ ユーロ50種株価指数 3142.73 -73.51 -2.29%
MSCI 新興国株指数 1016.17 -26.87 -2.58%
日経平均株価 12754.56 -255.60 -1.97%
CME 日経平均先物 (円建て) 12585.00 -175.00 -1.37%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.5199 -0.0646 -1.41%
ドル・ルーブル 23.1668 0.0127 0.05%
ドル・日本円 104.72 -1.43 -1.35%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 138.74 -6.44 -4.44%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 450.30 -8.43 -1.84
金 先物(NY) 978.70 5.00 0.51%
プラチナ 先物(NY) 2036.00 -11.20 -0.55%
銅 先物(NY) 370.00 -5.20 -1.39%
小麦 先物(シカゴ) 811.00 -7.00 -0.86%
大豆 先物(シカゴ) 1516.00 -43.00 -2.76%
トウモロコシ先物(シカゴ) 666.75 -15.50 -2.27%

7月14日(月)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 反発。主力エネルギー株に値ごろ感の買いが入る

  14日のロシア株式市場は、反発。米住宅金融公社に対する救済策が好感され上昇して寄付いた。ただ欧州株が伸び悩んだことでしばらく上値の重い展開となっていたが、ルクオイル(LKOH)、ロスネフチ(ROSN)など主力のエネルギー関連株が値ごろ感の買いから終日堅調で、MICEX指数も徐々に上昇幅を広げ、結局高値引けとなった。MICEX指数は前日比2.74%高の1666.47、RTS指数は1.89%高の2208.06で取引を終えた。
  これといった好材料が出て上昇したわけではないので、14日の上昇は自律反発に過ぎない、との見方もある。15日のアジア市場は米国での金融株急落を受け大幅安になっており、ロシア市場も銀行株中心に下落して寄付きそうだ。エネルギー関連株への買いが続けば相場反転も本格化となろうが、14日の上昇が急だっただけに利益確定売りが広がりそう。MICEX指数は1650どころで値固めが出来るかがカギとなろう。
  この日注目されたのはガスプロム(GAZP)の上昇。下落が本格化した6月30日以来、0.2%だけ上昇した一日を除いて9営業日下げ続け、その間の下落率は10%に及んだ。同社株は時価総額で世界第3位とロシア市場のみならず、世界市場でも突出した大企業で、多くの投資家が投資先に組み込んでいるだけに、相場全体の動向に左右され易い面がある。機関投資家がベンチマークとするMSCI世界指数が昨年10月の高値から20%以上下落し弱気相場入りする中、機関投資家からの売りにさらされていたが、ようやくそれにも一服感が出てきた。
ガスプロムGAZP
14日終値 313.17ルーブル (前日比 2.28%高)
取引単位 1株           (約 1436円)

 

米国株 続落。
住宅金融公社救済策は好感されるも、中小金融機関への破綻懸念が広がり金融株が急落

  NY株式市場は、下落。ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に対する、実質的な政府保証を確約した財務省と米連邦制度理事会(FRB)による救済策が発表され、両社に対する懸念は薄らいだ。だがリーマン・ブラザーズが貯蓄・貸付組合最大手のワシントン・ミューチュアルが今年、260億ドル(約2兆7599億円)の貸倒引当金を計上する可能性があるとのリポートを発表したことで、不動産下落による損失拡大により先週末破たんを発表した独立系住宅金融第2位のインディマックが抱えている問題は中小金融機関に共通、との懸念が広がった。S&P500種金融株価指数は6.1%安と、2000年4月以来で最大の下落となった。一方でiPhoneが発売開始後3日間で100万台を販売したことでアップルが上昇。その他消費関連や資源関連が上げたことで指数全体の下落幅は限定的であった。ダウ工業株平均は前日比0.41%安の11055.19で取引を終えた。

  債券市場では、注目のフレディマックによる短期債入札が順調に消化されたことや、中小金融機関への破たん懸念が広がったことで安全資産である米国債に資金が流入、金利は低下した。15日はFRB議長による議会証言が予定されており、今後の金融政策の方向性を示すこととなる。かねてよりインフレ期待の抑制に政策の重点を置くことを明言しているだけに、それを踏襲する内容となると債券売りが加速する、との見方が優勢だ。

 為替市場では住宅金融公社に対する救済策が好感され、米ドルが買い戻されたが、その後の米株式市場下落を受け上昇幅を縮小した。

 


ニューヨーク原油先物 もみ合い。ブラジル油田でのストライキに一喜一憂

 ニューヨーク原油先物は、もみ合い。ブラジルの産油量8割以上を占める地域で5日間のストライキに入ったことを受けて、一時1バレル=146ドルまで上昇したが、その後会社側から生産量に与える影響は軽微、とのコメントで値を戻し、145ドル台で取引を終えている。

 金先物は地政学リスクの高まりに安全資産としての需要が高まり4日続伸となった。銅先物は主産出国ペルーでの労働争議が引き続き懸念され続伸となった。一方農作物先物は米国産地での気象見通し改善により急落している。

7月14日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1666.47 44.46 2.74%
RTS 指数 2208.06 40.88 1.89%
   
ダウ工業株30種平均 11055.19 -45.35 -0.41%
ダウ ユーロ50種株価指数 3216.24 18.46 0.58%
MSCI 新興国株指数 1043.04 0.04 0.00%
日経平均株価 13010.16 -29.53 -0.23%
CME 日経平均先物 (円建て) 12920.00 -130.00 -1.00%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.5845 0.0110 0.24%
ドル・ルーブル 23.1541 -0.0944 -0.41%
ドル・日本円 106.15 -0.12 -0.11%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 145.18 0.10 0.07%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 458.73 -2.70 -0.59
金 先物(NY) 973.70 13.10 1.36%
プラチナ 先物(NY) 2047.20 48.80 2.44%
銅 先物(NY) 375.20 1.20 0.32%
小麦 先物(シカゴ) 818.00 -12.75 -1.53%
大豆 先物(シカゴ) 1559.00 -37.00 -2.32%
トウモロコシ先物(シカゴ) 682.25 -27.00 -3.81%

7月11日(金)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 下落。利上げよりも世界的な株安の流れに追随

  11日のロシア株式市場は、下落。前日の米国市場の反発を受け、小幅高で寄付いた。インフレ懸念が高まる中、ロシア中央銀行が政策金利を14日から0.25%引き上げ、年11%とする、と発表したものの市場への影響は限定的であった。利上げは今年に入って4回目となり合計で年1.00%となった。また石油関連企業への追加減税案が討議される可能性がある、として注目された関係企業との協議会では、具体案を8月までにまとめる、として結論は先延ばしされた。プーチン首相としては今月可決された第一次減税案(1300億ルーブル規模 約5946億円)の効果を見守る方針だ。それらよりも米住宅金融公社をめぐる混乱と原油価格上昇を嫌気して欧州株が下落基調を辿ると、連れ安する形で下落に転じ、取引終了直前にこの週の安値(MICEX指数で1631.04)を割り込むと下げ幅を広げて、そのまま安値引けとなった。MICEX指数は前日比2.26%安の1622.01、RTS指数は0.88%安の2167.18で取引を終えた。
  今週も海外市場、特に米国市場に追随した動きに終始しそうだ。過去3週間の相場動向から明白なように、原油価格上昇はロシアのエネルギー株にとって上昇要因とはならず、海外市場動向を通じて、むしろ下落要因となっている。ロシア市場全体の反発の契機としてもここは原油価格の調整が望まれるところだ。原油価格動向には米ドルの為替動向が強く連関しており、今後の米金融政策の方向性を示す15日の米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言には注目だ。海外市場の調整色が強いため、なかなか底入れ感は出て来づらいが、一方で市場の不安心理が強いだけに、好材料が出てきたときの反動も大きそうだ。ロシア市場固有の悪材料が出ているわけではないので、思いのほか下値は限定的であろう。今週のMICEX指数は1590~1680で推移か?
  ロシア最大の非鉄企業ノリリスク・ニッケル(GMKN)は、本日臨時取締役会を開催する予定。今月に入って最大株主のポターニン氏の会長就任とその部下であるバテヒン氏の新CEO就任が決定したが、それに異議を唱える大株主、世界最大のアルミ企業であるルサール(非上場)が取締役会の開催を求めていた。主要株主による企業経営を巡る主導権争いを嫌気して、5月の上場来高値(7202ルーブル)から30%弱の下落となっており、これがロシア市場下落を主導している、との見方もある。市場では大株主たちが、持ち株比率向上のため株の買増しに動く、との思惑もあり、その株価下げ止まりに市場の注目が集まっている。
ノリリスク・ニッケルGMKN
11日終値 5165.06ルーブル (前日比 4.30%安)
取引単位  1株          (約 23622円)

 

 

米国株 下落。住宅金融公社の国有化観測に乱高下

  NY株式市場は、下落。ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)をめぐる懸念が強まり、金融株が下落を主導した。両社は10日に米連銀前総裁が破たん状態にある、との見方を示して以降、その救済をめぐって市場の憶測を呼んでいた。これに原油価格が史上最高値を更新したことが加わり、ダウ工業株平均の下落幅は一時前日比250ドルを超え、節目の11000ドルを下回った。その後、FRBが住宅金融公社に連銀貸し出しの利用を認め、両社の破綻回避に動く、との思惑からダウ工業株平均は前日終値近辺まで買い戻される局面もあったが、結局前日比1.14%安の11100.54で取引を終えた。米国時間で13日夜、FRBが住宅金融公社2社への連銀貸出を正式に発表し、米株価指数先物は時間外取引で大幅反発している。今週は米主要企業の第2四半期決算発表がピークを迎え、また15日にはFRB議長の議会証言が予定されており、原油価格・住宅金融公社の動向と共に相場の波乱要因となろう。

  債券市場では、住宅金融公社の発行する債券への売りが強まり、それをヘッジするために米国債にも売り圧力が強まって金利は上昇した。両社が国有化された場合、米政府への財政負担が懸念されるところだが、格付け会社ムーディーズはその場合でも、米国債の格付けは「AAA」にとどまる、との見解を示している。

 為替市場では住宅金融公社をめぐる混乱からドルを売る動きが強まり、11日は米ドルにとって株・債券・為替のトリプル安となった。

 


ニューヨーク原油先物 続伸。

地政学リスクの高まりで史上最高値を一気に更新

ニューヨーク原油先物は、続伸。イスラエル・イラン情勢をめぐって、イランによるミサイル発射実験に対抗し、イスラエルがイラク上空で演習を行った、との報道や、ナイジェリアの政情不安に加え、この日はブラジルの油田労働者によるストライキ計画が明らかとなって供給不安が再燃、更に米ドル安進行が加わって原油先物価格は一時1バレル=147.27ドルと史上最高値を更新した。結局145ドル台で取引を終えている。

 金先物は地政学リスクの高まりとドル安の進行、原油価格上昇受け続伸、今年3月以来の高値に達した。銅先物は主産出国ペルーでの労働争議、取引所在庫の減少などを材料に反発となった。

7月11日の市場

株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1622.01 -37.56 -2.26%
RTS 指数 2167.18 -19.17 -0.88%
   
ダウ工業株30種平均 11100.54 -128.48 -1.14%
ダウ ユーロ50種株価指数 3197.78 -85.23 -2.60%
MSCI 新興国株指数 1043.00 6.47 0.62%
日経平均株価 13039.69 -27.52 -0.21%
CME 日経平均先物 (円建て) 12905.00 -185.00 -1.41%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。    
為替市場      
ルーブル・円 4.5735 -0.0110 -0.24%
ドル・ルーブル 23.2485 -0.1053 -0.45%
ドル・日本円 106.27 -0.81 -0.76%
商品市場      
WTI 原油先物(NY) 145.08 3.43 2.42%
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 461.43 2.51 0.55
金 先物(NY) 960.60 18.60 1.97%
プラチナ 先物(NY) 2047.20 48.80 2.44%
銅 先物(NY) 374.00 2.15 0.58%
小麦 先物(シカゴ) 830.75 12.75 1.56%
大豆 先物(シカゴ) 1596.00 9.00 0.57%
トウモロコシ先物(シカゴ) 709.25 5.00 0.71%

7月10日(木)のロシア市場の動き

ロシア株式市場 小幅反発。
手がかり材料難のなか、模様眺めの姿勢が強まる

  10日のロシア株式市場は、小幅反発。前日の米国市場の大幅下落を受け、欧州株も反落したもの、ロシア市場は比較的落ち着いた動きとなった。小幅下落して寄付いた後、欧州株に引きづられて下落幅を広げる場面もあったが、08日の安値を割り込むことはなく切り返し、上昇に転じた。MICEX指数は前日比0.23%高の1659.57、RTS指数は0.34%高の2186.35で取引を終えた。
 ロシア市場では材料難の中、模様眺めの姿勢が強まっている。世界の株式市場関係者の関心が米国の信用不安と来週にも山場を迎える米大手企業の第2四半期決算の行方に集中しており、積極的な売り買いは手控えられている。昨日ロシアが欧州最大の自動車市場に躍り出たことで買われた自動車株は早くも息切れ。最大手のアフトワズ(AVAZ)は4.10%安となった。ガスプロム(GAZP)は、ルクオイル(LKOH)、ロスネフチ(ROSN)などと共に、リーマン・ブラザーズが目標株価の引上げを受けたが、結局0.39%安となり、下値を切り下げる展開となっている。同社株が上昇基調とならないことには、ロシア市場全体の底入れは難しいだろう。
  カリウム肥料大手ウラルカリー化学(URKA)は今年上半期の生産量が前年比5.3%拡大したと発表し、大幅高となった。同社株は、農作物価格の急騰で、農業関連銘柄に市場の関心が高まる中、昨年11月のMICEX上場以来3倍程の急騰となっている。6月中旬に上場来高値388.00ルーブルを記録して以来、調整局面を迎えていたが、08日にカリウム肥料のロシア国内取引価格が前年比3倍となった、と報じられると下げ止まりを見せていた。
ウラルカリー化学URKA
10日終値 330.82ルーブル (前日比 5.25%高)
取引単位 1株             (約 1517円)

 

米国株 反発。
住宅金融公社への懸念は残るものの、大型M&Aを好感

  NY株式市場は、反発。財務長官と連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言を行い、住宅金融公社には十分な資本がある、との認識を示したものの、市場の不安感をぬぐいきれなかった。セントルイス連銀前総裁がファニーメイ (連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の両社は実質的に破綻状態にあり、政府救済が必要になる恐れがあると指摘したことで両社株は急落、金融株全体に売りが広がった。ただ中国のアルミメーカーが減産で合意したため、アルミ大手のアルコアが8年ぶりの大幅高を演じ、また米化学大手のダウ・ケミカルが特殊化学品メーカーのローム・アンド・ハースの買収で合意したことが好感され、市場全体では徐々に上値を追う展開となり、ダウ工業株平均の上げ幅は一時140ドルに迫った。午後に原油価格が急騰すると一気に180ドル超下げ、一時下落に転じたが、引け際には持ち直し、上昇を維持した。ダウ工業株平均は前日比0.73%高の11229.02で取引を終えた。11日はGEの第2四半期決算が発表される。前回発表時は減益決算を発表し、市場の急落を招いただけに注目が集まっている。

  債券市場では、住宅金融公社への懸念が払拭できないでいる一方、株式市場が下落したため横ばいで取引を終えている。英ポンドはイングランド銀行が政策金利を据え置いたことで、景気減速懸念が高まり下落している。

 為替市場では信用不安がぬぐえない上、FRB議長が議会証言で「金融混乱が続いている」と述べたことで米ドルが主要通貨に対して下落した。また英ポンドはイングランド銀行が政策金利を据え置いたことで景気悪化懸念が高まり、下落している。

 


ニューヨーク原油先物 急上昇。

地政学リスクの高まりで140ドル台を回復

  ニューヨーク原油先物は、急上昇。前日伝えられたイランによるミサイル発射実験がこの日も実施されたことに加え、ナイジェリアの武装勢力が今週にも休戦を解除すると述べたことから地政学リスクが高まり、上値抵抗線である1バレル=138ドルを抜けると一気に142ドル台まで上昇した。結局141ドル台で取引を終えている。国際エネルギー機関(IEA)は7月の月報で、5カ月連続で下方修正していた2008年の世界原油需要見通しを上方修正した。途上国での短期的な強い原油需要がその理由。

 金先物は地政学リスクの高まりとドル安の進行を受け続伸、銅先物は世界最大の消費国である中国の輸入量が減少を示したことで、反落となった。

7月10日の市場

2008年7月10日
株式市場 終値 前日比 騰落率
MICEX 指数 1659.57 3.82 0.23%
RTS 指数 2186.35 7.45 0.34%
   
ダウ工業株30種平均 11229.02 81.58 0.73%
ダウ ユーロ50種株価指数 3283.01 -59.47 -1.78%
MSCI 新興国株指数 1036.53 -0.44 -0.04%
日経平均株価 13067.21 15.08 0.12%
CME 日経平均先物 (円建て) 13090.00 40.00 0.31%
シカゴ日経先物の前日比は大証先物終値との比較です。