2010年1月20日ロシアニュース
1.PIKグループ(PIKK)、VTB(外貿銀行)に期限経過借入金総額31億ルーブルを返済
VTB(外貿銀行、VTBR)は1月18日、PIKグループ子会社のDCK-2に貸し出していた期限超過債務27億ルーブルの返済を求める訴えを取り下げたと報じられた。
報道によると、PIKグループは前日にVTB(外貿銀行)に対し、期限経過債務元利あわせて総額31億ルーブルを返済したとされる。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は465円程度。19日終値前日比+4.35%。
《会社概要》
PIKグループは1994年に国内不動産事業に参入した大手デベロッパーである。主要事業は不動産開発、建設、建材生産、住宅基金運用など。傘下に20以上の企業を有する同社は、自社の第2住宅建設コンビナート及び第3住宅建設コンビナートを用いて国内11の地方で大衆向け住宅の建設を行っている。設立以来の住宅建設面積は900万平方メートル(最大15万戸)で、うち07年には150万平方メートル(最大2万5000戸、総居住者40万人)の建設を行った。08年7月1日時点における同社の開発用地は1990万平方メートルである。
2.TMK(TRMK)、09年管製品出荷量は13%減の279万2000トン
TMKは2009年下半期、製品出荷量を順調に伸ばし、第3四半期に対前期比で15%増、第4四半期には同22%となった。しかし、年間通期では279万2000トンと、前年実績を13%下回った。同社はパイプ事業が危機に強いとの見解を示した。
シームレスパイプの出荷量は第4四半期に21%増加したが、通期では16%減少した。溶接管は第4四半期に24%増加した(通期では10%の減少)。
第4四半期には同社の主要市場で石油関連パイプや同社の製品需要が伸びたほか、国内における大規模幹線パイプ案件が実施されたことにより、出荷量が増加した。また、自動車製造業や建設業界からの製品需要も若干回復した。第4四半期に製品需要が増加したことにより、上半期の落ち込みの大部分を取り戻した格好だ。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は494円程度。19日終値前日比+0.06%。
《会社概要》
TMKはロシア最大手管生産会社。世界管生産最大手3社に入る。各経済分野で使用される全企画管製品を生産。60ヶ国に製品を輸出。グループ傘下にはVolzhsky Pipe Plant, Seversky Tube Works, Sinarsky Pipe Plant, Taganrog Metallurgical Works, Orsky Machine Building Plant and Truboplast coating company、ルーマニアのTMK-ARTROM pipe plantとTMK-Resitaが入る。
3.TMK(TRMK)、2010年は大幅増産を計画
TMKは2010年、生産量を大幅に増加させ、前年業績を上回る予定。同社は昨年、新規生産施設を開設したほか、昨年下半期に観測された管製品需要の伸びが今年も続くと期待されるため、増産計画を立てている。昨年の管製品出荷量は前年比13%減の279万2000トンだった。
今年は資源価格の上昇分を製品価格に転嫁する計画で、高価格・高稼働率と製品ラインナップの改善により、収益性の向上を期待している。
おととしヴォルガ製管工場で操業を開始した大規模生産設備で大口の溶接管生産が開始され、石油・ガス幹線パイプライン市場に参入、ガスプロム(GAZP)やトランスネフチ(TRNFP)から製品を受注した。今年は40万トンの出荷を計画している。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は494円程度。19日終値前日比+0.06%。
《会社概要》
TMKはロシア最大手管生産会社。世界管生産最大手3社に入る。各経済分野で使用される全企画管製品を生産。60ヶ国に製品を輸出。グループ傘下にはVolzhsky Pipe Plant, Seversky Tube Works, Sinarsky Pipe Plant, Taganrog Metallurgical Works, Orsky Machine Building Plant and Truboplast coating company、ルーマニアのTMK-ARTROM pipe plantとTMK-Resitaが入る。
4.南テレコム(KUBN)、09年ブロードバンド接続加入者は53%増の54万3000人に
南テレコムは2009年、ブロードバンドインターネット接続加入者が53%増加し、54万3000人となった。
同社は今年、積極的にブロードバンド接続サービスを拡大していく構えで、ネットワーク整備に全投資額42億ルーブルのうち、約30%を振り向ける計画だ。加入者は36%増の73万6000人を目標としている。
南テレコムのタナシェフ副社長は、電話通信市場の動向に対応するため2009年にはブロードバンド接続整備プロジェクトを積極的に実現させたと述べ、今年も作業を継続させる考えを示した。
なお、同社普通株式の売買単位は100株で、最低売買金額は1301円程度。19日終値前日比-0.19%。優先株式の売買単位は100株で、最低売買金額は970円程度。19日終値前日比+0.10%。
《会社概要》
南テレコムはロシア大手通信会社。南部地域を中心に通信サービスを提供。7つの地域間通信会社のうちの1社。9つの地域通信会社が合併した結果、誕生した企業。本部はクラスノダル市。固定国内・国際電話通信、携帯電話通信、インターネット、ケーブルテレビ等のサービスを提供している。
5.ノヴァテク(NVTK)、09年総ガス採掘量は6%増の328億立方メートル
ノヴァテクは2009年第4四半期、89億8000万立法メートルの天然ガス(対前年同期比11.4%増)と、83万4000トン(同17.8%増)の液化炭化水素(ガスコンデンセートおよび石油)を採掘した。
2009年通期では、前年比6.2%増となる327億8000万立方メートルの天然ガスと、同17.9%増となる304万9000トンの液化炭化水素を採掘した。
プスコフガスコンデンセート精製工場における脱エタンガス精製量は通年では284万5000トン、第4四半期では78万6000トンとなった。
ガスコンデンセート輸出は36タンカーと、前年実績の29を上回った。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は596円程度。19日終値前日比+3.65%。
《会社概要》
ノヴァテクはロシア大手民間天然ガス会社。ガスプロムにつぐロシア第2位。主要事業はガス・石油の探査・生産・加工・販売である。2007年末時点、ガス(石油換算)の確認埋蔵量は46億7800万バレル。主要産地はロシアのヤマロ・ネネツ自治管区である。
6.ヴィムペル・コミュニケーションズ(VIMP)、S&Pが格付け見通しを「安定的」に引き上げ
格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ヴィムペル・コミュニケーションズの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に見直した。長期信用格付け「BB+」は確認。
《会社概要》
ヴィムペル・コミュニケーションズはロシア・CIS諸国大手携帯通信会社。国内で最も有名な商標「Beeline」で携帯通信及びインターネットのブロードバンドサービスを提供。ロシア以外にカザフスタン、ウクライナ、ウズベキスタン、タジキスタン、グルジア、アルメニアにおいて事業を展開。ロシアの会社で最初にNYSEに上場。
2010_01_20 O