2010年1月21日ロシアニュース
1.薬局チェーン36.6(APTK)、製薬卸売大手SIAインターナショナルが25%を取得
製薬卸売大手SIAインターナショナルは、薬局チェーン36.6株式の25%を取得し、大株主の一つとなった。
大手2社の提携により、製薬市場の発展が見込まれる。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は644円程度。20日終値前日比-5.57%。
《会社概要》
薬局チェーン36.6はロシア大手美容・健康商品小売会社。ロシア国内29地域、90都市において事業を展開。1224店舗を保有。ロシア美容・健康商品取扱企業中、最初にIPOを実施。5年以内に、美容・健康商品小売市場の15%を占める戦略を策定している。
2.ヴォルガテレコム(NNSI)、ブロードバンド接続加入者が100万人を突破
ヴォルガテレコムのインターネットブロードバンド接続加入者が今年1月に100万人を突破した。うち、約90%(89万6000人強)はJサービスに加入している個人利用者。
同社は個人・法人向けインターネットのブロードバンド接続サービスを2004に開始、2006年には沿ヴォルガ連邦管区の11地域で登録商標Jでの個人向けサービスを開始した。アドバンスドコミュニケーションズ・アンド・メディア(AC&Mコンサルティング)の調査によると、同社は個人向けブロードバンド接続加入者数で国内トップに入っている。同社ではJサービス加入者が今年第1四半期にも100万人を突破すると見ている。
同社は今年、最大転送速度100MbpsのFTTxサービスのほか、IPテレビなど様々なサービスを開始する計画。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は287円程度。20日終値前日比-3.41%。優先株式の売買単位は1株で、最低売買金額は228円程度。20日終値前日比-2.22%。
《会社概要》
ヴォルガテレコムはロシア大手通信会社。沿ヴォルガ管区を中心に通信サービスを提供。7つの地域間通信会社の内、1社。10の地域通信会社が合併した結果、誕生した企業。固定国内・国際電話通信、携帯電話通信、インターネット、ケーブルテレビ・ラジオ等のサービスを提供している。主要株主は国営持株会社Svyazinvest。
3.ルクオイル(LKOH)、ヴォルゴグラード州の地質調査と製油所近代化に30億ドル
ルクオイルのアレクペロフ社長はヴォルゴグラード州のブロフコ知事や同州に所在する子会社の経営陣と相次いで会談を行い、2015年までの5年間に、同州のヴォルガ川左岸地域での地質調査作業の拡大と、ヴォルゴグラード製油所の近代化に約30億ドルを投じると表明した。
これにより、石油精製量は年間1200万トン、精製度は93%以上、20%の節電となるほか、欧州環境基準ユーロ5対応燃料の生産が実現する見通し。
このほか、同州の発電施設の大規模再建も行われる見通しで、住民への熱供給の安定化と生産コストの削減、光熱費の最適化が期待される。
一方ブロフコ知事は、3年前から実施されている ルクオイルとの社会・経済的パートナーシップの今後の継続必要性を確認した。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は5420円程度。20日終値前日比-1.33%。
《会社概要》
ルクオイルは世界有数の垂直統合型石油会社。主要事業は石油・ガス及び石油化学製品の生産・精製・販売である。国内の西シベリアを中心に探査・採掘を実施している。ロシア国内・CIS諸国・東ヨーロッパ諸国に多数の石油・ガス精製工場、石油化学製品工場を保有している。製品の多くは輸出用。世界の民間石油企業中、炭化水素確認埋蔵量では第2位。
4.トランスネフチP(TRNFP)、石油パイプラインプロジェクトを統合か
トランスネフチのトカレフ社長は、ロシアが、トルコ、イタリア、ギリシャと、黒海沿岸を通る2つの大規模石油パイプラインプロジェクトを統合することで合意したと表明した。
対象となるのはトルコのサムスンとジェイハンを結ぶパイプラインと、ブルガリアのブルガスとギリシャのアレクサンドロポリスを結ぶパイプライン。統合の場合、2つのプロジェクトの法的独立性は維持される。
なお、同社優先株式の売買単位は1株で、最低売買金額は83126円程度。20日終値前日比-4.06%。
《会社概要》
トランスネフチはロシア大手石油パイプライン会社。主要事業は石油の国内外への輸送・供給である。国内パイプライン市場において独占的な地位を占める。石油の輸送及び運営以外に、パイプライン点検・修理事業も手掛ける。石油輸送に関し、外国籍企業と積極的に交渉を行う。
5.UTエアー航空(TMAT)、09年搭乗者数は9.9%増の390万人
UTエアー航空は2009年、搭乗者数が9.9%増の388万4179人となった。
飛行距離は15%増、搭乗率も0.9ポイント上昇の71%となった。貨物取扱量は約1万トン、郵便取扱量は2000トン強となった。飛行時間は14万6170時間で、前年実績を2.1%上回った。
ヘリコプター部門の貨物取扱量は2.5%増の5万7982トン、飛行時間は7万9377時間となった。
今年の飛行時間は約30万時間、就航機材は航空機100機強、ヘリコプター200機強を計画している。搭乗者数は昨年を34%上回る480万人を見込んでいる。ヘリコプター事業は国内をはじめ11ヶ国で展開する見通し。
なお、同社普通株式の売買単位は100株で、最低売買金額は3608円程度。20日終値前日比+1.74%。
《会社概要》
UTエアー航空はロシア大手民間航空会社。主要事業は国内外における旅客・貨物の輸送である。ヘリコプター事業ではロシア最大手であり、石油ガス関連企業にサービスを行う。
6.アクロン(AKRN)、09年生産量は11%増の510万トン
アクロンの2009年製品生産量は前年実績を11%上回る510万トンとなった。アンモニアおよび無機肥料生産量は17%増の430万トンとなった。傘下ドロゴブージ(DGBZ)の製品生産量は48%増加した。
2009年は窒素肥料の需要が堅調で、尿素と硝酸アンモニア生産の稼働率が過去最高に達した。グループ全企業のアンモニア生産量は約170万トンと高水準であった。
ドロゴブージのアンモニア、硝酸アンモニア生産量は同社創業以来の最高水準となった。下半期には液体複合肥料需要が伸び、ヴェリーキー・ノブゴロド市の工場では20%の増産となった。
世界経済の回復に伴い、同社では、主要販売市場における肥料需要は安定的に高水準で推移すると予想しており、アンモニアおよび肥料生産稼働率を最高水準まで引き上げることができるとしている。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は3187円程度。20日終値前日比+4.35%。
《会社概要》
アクロンはロシア大手肥料製造会社。アンモニア、メタノール、ホルマリンを含め40種の化学製品を製造。多くの製品が海外に輸出される。グループ主要企業:Acron、Dorogobuzh、North-Western Phosphorous Company、Verkhnekamsk Potash Company、Shandong Hongri Acron Chemical(中国)。製品供給会社の株式を保有:Apatit-7.73%、Silvinit-6.08%、Sibneftegaz-21%。
2010_01_21 O