2010年1月25日ロシアニュース
1.フィッチがロシアの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に上方修正
国際格付け会社フィッチ・レーティングスは、ロシアの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に上方修正した。同時に、外貨建て・自国通貨建て長期発行体デフォルト格付け(IDR)「BBB」、短期発行体デフォルト格付け「F3」、カントリーシーリング格付け「BBB+」を確認。
2.フィッチがロシア13行の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に上方修正
国際格付け会社フィッチ・レーティングスは、VTB(外貿銀行)(VTBR)、ロスバンク(ROSB)、ズベルバンク(SBER)、ロシア農業銀行、対外経済銀行など、ロシア13銀行の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。
3.連邦送電会社(FEES)、フィンランド企業と送電分野における協力を審議
連邦送電会社の首脳陣は1月21日、ヘルシンキで幹線送電を手がけるフィンランドのフィングリッド首脳陣と実務会談を行った。
連邦送電会社のベルド二コフ理事兼IR部長は、ロシア・フィンランド間の送電に関する現状テストを行った結果、電力をロシアから輸出するだけでなく、フィンランドからロシアへ輸出する可能性もあることを指摘した。この計画は、国内北西部の発電所で修繕作業が行われる際、フィンランドから電力を輸入し、電力の安定確保を図ることを主要目的としている。
現在、電力の逆輸送に関する現状テストの第1段階が終了、実現化に向けて、10月までに追加テストが行われる見通し。
なお、同社普通株式の売買単位は100株で、最低売買金額は102円程度。22日終値前日比-1.22%。
《会社概要》
連邦送電会社はロシア連邦の電力業界再編に伴い、2002年6月25日に設立された。全ロシアの送電システム(220KW以上)の運営、維持、発展を目的としている。
主要事業
・ 全国送電システムの管理
・ 卸売市場における事業体に対する配電及び送電線への接続に関するサービス提供
・ 全長12万キロメートルの電線
4.ノヴォリペツク製鉄(NLMK)、09年の粗鋼生産量は1%増の1060万トン
ノヴォリペツク製鉄は2009年、粗鋼生産量が前年実績を1%上回る1060万トンとなった。鋼材生産量は0.3%減の1060万トン。第4四半期の粗鋼生産量は290万トンと前期比2%減、鋼材生産量は290万トンと同3%減だった。
鋼材販売量は3.3%増加し、1061万1000トンとなった。うち、金属製品は28.8%、形鋼は12.7%の増加。一方、銑鉄は9.3%、鋼片は49.8%減少した。
2010年第1四半期の粗鋼生産量は前年第4四半期並の280万トンとなる見込み。
第1四半期業績には国内外市場における金属製品価格の伸びが好影響を与えた。
なお、同社普通株式の売買単位は100株で、最低売買金額は29131円程度。22日終値前日比-3.43%。
《会社概要》
ノヴォリペツク製鉄はロシア大手製鉄会社。鋳鉄、スラブ、冷間・熱間圧延材、電炉鋼、亜鉛メッキ・ポリマー被覆鋼材などを生産。国内販売以外に輸出も行う。主要子会社はStoilensky GOK、Altaykoks、VIZ SteelとデンマークのDanSteel A/S。
5.ルクオイル(LKOH)、09年国外採掘量は510万トン強
ルクオイルグループの国外石油採掘量(テンギス油田分を除く)は2009年、同社全採掘量の5%にあたる510万トン強となった。ガスコンデンセート採掘量は全採掘量の29%にあたる50億立方メートル強。
ルクオイル・オヴェルシスはルクオイルの主要企業の一つで、国外における石油・ガス鉱床の取得や開発などを担っている。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は5256円程度。22日終値前日比-1.47%。
《会社概要》
ルクオイルは世界有数の垂直統合型石油会社。主要事業は石油・ガス及び石油化学製品の生産・精製・販売である。国内の西シベリアを中心に探査・採掘を実施している。ロシア国内・CIS諸国・東ヨーロッパ諸国に多数の石油・ガス精製工場、石油化学製品工場を保有している。製品の多くは輸出用。世界の民間石油企業中、炭化水素確認埋蔵量では第2位。
6.VSMPOアヴィスマ(VSMO)、09年銀行借り入れは7億200万ドル
VSMPOアヴィスマの銀行借入額は2010年初めの時点で7億200万ドルとなっている。ヴォエヴォジン社長が表明した。
同氏は、「残念ながら、現在の予算の枠内では借入を増やさざるを得なかった。第1に、今年だけでも45億ルーブルにのぼる投資計画がある。資金の一部には流動資産と売上高を充てる。もちろん。利益の一部は投資計画実現に振り向けられる予定だ。残りは借りなければならない。」と述べた。
同社は2009年9月、投資計画資金として、ズベルバンクより3億ドルの借入(5年)を行った。同資金は2010年末までに使用される見込み。昨年下半期は効率的に借入の最適化を図った。ヴォエヴォジン社長は、「以前は流動負債が90%を占めていたが、2009年は3年物の借入を数件行い、今後2年の財務状況を改善した。」と述べた。
同社では今年と来年は借入を増やさないことを重要課題としている。実質的に銀行借り入れを大幅に減少させることができるのは3~4年後となる見通し。
なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は7493円程度。22日終値前日比-4.80%。
《会社概要》
VSMPOアヴィスマはロシア大手鉄鋼会社。チタンの生産は世界最大手。その他、アルミ合金、高度フェロチタン、ステンレス、スチール等の半製品を製造。世界の航空宇宙大手企業に製品を供給。主要生産地はスヴェルドロフスク州とペルミ地方である
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