ロシア企業ニュース: 2007年9月
9月28日(金)付ロシア企業ニュース
1) TMK(TRMK)、上半期純利益2億8,910万ドル(国際財務報告基準)
売上:20億3,000万ドル(前年同期比28.1%増)
EBITDA:4億9,950万ドル(同比26.9%増)
純利益:2億8,910万ドル(同比25.8%増)
2) ロスバンク(ROSB)、上半期純利益36億9,700万ルーブル(国際財務報告基準)
資産額:2,495億3,200万ルーブル超
対顧客貸付額:1,730億2,900万ルーブル
顧客資産額:1,592億4,200万ルーブル
資本額(2007年6月30日現在):317億8,100万ルーブル
純利益:36億9,700万ルーブル(前年同期:13億9,800万ルーブル)
上記上半期業績につきポポフ頭取は、「純利益は記録的な純利益。資本不足で発展が抑えられた事業があったにも拘らず、全体としての業績は確実な成長を示すものとなった。過日の株式追加発行及び資本拡大によって、当行の戦略課題を完全な形で実施することが可能となる」とコメント。
3) アフトワズ(AVAZ)、ブロック株を欧米に売却する意向
国営の軍事品輸出入企業Rosoboronexportが保有するアフトワズ株につき、現在は西欧の戦略的パートナーにブロック株を売却する計画を立てている。Rosoboronexport及びアフトワズの各代表は「ロシア国内にはアフトワズを除いて大規模な自動車製造企業がないため」とコメント。
以前の報道にあるように(訳注:2007年9月26日付企業ニュース参照)、Rosoboronexportでは本売却につきセヴェルスタリ及びMetalloinvestと交渉、また市場公募によって投資家にも売出す予定としていたが、その時点ではブロック株を手元に残す意向としていた。
外国企業については、仏ルノー及び伊フィアットと交渉を行っていることが明らかとなっているが、ブロック株が誰の手に渡るのかについては現時点では未だ確定されていない。
4) ガスプロム(GAZP)、2030年までのガス分野発展一般計画修正を取締役会で検討
取締役会で、2030年までのガス分野発展一般計画に対して実施される修正作業を総括。
政府決定に従って作成された「2020年までの電力施設配置一般計画」指標に基づいた修正及び、消費者へのガス供給長期契約締結作業の結果を考慮した予測バランスの完成が取締役会に課された。
(参照)
「2030年までのガス分野発展一般計画」は、ロシア産業エネルギー省が承認した国内炭化水素原料パイプライン輸送システム発展事業を実現するために作成されたもので、国家、ガスプロム、ガス産業の独立系生産業者が拮抗して参画し、最大の経済・金融効果のもとで主要生産機能を保証することが目的。
本計画における重要問題の一つは、需要予測、資源地の発展見込みや国内市場の価格形成に応じて最適なガス生産量の確定。
情報提供:FINAM Investment Company
9月27日(木)付ロシア企業ニュース
1) VTB(外貿銀行)(当社非取扱銘柄)(VTBR)、上半期純利益12.5%減(国際財務報告基準)
純利益:5億400万ドル(12.5%減)
減益の主な要因は、証券業務収入の減少によるもの(2006年上半期にはカマズ社株式売却による1億1,600万ドルの収入があった)とのこと。
クレジットポートフォリオ:368億1,100万ドル(21.7%増)
営業利益:14億7,700万ドル(14.2%増)
利子収入:22億3,500万ドル(36.4%増)
手数料収入:3億ドル(64.8%増)
1株あたり利益:約0.002ルーブル
など
2) システマ・ハルス(当社非取扱銘柄)(HALS)、上半期連結売上21.7%増(米国一般会計基準)
連結売上:1億2,980万ドル(前年同期比21.7%増)
不動産及び開発計画に同社が占める金額:28億8,200万ドル(41.3%増)
売上の67.6%は開発計画事業収入によるもので、この増益が売上拡大をもたらした大きな要因。
利益税:1,020万ドル
純損失:9,960万ドル
3) ノヴァテク(NVTK)、エジプトの炭化水素探査・採掘利権の半分を取得
エジプト、エル・アリシュ地域の陸棚における炭化水素探査・採掘の利権契約において、ノヴァテクがTharwa Petroleum S.A.E.より50%を購入。残り50%は同Tharwa Petroleum S.A.E.が保持。
シナイ半島北岸の地中海陸棚にあるエル・アリシュの区画面積は、約2,300平方キロメートル。
「エル・アリシュ陸棚はノヴァテクにとって最初の国際プロジェクトで、長期的な生産量安定成長のための産地多様化戦略に則ったもの」と同社ミヘルソン代表がコメント。
4) 極東電気通信会社(ESPK)、上半期純利益2倍増(国際財務報告基準)
純利益:7億7,890万ルーブル(2.1倍増)
売上:72億5000万ルーブル(前年同比40.3%増)
営業経費:49億1,200万ルーブル(40.7%増)
OIBDA:23億3,800万ルーブル(39.4%増)
偶発損失:2億580万ルーブル(連邦反独占局からの要求額)
5) ルクオイル(LKOH)、ガスプロム・ネフチとルクオイルの共同企業設立につき、ガスプロム代表とルクオイル代表が協議
ガスプロム本社でミレル社長及びルクオイル代表アレクペロフ氏の会合が行われ、ガスプロム・ネフチとルクオイルとの共同企業設立について協議された。
企業形態は有限会社、出資率はガスプロム・ネフチ51%、ルクオイル49%、経営権は同等となる。
情報提供:FINAM Investment Company
9月26日(水)付ロシア企業ニュース
1) 第9地域電力(TGKI)、第9地域電力の国家持ち分をロシア統一電力システムが売却
ロシア統一電力システムの再編において、国家が所有している第9地域電力(TGK-9)株式1兆9,330億株(授権資本の約34%に相当)を売却する。
購入希望者の申し込みは10月15日まで。また、同TGK-9の追加発行株も売却される予定。
2) ガスプロム(GAZP)、クラスノヤルスク地方の3産地で採掘開発権を獲得
クラスノヤルスク地方Vogchansk・Motyginsk両地区にある産地3箇所の総埋蔵量は1億4,900万トン、9月25日に実施された採掘開発権競売の結果、ガスプロムが1億1,600万ルーブルで落札。
3) 第1卸売電力(OGKA)、9月28日の取締役会議題
同社再編問題の決定に反対票を投じた株主及び同投票に参加しなかった株主からの株式買取価格が9月28日の取締役会で決定される。
この取締役会では、同社資産簿価の10%から25%に相当する取引額の事前承認についても協議する予定。本取引は、Kashirsky国家地域発電所第3発電機施設の建設・据付追加工事に関して業者と締結するもの。
その他、臨時株主総会開催も議題に上がっている。
4) アフトワズ(AVAZ)、(当社非取扱銘柄)同社株をRosoboronexportが売却予定
アフトワズ株を80%保有しているRosoboronexport(訳注:軍事品の輸出入を行う国営企業)は、現在保有株の一部売却についてセヴェルスタリ及びMetalloinvestと交渉中。Rosoboronexport社長及びアフトワズ取締役会長の声明に従い、ブロック株(訳注:株主総会で取締役会決議に拒否権を行使できる割合)はRosoboronexportに残されるため、本売却交渉が成立したとしても、セヴェルスタリ及びMetalloinvestの持ち分は25%を超えないものとなる。
尚、Rosoboronexportでは、上記2社以外に仏ルノー及び伊フィアットとも交渉を継続しているほか、25%の市場公募の方法で投資家に売出す計画も立てている。
アフトワズには自動車生産用の高品質の鋼鉄を供給するパートナーが必要、とRosoboronexportが説明。アフトワズ会長は同社の時価総額を40億ドルと事前評価している。
5) ガスプロム・ネフチ(SIBN)、石油サービス企業を設立
サービス事業を行う新たな企業として、有限会社Gazpromneft-Nefteservisを9月に設立。近く同社では、ガスプロム・ネフチの石油サービス発展戦略を作成・承認する予定。
情報提供:FINAM Investment Company
9月25日(火)付ロシア企業ニュース
1) モスクワ・シティ・テレフォン(MGTS)、インターネットアクセスサービスを10月より開始
コムスター・ユナイテッド・テレシステムズグループに属する同社では、自社ブランドによるインターネットアクセスサービスを10月より開始。同コムスターグループ傘下の有限会社Comstar-Directの名によってサービスが提供される。
本件は、モスクワにおけるブロードバンドインターネット市場のシェア50%を目指しているコムスターグループによる戦略の一部。
2) タトネフチ(TATN)、Shellとパートナーに
瀝青油の産地開発・採掘に関し、タトネフチではShellとの戦略提携合意を準備中。情報筋によると、9月27日に調印、同日中に開催される取締役会で本合意の承認がされる模様。
本合意の開発対象はCheremshano-Bastrykskoye区画で、既に12ヶ所の重油産地が発見されている。
3) セヴェルスタル自動車(SVAV)、上半期純利益:4,900万ドル
連結売上:8億9,600万ドル(66.5%増)
連結純利益:4,900万ドル(96%増)
EBITDA:1億1,100万ドル(54%増)
尚、2006年配当は19.7ルーブル/株で総額6億7,500万ルーブルが支払われた。
4) ウラル通信情報(URSI)、上半期純利益57%増(国際財務報告基準)
収益:157億1,040万ルーブル(前年同期比21.2%増)
営業収益:24億600万ルーブル(同比47.6%増)
純利益:8億7,950万ルーブル(同比57.3%増)
1株あたり利益:0.022(同比54.5%増)
携帯電話需要増大とブロードバンド・サービスが増収・増益に寄与した。
5) モスエネルゴ(MSNG)、パワー・マシーンが10億ルーブルの電力装置を供給予定
2007/9/25Finamモスエネルゴ(MSNG)、パワー・マシーンが10億ルーブルの電力装置を供給予定同社の火力発電所第4複合サイクルプラント450-T用の電力設備をパワー・マシーン社が提供する。価格は10億ルーブル以上。
双方が交わした契約条件によると、励磁システムの蒸気タービン及び非同期タービン発電機(160メガワット)ほか熱機械補助装置が設置される。設置時期は2008年の第2-3四半期を予定。
情報提供:FINAM Investment Company
9月24日(月)付ロシア企業ニュース
1) ノヴォリペツク製鉄(NLMK)、設備更新計画の第2段階を実施
リペツク市にある生産本部では、変圧器用電磁鋼板及び炭素鋼板のエッチング処理機(年間30万トン)を新たに設置。高技術を有する本設備の導入によって、老朽化した2ラインの操業廃止、金属加工の生産コスト縮小、生産価値の向上が可能となる。同社の設備更新計画第2段階の総額は40億ドル以上となっている。
2) 第2卸売電力(OGKB)、国外での株式募集及びGDRの価格範囲を本日発表
国外市場の普通株式募集及びGDRに関し、募集価格帯を本日、国外の機関投資家に対して発表。同様に、ロシア国内の株式募集も行う。
株式のオファーは、普通株及びGDRで最大120億株(1GDR=100株)。株式及び債券発行による調達総額は、最大420億ルーブル(約17億米ドル)を上限にするとのこと。
価格帯はGDR、1株共に14.75ドルから18.00ドルまで。
同社ではLSEにおけるGDR流通に関する申請を英国当局に提出済。
株式及び債券発行結果調達される資金は、主に既存設備更新と新設の投資へ向けられる。
株式及びGDRの募集価格、および債券のクーポン決定は9月28日に発表される模様。
情報提供:FINAM Investment Company
9月21日(金)付ロシア企業ニュース
1) ズベルバンク(SBER)、純利益を663億ルーブルまで拡大(ロシア会計基準
ロシア会計基準に準拠した9月1日現在の同行純利益は663億ルーブル。今年の8ヶ月間は、前年同期比で8.3%増となった。
公式発表によると、自己資本は77.3%増の6,183億ルーブル。
個人による当行ルーブル預金額は、全商業銀行のうちの55.3%を占めている(2007年7月1日時点)。
2) (当社非取扱銘柄)RUSALがIPOを延長、期間指定なし
同社取締役会でロンドン証券取引所でのIPOを延長する決定がされた。海外メディアの報道によると、国際金融市場の景気悪化及び同社に対する係争を受けた決定であるとのこと。IPO実施の延長期間は、現段階で指定されていない。
3) ズベルバンク(SBER)、Finamによる評価
ロシアの証券会社、FINAM Investment Companyがズベルバンクの普通株の目標価格を4.55ドルから5.18ドル(約130ルーブル)まで引き上げ、優先株については3.64ドルから3.63ドル(約91ルーブル)まで引き下げた。投資判断は「買い」で据え置き。
FINAMアナリストの意見では、ロシア銀行セクターにおける当行シェアがこの数年で縮小される可能性があるとは言え、良好な財務業績を示しながら優勢を保つであろうとしている。今後数年間の主たる成長要因は、個人貸付、特に住宅ローンの拡大にある。
世界の金融市場を揺るがせた米国サブプライム危機によって、リスクや借入れコストの見直しを余儀なくされたが、FINAMアナリストでは国際資本市場の安定を予測しており、ロシア銀行セクターの中長期的な発展については肯定的な見方を維持している。
4) ガスプロム(GAZP)、第2卸売電力株の50%購入を計画
ガスプロムが、追加発行後の第2卸売電力株50%の取得申請を提出する予定。
「ロシア統一電力システムによる電力業界再編にともない、第2卸売電力はガスプロムにとって取得対象資産の一つ。
情報提供:FINAM Investment Company
9月20日(木)付ロシア企業ニュース
1) ルクオイル(LKOH)、同社グループ会社に対し、第8地域電力100%株取得を当局が許可
連邦反独占局が投資金融会社Capitalに対し、第8地域電力(TGK-8)の100%株式取得申請を承認した。
現在のTGK-8の主要株主は、ルクオイルのAlekperov社長やFedun副社長が関与する系列会社のCJSC Promregionkholdingで、14.7%を所有。
以前、このルクオイル関連会社に対しては、将来的にTGK-8に合流されることとなっていたユコス資産の取得を当局から拒否された経緯がある。
今回、ルクオイルグループの別会社CapitalがTGK-8株の100%購入許可を受けた。
2) セヴェルスタリ(CHMF)、子会社がもう一つの「金」産地を獲得
9月20日、ブリヤート共和国資源利用局が首都ウラン・ウデで行われた競売の結果、セヴェルスタリの金採掘部門の子会社が、同共和国サガン‐ゴルスク区画の金鉱山地理調査及び採掘権利を落札した。
落札額は260万ルーブル。
セヴェルスタリの調査データによると、同区画はР1+Р2分類の金60トンの埋蔵が予測されている。
ライセンスは25年間。
競売条件に従い、落札した会社はライセンス取得後15ヶ月以内に地理調査を実施し、75ヶ月以内に第一段階の技術計画を作成する必要がある
3) ガスプロム(GAZP)、「バルト(バルティック)LNG」プロジェクト及びガス販売の電子取引につき取締役会で協議
(1)「バルト・液化天然ガス(LNG)」プロジェクト
の展開について協議の結果、LNG製造工場設立及び港湾ターミナルの建設投資根拠」を作成することが取り決められた。
(2)電子取引によるガス試験販売の経過
ガスの電子取引は試験的に実施されており、2006年-2007年でそれぞれ50億立方メートルのガスをガスプロム及び独立系会社が販売する予定。この電子取引によって、2006年12月から2007年9月14日までに総計54億3,000立方メートル、うちガスプロムは31億2,000立方メートのガスを販売。その他の主な売り手は、ロスネフチ、ノヴァテク、ルクオイルなど。電子取引の試みは成功とされ、2008年にも継続される予定。また、ガスプロム及び関連会社では、国家価格の統制を受けないガス販売量を75億立方メートルまで拡大する意向。
4) ノリリスク・ニッケル(GMKN)、Skalisty鉱山の採掘拡大計画を取締役会で承認
9月20日に取締役会が開催、Thyssen Shachtbau GmbHとのVS-10坑の施設建設の契約が承認された。完成までの一括契約の形式で総額3億8,100万ユーロ。建設場所は同社ザポリャルヌィ支部(タイムィル半島)のSkalisty鉱山。
情報提供:FINAM Investment Company
9月19日(水)付ロシア企業ニュース
1) ガスプロム・ネフチ(SIBN)、22億ドルを借入予定
同社の採掘・加工事業拡大に対する融資を目的とした新たなシンジケートローンとしてABN アムロ銀 N.V.、カリヨン、シティー・グループ Global Markets Ltd.、コメルツ銀Aktiengesellschaft を指名。最大22億ドルまでの3年ローンとなる。
(貸付金は、LIBOR + 0,75%の率で償却・調達される。関係書類は9月14日に調印済)
幹事銀行である上記4行は、同社の支払能力及び国際金融市場における関係の強さを高く評価し、本取引を積極的に支持している。
2) ルクオイル(LKOH)、ベネズエラ・PDVSAとの共同企業における同社持ち分が40%まで縮小
石油産地における工業化に関するベネズエラ国営石油公社(PDVSA)との共同事業会社設立のための条件が見直される。当初の予定では、ルクオイルの比率が49%となっていたが、ベネズエラ関係法の修正に従い、40%まで縮小されることになる。
3) 極東電気通信会社(ESPK)、FINAMが"買い"で調査開始
ロシアの証券会社、FINAM Investment Companyが極東電気通信会社株の調査を開始。投資判断を"買い"とした。目標株価は6.121ドル(約154ルーブル)。同社新規事業の積極的な展開や投資拡大によって時価総額が上昇するとしている。
4) ヴォルガテレコム(NNSI)、上半期純利益16億1,220万ルーブル(国際財務報告基準)
連結収益:144億5,040万ルーブル(前年同期比25.2%増)
主要業務利益:28億4,170万ルーブル(同比15.5%増)
純利益:16億1,220万ルーブル(同比6.4%増)
EBITDA:55億820万ルーブル(同比21.2%増)
長短期借入金及び負債:116億3,180万ルーブル(2007年6月30日時点、年初来5%増)
5) ガスプロム(GAZP)、キルギス共和国との共同企業設立につき協議
本日、ガスプロム会長Miller氏、キルギスタン共和国外務大臣Karabaev氏及び同工業・エネルギー・燃料資源大臣Chudinov氏との会談で、石油・ガス部門におけるロシア・キルギスタンの共同企業に関する決定は、キルギス領内の地学調査が終了する今年12月に行われることで取り決められた。また、本日の会談では、同共和国にあるガスインフラ施設民営化の見通しについても触れられた。
ガスプロムとキルギスタン共和国政府の間で2003年5月、ガス分野の25年間提携合意が締結されている。
情報提供:FINAM Investment Company
9月18日(火)付ロシア企業ニュース
1) マグニトゴルスク製鉄(MAGN)、環境保全活動に約80億ルーブルの支出
同社による過去5年間の環境保全活動費用は約80億ルーブル。2006年だけで、環境対策目的の大規模建設に14億ルーブル、改修に1億500万ルーブル、維持費に8億3,000万ルーブルが費やされた。
2) ロシア統一電力システム(EESR)、各電力販売会社における持ち株売却の第2段階を開始
本日・明日の両日で、同社が保有している販売会社10社分の持株を売却する意向。
今年4月27日と8月31日の取締役会議で、第2段階の対象となる電力販売会社は承認済み。また、10月5日にはアストラハン電力販売会社の持ち株も同じ第2段階の扱いで売却される予定。
なお、本日競売予定とされていた4社のうち3社については、入札参加者が二人以上集まらなかったため、競売不成立となった。
3) 北西テレコム(SPTL)、上半期純利益16億3,500万ルーブル(国際財務報告基準)
主要業務による収入:119億5,200万ルーブル(前期比21.6%増)
支出:92億500万ルーブル(前期比14.9%)
純利益:16億3,500万ルーブル(前年同期比58.6%増)
EBITDA:46億8,100万ルーブル(同比34%増)
4) ロシア技術革新燃料エネルギー社(RITK)、発行株数及び価格が株主総会で決定
同社普通株の発行株式につき臨時株主総会で以下のように決議。
発行数:1億4,476万2,000株
額面価格:0.7ルーブル/株
総額:1億133万3, 400ルーブル
付与される権利:同社定款で定める同種株と同等の権利
5) ルクオイル(LKOH)、エジプトの新産地
西エジプト砂漠地区で進行しているMeleyaプロジェクトの探掘・評価井で、大量の炭化水素が発見された。石油採掘量は1万5,000バレル/日となる見込み。
1978年に同地区の権限分割協定が発効、今年4月には2024年まで延長。同社の子会社であるLukoil Overseasの比率は24%で、他にENIの子会社IEOC Productionが56%、国際金融公社(IFC)が20%をそれぞれ占めている。事業体は、エジプト国営会社EGPCとIEOC、IFCの共同企業Agiba Petroleum。
この30年間で1,700万トン以上の石油が採掘、試掘井などの数は141、このうち12の油井で今年初めより計3,200バレル/日の石油を採掘。2006年採掘量は80万トン。このMeleyaプロジェクトは、Lukoil Overseasが手がける事業の中でも収益性が高いものの一つとされている。
情報提供:FINAM Investment Company
9月17日(月)付ロシア企業ニュース
1)ガスプロム(GAZP)、TGK-1株がガスプロムに
第1地域電力(TGK-1)の追加発行及び国家保有分売却の報告がまとめられた。ガスプロムの勘定でRusskiye energeticheskiye proekty が追加発行株式の買取権を取得。同社はTGK-1株の24%を購入する予定。売却価格は0.035ルーブル/株、取引総額は27億5,000万ドルとなる見込み。
2)第4卸売電力(OGKD)、同社の国家保有株を独E.Onが1,000億ルーブルで購入予定
同社株の国家保有分をE.Onが落札。ロシア統一電力システムのChubais会長は、本取引を「ロシアの電力史上最大の取引」と評価。E.Onは最高価格の3.35ルーブル/株を提示、取引総額は1,000億ルーブルとなる。今週末に取引が完了する可能性もある。
3)ウラルカリー化学(URKA)、上半期純利益38億ルーブル強(国際財務報告基準)
売上:133億ルーブル強(前年同期89億ルーブル強)
純利益:38億ルーブル強(同20億ルーブル強)
(連結・未監査)
4)ノヴァテク(NVTK)、メタノール生産装置を稼動
同機器の導入によって、環境リスクの排除、営業(採掘)原価削減のほか、年間1万2,500トンの安定生産が可能となる。
情報提供:FINAM Investment Company
9月7日(金)付ロシア企業ニュース
1) マグニトゴルスク製鉄(MAGN)、8月業績:12万200トンの鉱石を産出
8月業績及び2007年8ヶ月間業績を発表。
8月の産出量は、鉱石12万200トン、集塊岩92万2400トン、コークス48万3,900トン、銑鉄85万7900トン、鋼塊114万3,800トンのほか、熱間圧延製品110万3,800トン、金属製品生産量103万3,300トンとなった。
8ヶ月全体では、鉱石100万5,500トン(前年同期の108.3%)、集塊岩669万6,800トン(同91.3%)、コークス358万1600トン(同95.9%)、銑鉄636万9,300トン(同96.4%)、鋼鉄879万2,700トン(同108.6%)、熱間圧延製品850万3,500トン(同108.1%)、金属製品生産量806万5,500トン(同109.7%)となり、鋼鉄、圧延製品、金属製品にいたっては月平均生産量が100万トンを超えた。これらの主要製品において同社はロシア国内及びCIS諸国の中で指導的な地位にある。
8月の輸出量は全製品のうち42.9%、8ヶ月間全体では37.8%を占めた。
2) レベディンスキー(LEKZ)、上半期純利益2%増、5320万ドルに
2007年第2四半期結果は以下のとおり。
期末時点の純資産:主に未処理利益の増加に伴い、前年同期より6.3%増
売掛金ターンオーバー:前年同期比16.4%増の1.6。これは、同社製品の購入者の支払が迅速になったことを示している。
労働生産性:同比19.7%増。これには、生産用主要資産の近代化及び拡大に対する大規模投資が起因。
期末時点の株式配当:未払い
売上:同比42.6%増
粗利益:38.1%増
純利益:8.3%増
自己資本収益率:同比0.2%増
総資本収益率:同比3%減。利益を超えた資産拡大と関連。
3) ウラルカリー化学(URKA)、モスクワ証券取引所で8,000トンのカリウム肥料を販売
9月6日にウラルカリー化学製品の売買取引がモスクワ証券取引所商品部門で実施され、同社製品に対する安定した需要が再び確認された。提示全量であるピンク塩化カリウム/カリ岩塩8,000トンを3,620ルーブル/トンで販売。前回、8月に行われた取引の販売価格は3,600ルーブル/トン。
今年4月16日より始まったモスクワ証券取引所における同社製品販売は、今回で5回目の実施となった。
情報提供:FINAM Investment Company
9月6日(木)付ロシア企業ニュース
1) マグニトゴルスク製鉄(MAGN)、米国に自動車用鋼板製造工場建むけ1億ドル超を投資
米国オハイオ州に自動車用鋼板製造工場建設に1億ドル超を投資する、と同社取締役会会長が語った。新工場で年間150万トンの生産能力を持つという。
2) 第2地域電力(OGKB)追加発行に関し投資家説明会を開催へ
株式の追加発行に関し、9月14日にロンドンで投資家説明会を開催する、とインターファックス通信が伝えた。主幹事のひとつトロイカ・ダイアログの試算では売出し規模は理論価格から算出すると53億ドルから59億ドル(6110億円から6800億円)となる。もうひとつの主幹事であるドイチェ証券の試算では同49億ドルから62億ドル(5650億円から7150億円)となる。売出しはロシア2大市場MICEX取引所、RTS取引所とロンドン証券取引所で行われ、ロシア国外での発行は(発行総額の)最大70%までとなる。また転換社債の発行もこのうちに含まれる模様。
情報提供:FINAM Investment Company
9月5日(水)付ロシア企業ニュース
1) VTB(外貿銀行)(VTBR)、純利益15.4%増
貸付利子を受領した8月31日時点の純利益は、 83.5億ルーブルから96.5億ルーブルまでと15.4%の成長。
2) 薬局チェーン36.6(APTK)、上半期純損失1690万ドル(国際財務報告基準)
国際財務報告基準に準拠した上半期報告を発表(未監査)。
連結粗利益:1億3090万ドル(66.1%増)
連結EBITDA: 1500万ドル(63.9%増)
純損失:1690万ドル
連結売上:3億9050万ドル(前年同期比78.6%増)
うち薬局部門売上:3億290万ドル(92%増)
ヴェロファルム(薬品製造)売上:5950万ドル(31.7%増)
ヨーロッパ・メディカル・センター売上:1270万ドル
3) ガスプロム(GAZP)、サハリン2プロジェクトにつき日本で協議
メドヴェージェフ会長を団長とするガスプロム代表団が来日。新たな執行陣によるサハリン・エナジー社と液化天然ガス(LNG)購入会社との会談が行われた。サハリン・エナジーと長期契約を締結している東京電力、東京ガス、シェル・イースタン、東北電力、中部電力、大阪ガスなどのほか、金融団体、汽船会社、技術設備製造企業など関係各社が出席し、サハリン2において双方に有利となる今後の発展計画について協議。「サハリン2の実施によって、アジア・太平洋及び北米地域に安定したエネルギー供給が保証され、これに伴い、ガスプロムが世界のLNG市場で様々な地位を占めることも可能となる。」とメドヴェージェフ会長はコメント。
また、同氏は経済産業省資源エネルギー庁の望月長官とも会見、ガスプロムと資源エネルギー庁の提携包括協定の実施過程を検討した。
今年4月18日にガスプロムとサハリン・エナジー(ロイヤル・ダッチ・シェル、三井物産、三菱商事)の間で売買合意が交わされ、結果、ガスプロムがサハリン・エナジー社の株式を50%+1株取得している。
4) パワー・マシーン(SILM)当社非取扱銘柄、インテルロス社保有の同社株をシーメンスが購入意向
シーメンスがインテルロスに対し、パワー・マシーン社の持株を購入する意向を伝えた。
7月27日、インテルロスは保有するパワー・マシーン社株式30.4%の売却を発表し、同株の優先購入権をもつロシア統一電力システム及びシーメンスに売却に関する通知を送っていた。この両社が指定期間内に権利を行使しない場合、インテルロスは第三者と取引を実施することになる。
8月31日、ロシア統一電力システム取締役会ではこの優先購入権を行使しないことを決定。
一方で、パワー・マシーン社株式の購入には他の会社も関心を示している。連邦反独占局は、A.モルダショフ氏率いるセヴェルスタリの関連会社Highstat Limitedに対して100%購入を認め、O.デリパスカ氏が管理するStephens Capital Ventures S.A. に対しては82%の取得取引を認めている。
情報提供:FINAM Investment Company
9月4日(火)付ロシア企業ニュース
1) ノヴォリペツク製鉄(NLMK)、上半期純利益13%増(米国GAAP基準)
売上:36億910万ドル(前年同期比42%増)
EBITDA:15億7060万ドル(同59%増)
純利益:10億6500万ドル(同13%増)
2006年上半期の資産売却に続き、2007年上半期は"Prokopevskugol"グループや"リペツクcombank"、この他、非主要資産の売却が、純利益に貢献。2006年4月に取得した"Altai-cocs"の好業績のほか2006年3月より輸出製品の供給条件が変更され、輸送コストが製品価格に含まれるようになったことも押し上げ要因。
なお、鉄製品の価格上昇の恩恵にあずかった同社の第2四半期純利益は前期比33%増。
2) マグニト(MGNT)、上半期純利益81.14%増(国際財務報告基準)
純利益:3788万ドル(前年同期比81.14%増)
売上:427億3000万ルーブル(同比47.07%増)
EBITDA:8295万ドル(同比71.49%増)
新設店舗数:116
3) ガスプロム(GAZP)、サハリンプロジェクト:極東地域のガス供給源となるのはサハリン1に限定される可能性を示唆
「サハリン:石油とガス」会議の場でガスプロムのKozlov氏が「2015年までの極東連邦管区におけるガスの供給源はサハリン1に限定されるかもしれない」と発言。「サハリン2のガスは、ほぼ全てが輸出用とされており、近い将来、次のサハリンプロジェクトの実施により、極東地域むけガスの採取が期待される」とのこと。
極東地域の天然ガス需要は、2010年に131億立方メートル、2015年161億立方メートル、2020年192億立方メートルとの予測。
4) 第2卸売電力(OGKB)、LSEにおけるIPO実施を計画
普通株の追加発行及び国外機関投資家向けにGDRの上場を実施する意向。また、EB債の上場も検討予定。主要取引場所はロンドン証券取引所の模様。
5) モバイル・テレシステムズ(MTSS)、ロシアの国内市場シェアが33%
第2四半期におけるロシア国内市場占有率は約33%で、リーダー的地位を堅持。CIS諸国の同期市場シェアは、ウクライナ39%、ウズベキスタン56%、トルクメニスタン83%、ベラルーシ54%。
ロシア国内の同社新規加入者のうち85%がプリペイド方式。第2四半期末時点で89%の加入者にプリペイド式利用のサービスを提供。
情報提供:FINAM Investment Company
9月3日(月)付ロシア企業ニュース
1) セヴェルスタリ(CHMF)、10ルーブル/株の配当額を提議
取締役会において2007年上半期配当を、1株10ルーブルで提議。配当落ち日は8月30日。
2) マグニトゴルスク製鉄(MAGN)、上半期純利益8億6600万ドル(米国GAAP基準)
売上:40億ドル(前年同期比43.88%増)
営業利益:10億7700万ドル(同56.09%増)
連結純利益:8億660万ドル(同47.28%増)EBITDA:12億500万ドル(同53.5%増)
3) ヴェロファルム(VRPH)、上半期純利益47.9%増(国際財務報告基準)
売上:5950万ドル(前年同期比31.7%増)
粗利益:3660万ドル(同32%増)
EBITDA:1700万ドル(同41%増)
純利益:1100万ドル(同47.9%増)
負債:2140万ドル
情報提供:FINAM Investment Company