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【分析レポート】メチェル(MTLR)、エルガ炭鉱での採掘開始を2010年中に予定

 2010年中にエルガ炭鉱での採掘開始を見込んでいるメチェルの計画は、市場に好感されるだろう。しかし、同鉱山が資産価値として大きくなるのは2012-2013年以降となるだろう。

 2月16日、ヴェドモスチ紙は、メチェルの公式情報として、同社が2010年中に、エルガ炭鉱で20万トンの石炭を採掘する計画であることを報じた。採掘事業の開始に向けた準備は今夏にも開始される見通しで、採掘・選鉱コンビナートも今年中に建設が開始される予定である。コンビナートの建設が完了するまでは、南クズバスの生産設備で石炭選鉱が行われる。

 メチェルは、子会社を通じて、エルガ炭鉱までの鉄道敷設工事も行っている。メチェルは、2010年秋までの鉄道敷設完了を課題としているが、期限内に鉄道敷設が完了しない場合、車両輸送を一部利用することを検討している。

 第1段階では、エルガ炭鉱におけるコークスの生産量は100-300万トンとなる見通しである。当初の製品供給先は国内市場となるため、輸出を想定した場合と比較すると収益性は圧迫される可能性がある。2020年までには3000万トンのコークス採掘が可能となる見通しである。

 FINAMは、2010年中にエルガ炭鉱での採掘開始を見込んでいるメチェルの計画は市場に好感されるだろうと考える。しかし、同鉱山の資産価値が大きくなるのは2012-2013年以降となるだろう。

 FINAMの計算によるメチェル普通株の目標価格は24ドル/株(およそ722ルーブル)。目標価格までの予想株価上昇率は5%。

《メチェルの会社概要》
メチェルはロシア大手採鉱・冶金会社。主要事業は採鉱部門及び冶金部門に分かれる。採鉱部門は主に石炭、鉄鉱石、ニッケル、鋼材の生産・販売を実施。コークス生産ではロシア第1位であり、市場の21%を占める。世界では第4位のコークス生産会社。冶金部門は、形鋼、炭素鋼、板鋼等の製造・販売を実施。特殊鋼及び合金の製造ではロシア最大であり、市場の39%を占める。

時価総額:129億439万3095ドル

普通株の株価:23ドル/株(およそ692ルーブル)
週間変化率:47.6%
月間変化率:47.6%
年間変化率:675%

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