2010年1-2月期、ロシア鉄鋼業界は、EU向け圧延材年間輸出枠の18%を消化した。もっとも、今回のニュースは、ロシア鉄鋼業界にとって中立的である。2ヶ月間の輸出量が増加したと言っても、超過分はわずかである。また、ロシア経済が回復するにつれて、2010年中に国内鉄鋼需要は徐々に改善していくことが見込まれる。
3月1日、Metal-Courier通信は、2010年1-2月で、ロシアの鉄鋼業界がEU向け圧延材年間輸出枠の18%を消化したと報じた。
年間の出荷量が一定だとすると、2010年最初の2ヶ月における供給量は、年間割当量の16.5%相当になる。EU向け圧延材の出荷量が伸びたのは、国内需要が低迷しているためである。また、EU圏内の価格状況も寄与したと考えられる。
FINAMは、今回のニュースをロシア鉄鋼業界にとって中立的であると考える。2ヶ月間の出荷量が増加したと言っても、超過分はわずかな量である。また、ロシア経済の回復と共に、鉄鋼製品に対する国内需要も徐々に増加していくことが見込まれる。
ロシア鉄鋼セクターの中では、マグニトゴルスク製鉄株とセヴェルスタリ株が推奨される。
FINAMの計算によるセヴェルスタリ普通株の適正価格は14.3ドル/株(およそ428ルーブル)。
マグニトゴルスク製鉄普通株の適正価格は1.28ドル/株(およそ38ルーブル)。
《セヴェルスタリの会社概要》
ロシア大手鉄鋼会社。主要事業は鉄鋼・鋼管・くず鉄・化学製品の生産・販売。主要工場はヴォログダ州に位置している。主要子会社は米Severstal North Americaと伊Lucchiniである。
時価総額:114億7771万8433.45ドル
普通株の株価:11.39ドル/株(およそ341ルーブル)
週間変化率:-1%
月間変化率:-1.6%
年間変化率:212.6%
《マグニトゴルスク製鉄の会社概要》
ロシア最大手鉄鋼会社。鉄鉱石の処理から鉄鋼関連製品の加工まで、全生産工程を手掛ける。製品は国内販売以外に輸出もされる。グループは60社より構成。
時価総額:112億8607万3300ドル
普通株の株価:1.01ドル/株(およそ30ルーブル)
週間変化率:4.5%
月間変化率:4.3%
年間変化率:400.4%

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