UTエアー航空が発表した2009年1-10月の営業実績は、収益率のもっとも高いヘリコプター事業、及び、旅客輸送事業の堅調な伸びを示すものとなった。特に、10月の旅客者数は前年同期比約1.5倍となった。航空業界全体としての旅客者数、及び、貨物輸送量が減少していることを勘案すると、UTエアー航空の営業実績はポジティブである。
UTエアー航空は、2009年1-10月の営業実績を発表した。当該期、旅客輸送距離は、7.1%増の47億9000万キロ、ヘリコプターによる貨物輸送量は6.3%増の4万8600トンとなった。10月の旅客者数は前年同期比47.8%増加した。
FINAMは、UTエアー航空の営業実績をポジティブに評価する。連邦航空運輸局のデータによると、2009年1-8月における業界全体としての旅客輸送距離は13.1%減となっている。従って、UTエアー航空の営業実績は、業種平均を大きく上回っている。また、国連と契約を締結していることにより、同社事業の中で、もっとも収益率の高いヘリコプター事業が堅調に伸びていることも評価される。
FINAMの計算によるUTエアー航空普通株の目標適正価格は0.57ドル/株(およそ16ルーブル)。目標適正株価までの予想株価上昇率は69%。評価は「買い」。
《UTエアー航空の会社概要》
ロシア大手民間航空会社。主要事業は国内外における旅客・貨物の輸送である。ヘリコプター事業ではロシア最大手であり、石油ガス関連企業にサービスを行う。
時価総額: 1億9625万720ドル
普通株の株価:0.35ドル/株(およそ10ルーブル)
週間変化率:0.6%
月間変化率:4.3%
年間変化率:249.4%

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