UTエアー航空が発表した2010年1月の営業実績は、収益性が最も高いヘリコプター事業部門の成長が維持されていることを示す内容となった。また、同社は、引き続き、積極的に就航路線を増加し、旅客航空輸送市場におけるシェアを獲得している。
1月12日、UTエアー航空は、2010年1月の営業実績を発表した。当該期の旅客輸送距離は101%増の5億1830万キロメートルとなった。ヘリコプラーによる貨物輸送量は8.3%増の1600トンとなった。ヘリコプターによる旅客輸送人員は46%増の28700人となった。
FINAMは、UTエアー航空が発表した1月の営業実績をポジティブに評価する。最も収益性の高いヘリコプター事業は引き続き伸びており、貨物輸送量、旅客輸送人員は、共に増加した。また、同社は、積極的に就航路線を拡大することにより、旅客航空輸送市場におけるシェアを引き続き拡大している。しかし、低価格政策によって市場シェアの拡大が成り立っている路線もあるため、収益性への悪影響は懸念される。もっとも、今後数年間は新たな顧客の取り込みによる経済効果が期待できる
FINAMの計算によるUTエアー航空普通株の目標適正価格は0.68ドル/株(およそ20.5ルーブル)。目標適正株価までの予想株価成長率は97%。評価は「買い」。
《UTエアー航空の会社概要》
ロシア大手民間航空会社。主要事業は国内外における旅客・貨物の輸送である。ヘリコプター事業ではロシア最大手であり、石油ガス関連企業にサービスを行う。
時価総額:1億9625万720ドル
普通株の株価:0.34ドル/株(およそ10.2ルーブル)
週間変化率:-1.2%
月間変化率:-15.1%
年間変化率:325.5%

2010_02_16L