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運輸業界: 2009年5月

ノヴォロシースク商業港(NMTP)、2009年1-4月の営業実績を発表

 ノヴォロシースク商業港が発表した2009年1-4月の営業実績から、貨物輸送量が伸びたことがわかる。しかし、業種別平均の貨物輸送量は大幅減となっている。営業実績が伸びていること、及び、料金がドル建てであることによって、同社の2009年財務指標は、大きく改善するだろう。

 5月20日、ノヴォロシースク商業港は、2009年1-4月の営業実績を発表した。当該期、同社の貨物輸送量は11.5%伸びた。種類別では、液状貨物が7.2%増、バラ積み貨物が139%増となった。一方、コンテナ貨物は35%減となった。

 FINAMは、ノヴォロシースク商業港の営業実績をポジティブに評価する。第1四半期、ロシア鉄道の貨物量が27%減、航空会社の貨物量が33%減となっているのに対し、同社の営業実績は好調であると言える。こうした結果には、中央アジアとヨーロッパを結ぶ地理的優位性と2008年を通じて、新たな設備を導入したことが寄与したと考えられる。

 営業実績が伸びていること、及び、料金がドル建てであることによって、同社の2009年財務指標は大きく改善するだろう。また、同社の負債額も適正な水準であり、大きな強みである。純負債はEBITDAの1倍以下である。

 FINAMの計算によるノヴォロシースク商業港の2009年末時点における目標適正価格は0.186ドル/株(およそ5.9ルーブル)。目標適正株価までの予想株価上昇率は43%。評価は「買い」。

《ノヴォロシースク商業港の会社概要》
ノヴォロシースク商業港はロシア最大級の商業港で、港内積み卸し作業などをはじめとする多種多様な港湾サービスを行っている。
ノヴォロシースク商業港は、黒海北東部に位置し、ロシア南部における唯一の総合不凍深水港で、年間を通して作業することが可能である。
ノヴォロシースク商業港は「ノヴォロシースク輸出」、「IPP」、「ノヴォロシースク穀物ターミナル」、「ノヴォロシースク商業港船団」、「ノヴォロシースク船舶修繕工場」など、地元の港内積み卸し作業や港湾作業を行う企業を傘下に収めている。同社はノヴォロシースク港で行われる作業の約97%を担っており、市場で圧倒的立場を占めている。このほか、傘下にはカリーニングラード州バルト海沿岸に所在する「バルチック積み卸し会社」があり、コンテナの積み換えを行っている。
ロシア港湾協会のデータによると、ノヴォロシースク商業港は、港経由で行われる全輸出入量の20%を占めている(06年実績)。
ノヴォロシースクは国際貿易の中継地点となっており、ロシアと地中海、近東、アフリカ、南アジア、東南アジア、南北アメリカを結んでいる。

時価総額:21億1824万9694ドル

普通株の株価:0.11ドル/株(およそ3.5ルーブル)
週間変化率:12.8%
月間変化率:59.4%
年間変化率:-48.8%

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