ロシアの自動車産業発展戦略によると、国は今後3年間で約36億ルーブルを自動車製造各社に投ずる計画である。この計画の恩恵を受けるのはアフトワズ(AVAZ)、カマズ(KMAZ)、ソレース(SVAV)だと考えられる。FIMANでは、中でも株式が最も上昇すると見られるのはソレースであると見ている。
ロシア政府代表は3月3日、ブリーフィングにおいて、産業貿易省が立案した2020年までのロシア自動車産業発展戦略の一部を明らかにした。それによると、投資予算は2010年には200~240億ルーブル(6億7000万~8億ドル)規模、2011年には390億ルーブル(13億ドル)、2012年には440億ルーブル(14億7000万ドル)となる見通し。また、発展戦略の一環として、現在の関税水準が2016年まで維持されることが条件とされている。この戦略は3月4日の政府委員会で審議される。
FINAMはこのニュースをロシア自動車製造各社に対してポジティブに働くと見ている。向こう3年間で国は1070億ルーブル(約36億ドル)を国内自動車製造各社の生産、技術整備に拠出する計画。FINAMでは、国の支援の恩恵を受ける企業は海外の提携先と大型共同プロジェクトを進めているアフトワズ、ソレース、カマズとなると見ている。この中で現在、財政状況が安定しているのはソレースとカマズだけである。現在の株式に対する市場評価から考えると、もっとも上昇の可能性が高いのはソレースだと考えられる。
FINAMによると、フィアットとの共同出資会社設立計画を勘案した場合のソレース株の今後12ヶ月の目標価格は普通株1株あたり36.4ドル、評価は「買い」。
《会社概要》
ソレースはロシア大手自動車生産会社。持株会社であり、ワズ(UAZA)、Zavolzhsky motor plant、ZMAの株式を保有。主に乗用車、オフロード車、トラック、バス等を製造。韓国のSsangYong、イタリアのFiat、日本のISUZUと共同で生産を行っている。
時価総額:6億2748万6611.29ドル
普通株の株価:18.31ドル/株(およそ546ルーブル)
目標株価:36.4ドル/株(およそ1085ルーブル)
評価:「買い」
週間変化率:5%
月間変化率:27.8%
年間変化率:520.7%

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