2020年までの投資計画によると、アフトワズは、車種のモデルチェンジを図り、提携関係にあるルノーから技術供与を受けることができる見通しである。もっとも、2010年及び2012年の投資計画については、株式追加発行による資金調達が必要となるため、少数株主の持分が希薄化するというリスクはある。現段階では、株式追加発行の条件は明らかにされていない。
3月10日、アフトワズ取締役会は2020年までの投資計画を採択した。詳細については公開されていない。マスコミ報道によると、投資計画では、年間120万台の自動車生産を目標としている。そのうち、100万台がLadaブランド、20万台が日産・ルノーブランドで生産される予定である。2010年には、投資計画の資金調達のために、ルノーとロステフノロギを引き受け先とする株式追加発行が実施される。株式取得と引き換えに、ルノーは、8000万ユーロ相当の技術供与を行い、ロステフノロギは、債務の一部を償却する。
FINAMは、今回のニュースをポジティブに評価する。今回策定された投資計画は、アフトワズの事業継続・拡大を可能にするものである。アフトワズは、ルノーから技術供与を受けることで、車種のモデルチェンジを図ることができる。同社の自動車に対する需要増が期待でき、25%の市場シェアの維持することも可能となるだろう。しかし、ルノーとロステフノロギを引き受け先とする株式追加発行の規模についてはまだ明らかではなく、少数株主の持分希薄化につながる可能性がある。FINAMは、株式追加発行価格が市場価格を下回るリスクは高いと評価する。また、2012年に予定されているルノーを引き受け先とする1億6000万ユーロの株式追加発行も少数株主にとってリスクである。
FINAMはアフトワズ株の適正価格を見直している。
《アフトワズの会社概要》
ロシア大手自動車生産会社。主に軽自動車を生産。以前は、VAZ商標のもとで「ジグリ」、「ニヴァ」、「オカ」車種の製造に従事。現在は、LADA商標のもとで自動車の製造を行っている。同時に、旧車種用を含めた部品の生産を実施。ロシア国内以外に、CIS諸国、エジプト、シリア、ギリシャ、ウルグアイに自動車・部品を輸出している。
時価総額:7億2643万8392.8ドル
普通株の株価:0.51ドル/株(およそ15ルーブル)
週間変化率:-5.1%
月間変化率:9.4%
年間変化率:171.4%
優先株の株価:0.1ドル/株(およそ3ルーブル)
週間変化率:-4.9%
月間変化率:7.4%
年間変化率:108.1%

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