ロシア進出支援とロシア株専門の証券会社、ARUJI GATE証券(アルジゲート証券)

通信・IT業界: 2009年10月

モバイル・テレシステムズ(MTSS)、2009年における設備投資予測を20%上方修正

 モバイル・テレシステムズの設備投資増額は合理的であり、投資家が懸念する必要はないだろう。また、モバイル・テレシステムズの主要通貨であるルーブルが上昇しており、同社株に対するドル評価は上昇傾向にある。

 9月19日、モバイル・テレシステムズが2009年の設備投資予測を当初の15億ドルから18億ドルに引き上げたことが報道された。設備投資の増額は、ルーブル高、及び、ウズベキスタン通貨スムの下落である(スム下落を受けて、モバイル・テレシステムズは、第2四半期に、設備投資総額の30%をウズベキスタン子会社に充当した。資金調達はルーブル建てであった)。

 FINAMは、モバイル・テレシステムズの設備投資が20%引き上げられたことを懸念材料とは考えない。今回の決定には論理的妥当性があり、それによって、キャッシュフローやDCF評価が大きく変わることはない。また、ルーブル高も同社株に対するドル評価の上昇に寄与している。

 FINAMの計算によるモバイル・テレシステムズ普通株の2010年待つ時点における目標価格は11.71ドル/株(およそ340ルーブル)。評価は「買い」。

《モバイル・テレシステムズの会社概要》
ロシア・CIS諸国最大手携帯通信会社。主にGSM規格で携帯通信サービスを提供。ロシアのほぼ全地域において事業を展開。その他、国内48地域において固定通信サービスを提供することが出来るライセンスを取得。合計8500万人に携帯・通信サービスを提供。主要株主は持株会社システマであり、50%以上の株式を保有。

時価総額:147億7054万6682.58ドル

普通株の株価:7.41ドル/株(およそ220ルーブル)
目標株価:11.71ドル/株(およそ340ルーブル)
評価:「買い」
週間変化率:4.4%
月間変化率:9.5%
年間変化率:33.7%

20091020MTSS.gif

2009_10_21L