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消費・小売業界

【分析レポート】薬局チェーン36.6(APTK)、2009年の決算を発表

薬局チェーン36.6の2009年売上高は23%減少し、3億5900万ルーブル相当の純損失を計上、不振の結果となった。もっとも、第4四半期に見られる改善点(2008年に15億ルーブルの損失が計上されたが、第4四半期に4億7100万ルーブルの純利益となった)を勘案すると、今後も財務指標の向上が期待できるだろう。

 

6月22日、薬局チェーン36.6は、2009年通期決算(監査済、国際会計基準準拠)を発表した。連結売上高は、前年比18%減の211億ルーブルとなった。減収の要因は、売上全体の76%相当を占める小売販売事業部の売上高が落ち込んだことである(前年比23%減)。

一方、製薬部門であるヴェロファルムの売上高は、好調に推移した(前年比2%増の44億ルーブルとなった)。その他売上高は、9%増の6億8200万ルーブルに拡大した。

2009年の営業利益は8億8000万ルーブル、営業利益率は4.2%となった。2009年通期としての財務指標には、経費が大きく影響した(経費総額は前年比8%増の12億ルーブルとなった)。営業利益率が低くいうえ、経費増により、3億5900万ルーブルの純損失が計上された。

 

FINAMは、今回の決算は不振であると考える。当該期における同社の競争力低下をもたらす減収、及び、低収益性が懸念される。

ポジティブな要素として、2009年通期としての純損失が縮小した(2008年には、16億ルーブルの損失が計上された)。2009年第4四半期の純利益も好調に推移し、4億7100万ルーブルとなった。

2009年における金利支払額は、前年比70%増の74億ルーブルとなった。しかし、純負債/EBITDA比率は4.8倍から4.7倍に低下したため、同社の財務状況に影響が及ぶことはなかった。

 

FINAMは、今回の決算をややネガティブに評価する。もっとも、2009年第4四半期の良好な財務指標を勘案すると、今後も、財務指標の漸次的改善が期待できるだろう。

FINAMの計算による薬局チェーン36.6普通株の類似企業比較法に基づく適正価格は現市場株価より83%低い0.5ドル/株。

 

なお、同社普通株式の売買単位は1株で、最低売買金額は261円程度。23日終値前日比+1.5%。

 

《会社概要》

薬局チェーン36.6はロシア大手美容・健康商品小売会社。ロシア国内29地域、90都市において事業を展開。1224店舗を保有。ロシア美容・健康商品取扱企業中、最初にIPOを実施。5年以内に、美容・健康商品小売市場の15%を占める戦略を策定している。

 

 

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2010年6月24日 X