消費・小売業界: 2009年4月
マグニト(MGNT)、2009年第1四半期決算を発表
FINAMは、マグニトが発表した第1四半期決算をポジティブに評価する。来店者数の増加等によって、既存店ベースでの増収率が維持されたことを背景に、マグニトは収益率を向上させることができた。
マグニトは、第1四半期決算を発表した(未監査)。当該期の増収率は35.8%で、小売市場全体としての動向を大きく上回った。また、同社の来店者数は、2四半期連続で伸びている(2008年第4四半期は0.17%、2009年第1四半期は0.37%)。来店者数の増加を背景に、既存店ベースでの売上高は14%伸びを示した。
表:マグニトの主要財務指標(単位:100万ドル)
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指標 |
2008年1Q |
2009年1Q |
2009年1Q /2008年1Q |
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売上高 |
1161,2 |
1127,7 |
-2,9% |
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粗利益 |
241,9 |
262,6 |
8,6% |
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総収益率 |
20,8% |
23,3% |
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EBIT |
52,4 |
79,7 |
52,1% |
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EBIT収益率 |
4,5% |
7,1% |
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EBITDA |
70,8 |
101,7 |
43,6% |
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EBITDA収益率 |
6,1% |
9,0% |
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純利益 |
28,5 |
53,1 |
86,3% |
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純利益率 |
2,5% |
4,7% |
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FINAMは、マグニトの第1四半期決算をポジティブに評価する。同社経営陣の予測によると、マグニトは経費の最適化によって、収益率をさらに向上させることができる見通しである。当該期、EBITDA収益率は9%まで上昇した。同社経営陣は、2009年通期としてのEBITDA収益率を8-8.5%の水準と予測しているが、達成される可能性は高いだろう。
FINAMの計算によるマグニト普通株の2009年末時点における目標適正価格は、現在の市場株価を30%以上上回る41.5ドル/株(およそ1379.8ルーブル)。
《マグニトの会社概要》
ロシア大手食品・日用品小売会社。国内630都市に2000以上の店舗を保有。南部・中央・沿ヴォルガ連邦管区において事業を展開。7つの配給センターを含む自社物流システムを持つ。
時価総額:24億1200万ドル
普通株の株価:33.5ドル/株(およそ1113.8ルーブル)
週間変化率:4.7%
月間変化率:45.7%
年間変化率:-23.3%

2009_04_30L
薬局チェーン36.6(APTK)、2009年第1四半期の営業実績を発表
FINAMは、薬局チェーン36.6が発表した2009年第1四半期の営業実績を中立的に評価する。しかし、2008年決算発表を控えた現在、資金調達の実施や戦略的投資家が現れる可能性が取り沙汰されている。こうしたことを背景に、同社株に対する投機的関心が増すことも考えられる。
薬局チェーン36.6は、2008年通期の決算発表を控えている。2009年第1四半期の売上高は前年同期比38.7%減となった(ドル換算)。ルーブル換算でも、売上高は13%超の減となった。売上構成でみると、好調な推移を示したのは製薬部門のヴェロファルムのみであった。
表1:薬局チェーン36・6の主要財務指標
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指標 |
2008年1Q |
2009年1Q |
2009年1Q/2008年1Q |
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売上高 |
280 |
171,5 |
-38,75% |
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内訳: |
|
|
|
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小売 |
229,6 |
140,3 |
-38,89% |
|
ヴェロファルム |
34,7 |
26,1 |
-24,78% |
|
その他 |
15,7 |
5,1 |
-67,52% |
全体として、FINAMは、薬局チェーン36.6が発表した第1四半期の営業実績を中立的に評価する。同社の債務状況は、現在のところ、流動的である。2008年の負債総額は1億5050万ドルだったが、第1四半期には1億4120万ドルに低下した。これは為替によるものである。2008年通期の決算発表は、もっとも重要視されるだろう。
FINAMの計算による薬局チェーン36.6普通株の2009年末時点における目標価格は、現在の市場株価を下回る4.5ドル/株(およそ150.2ルーブル)。しかし、2008年決算発表を控えた現在、資金調達の実施や戦略的投資家が現れる可能性が取り沙汰されている。従って、FINAMは、こうしたことを背景に、同社株に対する投機的関心が増すこともあると考える。
《薬局チェーン36.6の会社概要》
ロシア大手美容・健康商品小売会社。ロシア国内29地域、90都市において事業を展開。1224店舗を保有。ロシア美容・健康商品取扱企業中、最初にIPOを実施。5年以内に、美容・健康商品小売市場の15%を占める戦略を策定している。
時価総額:5377万ドル
普通株の株価:5.66ドル/株(およそ189.0ルーブル)
週間変化率:39.6%
月間変化率:69.6%
年間変化率:-86.4%

2009_04_30L
ヴェロファルム(VRPH)、2009年第1四半期の営業実績を発表
FINAMはヴェロファルムが発表した2009年第1四半期の営業実績を中立的に評価する。増収率(ルーブル換算)は鈍化したが、市場全体にも同様の傾向が見られることから、ヴェロファルム株の株価が受ける影響は限定的である。
ヴェロファルムは、2009年第1四半期における各部門の営業販売実績を発表した。当該期の既製薬売上高(ドル換算)は22%減の2610万ドルとなり、その他各部門においても、売上の落ち込みがみられた。当該期、薬品小売市場全体としては、平均販売価格が上昇したことにより、30%余りの成長を示した。しかし、これは、主に医薬品市場の80%を占める輸入製品部門によるもので、競争力向上を図っている国内薬品製造業者は、販売価格を引き上げてはいない。
FINAMは、ヴェロファルムに対するポジティブな見通しを据え置きとする。しかし、これは、長期的な評価である。一方、同社株の短期的な好材料としては、同社大株主の薬局チェーン36.6に戦略的投資家が現れる可能性が挙げられる。これによって、薬局チェーン36.6、及び、ヴェロファルムの株式に対する投機的な関心は維持されるだろう。
FINAMの計算によるヴェロファルム普通株の2009年末時点における目標適正価格は30.7ドル/株(およそ1025.9ルーブル)。予想株価成長率は80%以上。
《ヴェロファルムの会社概要》
ロシア大手製薬会社。1997年、薬局チェーン36.6の株主によって設立。ロシア第4位の製薬会社。主要事業はジェネリック医薬品、粘着性包帯、抗腫瘍薬の製造である。およそ400種類の薬品を製造。ヴォロネジ、ベルゴロ、ヴラジーミルの3地域に主要工場を持つ。
時価総額:1億8170万ドル
普通株の株価:18.17ドル/株(およそ607.2ルーブル)
週間変化率:6.7%
月間変化率:36.1%
年間変化率:-67%

2009_04_28L
カリーナ・コンツェルン(KLNA)、2008年決算を発表
FINAMは、カリーナ・コンツェルンが発表した2008年決算をややネガティブに評価する。同社収益率は、売上維持のための営業経費増により圧迫を受けている。しかし、FINAMは、同社株の長期的見通しはポジティブとする。
カリーナ・コンツェルンは、2008年決算を発表した。決算内容は、予想通りのものであった。2008年通期の増収率(ドル換算)は22%であった。原料価格が下落したことで、総収益率にはポジティブな影響があった。
表:カリーナ・コンツェルンの主要財務指標
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指標 |
2007 |
2008 |
2008/2007 |
|
売上高 |
396,1 |
483,7 |
22,1% |
|
粗利益 |
188,5 |
238,9 |
26,7% |
|
総収益率 |
47,6% |
49,4% |
|
|
営業利益 |
35,0 |
38,9 |
11,3% |
|
営業利益率 |
8,8% |
8,1% |
|
|
EBITDA |
46,5 |
52,9 |
13,9% |
|
EBITDA収益率 |
11,7% |
10,9% |
|
|
純利益 |
20,9 |
9,3 |
-55,5% |
|
純利益率 |
5,3% |
1,9% |
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全体として、FINAMは、カリーナ・コンツェルンの2008年決算をややネガティブに評価する。広告費やマーケティング費、及び、債務返済費、ルーブルの下落による為替差損によって、収益指標は圧迫を受ける結果となった。純利益、及び、純利益率の低下は、2008年に850万ドル相当の資産減損処理があったためである。これは、Dr. Shellerの売却によるものである。資産譲渡益が入ってくるのは2009年決算となる。
FINAMは、長期的観点から見た同社の見通しはポジティブとする。FINAMの計算によるカリーナ・コンツェルン普通株の2009年末時点における目標価格は、現在の市場株価を300%以上上回る33.3ドル/株(およそ1125ルーブル)。
《カリーナ・コンツェルンの会社概要》
ロシア最大手香水・化粧品製造会社。主要商標はCherniy Jemchug, Chistaya Liniya, MIA, Lesnoy Balzam等。200以上のディーラー会社を通し、国内・CIS諸国に製品を販売。ドイツ化粧品製造会社Dr. Scheller Cosmetics AGの主要株主である。
時価総額:7645万8118ドル
普通株の株価:7.84ドル/株(およそ264.8ルーブル)
週間変化率:-8.8%
月間変化率:52.5%
年間変化率:-74.7%

2009_04_27L
ディクシーグループ(DIXY)、2009年第1四半期の営業実績を発表
FINAMは、ディクシーグループが発表した2009年第1四半期の営業実績を中立的に評価する。今回の発表によって、同社株価が大きな影響を受けることはないだろう。2009年1-2月からすると、第1四半期としての増収率には若干の減速がみられるが、FINAMの中期的な同社に対する見通しはポジティブである。
ディクシーグループは、2009年第1四半期における営業実績を発表した。当該期、同社の増収率はルーブル換算でおよそ19%となった。また、同社広報によると、既存店ベースでの増収率は低い水準で推移している(5%超)。これは、平均購買額の上昇によるものであり、来店者数は減少している。
表:ディクシーグループの2009年第1四半期における主要財務指標
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指標 |
08年1Q |
09年1Q |
変化率 |
|
売上高(100万ルーブル) |
11143,0 |
13294,0 |
19% |
|
売上高(100万ドル) |
459,0 |
392,0 |
-15% |
|
店舗数 |
393 |
495 |
|
|
商業面積(平方メートル). |
153 922 |
193 708 |
26% |
FINAMは、ディクシーグループが発表した2009年第1四半期の営業実績を中立的に評価する。今回の発表によって、同社株価が大きな影響を受けることはないだろう。しかし、現在の投資指標、及び、同社の業績からすると、同社株価は、小売業界の中でも、中期的に有望な投資対象であると考えられる。
FINAMの計算によるディクシーグループ仏株の2009年末時点における目標適正価格は、現在の市場株価を200%以上上回る7.7ドル/株(およそ258.2ルーブル)。
《ディクシーグループの会社概要》
ロシア有数の食品・日用品小売会社。ロシアの3連邦管区において事業を展開。8つのハイパーマーケット、7つのスーパーマーケットを含め、400店舗を保有している。
時価総額:1億2500万ドル
普通株の株価:2.5ドル/株(およそ83.8ルーブル)
週間変化率:2.6%
月間変化率:34%
年間変化率:-82.2%
2009_04_22L
マグニト(MGNT)、2009年第1四半期の決算は好調
FINAMは、マグニトが発表した2009年第1四半期の決算をポジティブに評価する。小売販売市場が10%以上の落ち込みを示している中、マグニトは、新規店舗の増設と来店者数の増加を図ることによって、売上の増加を達成している。
マグニトは、2009年第1四半期の決算を発表した。注目されるのは、ルーブル換算の増収率が36%以上の高水準に維持されていることである。また、前年同期を上回る新規店舗増設数も評価される。
表:マグニトの主要財務指標
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指標 |
08年1Q |
09年1Q |
変化率 |
|
売上高(100万ドル) |
1154,7 |
1124,9 |
-2,6% |
|
売上高(100万ルーブル) |
28013,0 |
38168,0 |
36,3% |
|
店舗数 |
2238 |
2676 |
|
|
新規店舗増設数 |
41 |
94 |
|
|
商業面積(1000平方メートル) |
674,9 |
854,3 |
26,6% |
FINAMは、マグニトが発表した決算をポジティブに評価する。小売販売市場が10%以上の落ち込みを示している中、マグニトは、事業拡大と来店者数の増加を図ることによって、売上の増加を達成している。2009年第1四半期における既存店ベースの売上高は、ルーブル換算で14%以上増加しており、来店者数も0.37%増加している。
FINAMの計算によるマグニト普通株の2009年末時点における目標適正価格は、現在の市場株価を30%以上上回る35.2ドル/株(およそ1175.2ルーブル)。
《マグニトの会社概要》
ロシア大手食品・日用品小売会社。国内630都市に2000以上の店舗を保有。南部・中央・沿ヴォルガ連邦管区において事業を展開。7つの配給センターを含む自社物流システムを持つ。
時価総額:20億1600万
普通株の株価:28ドル/株(およそ954.9ルーブル)
週間変化率:12%
月間変化率:33.3%
年間変化率:-36.4%
2009_04_16L
セジモイ・コンチネント(SCON)、2009年第1四半期の販売実績を発表
FINAMは、セジモイ・コンチネントが発表した2009年第1四半期の販売実績を中立的に評価する。増収率が伸び悩んでいることを背景に、第1四半期における同社の収益率は大きく低下する恐れがある。
セジモイ・コンチネントは、2009年第1四半期の販売実績を発表した。当該期の増収率は11%であったが、ルーブル下落の影響で、ドル建ての売上高は、前年同期比22%超の減となった。
表:セジモイ・コンチネントの財務指標
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指標 |
08年1Q |
09年1Q |
変化率 |
|
売上高(付加価値税を含む:100万ルーブル) |
10299 |
11467 |
11% |
|
モスクワ地域 |
8381 |
9171 |
9% |
|
その他地域 |
1918 |
2297 |
20% |
|
売上高(付加価値税を含む:100万ドル) |
425 |
333 |
-22% |
|
店舗数 |
133 |
139 |
|
|
商業面積(1000平方メートル) |
166 |
182 |
10% |
全体として、FINAMはセジモイ・コンチネントが発表した今回の販売実績を中立的に評価する。セジモイ・コンチネントの売上高は伸び悩んでおり、他の食品小売事業者に大きく遅れを取っている。FINAMは、競合企業と比較して、新規店舗増設数が少ないことが増収率低下の要因であると考える。これによって、第1四半期における同社の収益率は大きく低下する恐れがある。
FINAMの計算によるセジモイ・コンチネント普通株の2009年末時点における目標適正価格は、現在の市場株価を16%以上下回る5.3ドル/株(およそ179ルーブル)。
《セジモイ・コンチネントの会社概要》
ロシア大手食品・日用品小売会社。2007年末で、127店舗を保有している。モスクワとカリーニングラードを中心に事業を展開。2004年、食品・日用品小売会社の中で、最初にIPOを実施した。
時価総額:4億7150万ドル
普通株の株価:6.29ドル/株(およそ212.4ルーブル)
週間変化率:1.7%
月間変化率:-3.7%
年間変化率:-73.6%

2009_04_10L
マグニト(MGNT)、2008年決算を発表
FINAMは、マグニトが発表した2008年決算をポジティブに評価する。同社の新規店舗開設のペースは維持されており、物流全般の最適化による効率化と相まって、同社の収益性向上に寄与するだろう。また、FINAMは、2009年における同社事業の見通しをポジティブに評価する。売上高を35%増やし、EBITDA収益率を8-8.5%に向上するという同社経営陣の目標は達成できる可能性が高いと考える。
マグニトは、2008年通期決算を発表した。今回の決算内容は、FINAMの予測を上回るものであった。新規店舗の増設(同社が当該期新設した店舗数は385店:スーパーマーケットが374店、ハイパーマーケットが11店)、並びに、既存店ベースでの売上増(22.3%増)によって、同社の売上高は大幅な伸びを示した。
表:マグニトの主要財務指標(単位:100万ドル)
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指標 |
2007 |
2008 |
2008/2007 |
|
売上高 |
3676,6 |
5347,8 |
45,5% |
|
原価 |
2946,5 |
4188,3 |
42,1% |
|
粗利益 |
730,0 |
1159,5 |
58,8% |
|
総収益率 |
19,9% |
21,7% |
|
|
EBIT |
165,6 |
312,9 |
89,0% |
|
EBIT収益率 |
4,5% |
5,9% |
|
|
EBITDA |
219,2 |
401,7 |
83,2% |
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EBITDA収益率 |
6,0% |
7,5% |
|
|
純利益 |
97,4 |
187,9 |
93,0% |
|
純利益率 |
2,6% |
3,5% |
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全体として、FINAMは、マグニトの2008年決算を極めてポジティブに評価する。仕入れシステムの改善、及び、物流全般の最適化、事業モデルの効率化によって、同社は、通期で、収益率を大幅に向上することができた。また、FINAMは、EBITDA収益率が7.5%の水準に上昇したことを評価する。
電話会議で、同社経営陣は、2009年の見通しを明らかにした。それによると、同社売上高は35%の増加を見込んでおり、収益率も年末までには8-8.5%に上昇する見通しである。新規店舗増設数の維持、及び、事業の効率化、強固な財務基盤(2008年におけるEBITDAに対する純負債は昨年と同等の0.86倍に維持された)により、マグニトは、小売セクターの中で、もっとも魅力的な企業となっている。
FINAMの計算によるマグニト普通株の2009年末時点における目標適正価格は、現在の株価を30%以上上回る28.7ドル/株(およそ974.2ルーブル)。
《マグニトの会社概要》
ロシア大手食品・日用品小売会社。国内630都市に2000以上の店舗を保有。南部・中央・沿ヴォルガ連邦管区において事業を展開。7つの配給センターを含む自社物流システムを持つ。
時価総額:16億8840万ドル
普通株の株価:23.45ドル/株(およそ796ルーブル)
週間変化率:4.2%
月間変化率:38.8%
年間変化率:-49.6%

2009_04_03L